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2026年10月第4週ヒップホップニュース|JAY-Zのハーフタイム報道、千葉雄喜『◯』、Drakeの認定30件

ヒップホップニュース58 min read
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出演者を選ぶ側にいたJAY-Zが、自分を選んだと報じられた週。HIPHOPCs週刊ヒップホップニュース第42号(2026年10月19日〜25日)。

文責:Rei Kamiya/HIPHOPCs Intelligence Unit

対象週:2026年10月19日(月)〜25日(日)|情報締切:10月25日(日)正午(日本時間)|採点:HSI-W v2.0

急ぐ人はランキングと結びへ。続報待ちの話は継続観測、短い知らせは短報、関連記事はもう一歩読むに。

今週は、誰が選び、誰が出すのかが問われる出来事が続いた。JAY-ZがSuper Bowlのハーフタイムに自分を選んだという報道。Eminemの未発表曲を売った元エンジニアの有罪答弁。所属レーベルが差し止めを求める中で出た、CordaeとAnderson .Paakのアルバム。

先週まで追ってきた話にも動きがあった。ハーフタイムの出演者は前号まで継続観測に置いてきた案件で、9月から追ってきたEminemの件は予定どおり答弁に至った。川崎のFORCE Festivalは、前号で無料配信が決まり、今週は出演者が入れ替わった。前々号で開幕を伝えた『RAPSTAR 2026』は12人に絞られ、第39号と第40号で取り上げた千葉雄喜の2曲は、新作『◯』に収まった。

ここから、HSI順に12本。


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目次

2026年10月第4週のヒップホップニュースランキング

順位ニュースHSI確度本誌
1【米】JAY-Z、Super Bowlハーフタイムに自身を選んだと報道72🟡—
2【日】千葉雄喜、アルバム『◯』(えん)を配信70🟢📍
3【米】Drake、RIAAから30件の認定。『Views』がダイヤモンドに69🟢—
4【米】Eminem未発表曲の流出、元エンジニアが有罪答弁68🟢📍
5【日】FORCE Festival 2026、本番前に出演者が入れ替わる65🟢📍
6【日】Creepy Nuts、予告なしに新曲を配信64🟢—
7【米】Cordae & Anderson .Paak、訴訟の中で共作アルバムを発売63🟢—
8【日】Tohji「apck」、「ラストシングル」と紹介された新曲61🟢📍
9【米】Gunna、Hot 100で通算100曲目60🟢—
10【米】Yung Miami、ソロデビュー作『Watch Dis!』60🟢📍
11【日】『RAPSTAR 2026』、ROOTS STAGEへ12人60🟢—
12【日】POP YOURSのEP、27AMとYELLASOMAの「JET」を収録50🟢📍

HSIは本誌の編集指数で、作品や人物の評価ではない(内訳は付録)。🟢は確認済み、🟡は一部未確認、📍はそのニュースを扱う本誌の個別記事があることを示す。


1位|JAY-Z、ハーフタイムに自分を選んだと報道──選ぶ側だった人が、選ばれる側へ

HSI 72|🟡 一部未確認(Puckの報道まで。NFL、Roc Nation、本人はいずれも認めていない)

米国時間10月20日(火)、Puckの記者Dave Brooksが、Super Bowl LXIのハーフタイムにJAY-Zが自分を選んだと報じた。複数の関係者の話としている。候補には、Miley CyrusとJustin Bieberも挙がっていたという(Puck、NBC Sports)。

Super Bowl LXIは2027年2月14日、カリフォルニア州イングルウッドのSoFi Stadiumで開かれる。

ハーフタイムの出演者を決めてきたのは、JAY-Zの会社Roc Nationだ。2019年にNFLと契約し、2024年に更新した。報酬は年500万ドルと伝えられている(NBC Sports)。2024年には、ハーフタイムの制作者Jesse Collinsが、出演者は「JAYが決める」とVarietyに話していた(Billboard Canada)。

近年はRihanna、Usher、Kendrick Lamar、Bad Bunnyと続いてきた舞台だ。報道どおりなら、そこに選ぶ側の本人が立つ。妻のBeyoncéは、2013年にハーフタイムのヘッドライナーを務めている。

NFLは過去2回、出演者を9月に発表していた(NBC Sports)。同じ週、NFLは11月の感謝祭前夜の試合のハーフタイムにU2を起用すると発表し、その試合もSoFi Stadiumで開かれる。Super Bowlの出演者についての発表は、なかった(San Francisco Chronicle)。今回は10月の後半に入っても発表がなく、本誌は前号まで継続観測に置いてきた。

報道から3日後の23日(金)、JAY-ZはそのSoFi Stadiumに立った。ニューヨーク、ロンドン、パリと回ってきたスタジアム公演「JAY-Z30」の、最後の週末の初日だ。『Reasonable Doubt』の30周年と『The Blueprint』の25周年を祝う公演で、チケットは完売していた(The Source、Complex)。

ステージは「Hovi Baby」で始まった。娘のBlue Ivyが「The Story of O.J.」と「Dead Presidents」でピアノを弾き、Scarfaceが「This Can’t Be Life」とGeto Boysの「Mind Playing Tricks on Me」で加わった。

最後はDJ KhaledとJohn Legendとの「God Did」。地元ロサンゼルスのNipsey Hussleへのトリビュートも挟んでいる(The Source、Complex)。客席にはBeyoncé、Kendrick Lamar、Rihannaの姿もあったという(Complex)。

Puckは、このSoFiの2公演で発表があり得ると書いていた。初日に発表はなかった(Rolling Out)。

本号の情報締切(日本時間25日正午)は、最終公演の開演予定時刻(米国時間24日20時)とほぼ重なる。 最終公演で何があったかは、次号で扱う。

選ぶ人が、選ばれる側に回るかもしれない。Puckは、JAY-Zの選出は長く避けられないと見られてきたと書く一方で、2013年のBeyoncé「Drunk in Love」以来、大きなヒットがないことにも触れている。発表があれば、出る人と一緒に、選び方そのものも見られることになる。

📍 出演者が決まらないまま10月に入った経緯は前号の継続観測に。9月の時点で、本誌は2月14日のハーフタイムを「まだ何も入っていない枠」として9月第3週号に並べていた。

出典:Puck:選出の報道、候補、SoFi公演での発表の可能性 / NBC Sports:報道日、契約と報酬、過去2回の発表時期 / Billboard Canada:Jesse Collinsの発言(2024年) / The Source:SoFi初日のセットリストとNipsey Hussleへのトリビュート(10月24日) / Complex:SoFi初日の共演者と客席(10月24日) / Rolling Out:初日に発表がなかったこと / San Francisco Chronicle:U2の感謝祭前夜ハーフタイムと、同じ週の発表


2位|千葉雄喜『◯』──「縁」と読ませる17曲に、海外の客演が並んだ

HSI 70|🟢 確認済み|📍本誌の対談レビュー(10月23日)

10月23日(金)0時、千葉雄喜がアルバム『◯』を配信した。読みは「えん」。全17曲だ(Real Sound、KAI-YOU)。

タイトルには、人と人とのつながりの「縁」、循環や広がりの「円」など、いくつもの意味を込めたという。ジャケットの円は、グラフィティアーティストのTOMI-Eが一筆で描いたものだ(KAI-YOU、DIGLE MAGAZINE)。

客演は海外勢が中心になった。新曲では「ありがThanx」にDiplo、「ブランド」にスペインのBb trickz、「カワサキ」にDRAM、「共有する時間」にMaleigh Zanが参加した(Spincoaster)。

既発曲では、Lil Moshpitとの「アニョハセヨ」、Juicy Jとの「スタンリー・キューブリック」、アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』のエンディング曲「死ぬか生きるか」が入っている(Spincoaster、Real Sound)。

「スタンリー・キューブリック」は第40号の6位、「死ぬか生きるか」は第39号の2位で取り上げた。この1か月で単体で聴かれてきた曲が、アルバムの曲順の中に収まった形だ。

本誌は配信と同時に、Lucieと千葉雄喜の旧友YTG/Samによる対談レビューを出した。

Samは、千葉雄喜がガヤ(アドリブ)ひとつを録るのに何度も録り直していた姿を覚えている。2人とも、新作にKOHH時代を思わせる手触りを聴いた。Lucieはそれを、1曲目「ここまで来た」の語尾を伸ばす歌い回しに見つけている。「死ぬか生きるか」については、千葉雄喜が自分の生い立ちを歌う「物語」の後に置かれたことで、アニメと切り離しても映える曲になったと話している。

客演の顔ぶれだけを見ると、話題は海外の名前に向かいやすい。対談を手がかりにすると、『◯』は声の細部と曲の並びから聴けるアルバムでもある。チャートの結果は、まだ出ていない。

📍 声と曲順から新作を読む対談は10月23日のレビューに、2人が出会った頃の話はYTG/Samのインタビューにある。海外のプロデューサーとの組み方は『Documentary』の制作クレジット全7曲ガイドで、アニメとの距離の取り方はMGKとの「JJK」考察で追える。

出典:音楽ナタリー:配信と主な収録曲(10月23日) / Real Sound:配信日時、曲数、題名の意味、既発曲と客演(10月23日) / KAI-YOU:TOMI-Eによるジャケット / Spincoaster:曲目と客演 / DIGLE MAGAZINE:ジャケットと曲数 / 本誌:対談レビュー(10月23日)


3位|Drake、RIAAから30件の認定──『Views』と2曲がダイヤモンドに

HSI 69|🟢 確認済み(30件の認定。累計の数字は報道によるもので、集計範囲は未確認)

米国時間10月23日(金)、全米レコード協会(RIAA)がDrakeの作品に30件の認定を新たに出した。Billboardなどは、これで認定ユニットの累計が3億5000万を超え、この数字を超えた初めてのアーティストになったと伝えている(Billboard、The Source、Complex)。

アルバムでは『Views』がダイヤモンド(1000万ユニット)に達し、『Take Care』に続く2作目になった(The Source、Ratings Game Music)。

曲では「Marvins Room」と「In My Feelings」がダイヤモンドに加わった。報道によると、主演と客演を合わせたダイヤモンドの曲は18曲で、アーティストとして最多の記録を自ら伸ばした。「God’s Plan」は2000万ユニット、「One Dance」は15倍プラチナに上がった(Ratings Game Music、The Source)。

5月に出した『ICEMAN』も、発売から5か月でプラチナになった(Billboard、Complex)。

なお、Drakeは2025年4月にも、アルバム、シングル、客演を合わせて5億ユニットを超えたと報じられている(Hot 97)。今回の「3億5000万」がどの範囲を数えた数字なのかは、今回の報道に説明がなく、本号でも確認できていない。2つの数字を比べたり、どちらかが誤りだと判断したりはせず、それぞれの報道の数字として記した。

翌24日、Drakeは40歳になった。前夜にはニューヨークで誕生日の会を開き、Backstreet Boysが飛び入りで歌ったという(Complex)。

チャートの順位は週ごとに入れ替わる。今週のBillboard 200では、前週2位の『HABIBTI』が6位、『ICEMAN』が10位に下がった(短報)。認定は、そうした週ごとの数字を年単位で積み上げた先に出る記録だ。Hot 100に送り込んだ曲も、通算407曲で最多のまま(Billboard、9位も参照)。

ダイヤモンドに加わった「In My Feelings」の一行は、同じ23日に出たYung Miamiの「Dear JT」にも引かれている(10位)。

📍 『HABIBTI』が前週2位に入った流れと、1位作品の通算記録は10月14日の記事に、前号の2位は第41号にある。

出典:Billboard(Yahoo掲載):30件の認定、3億5000万ユニット、各作品の認定(10月23日) / The Source:『Views』と2曲のダイヤモンド、18曲(10月23日) / Ratings Game Music:ダイヤモンドの内訳、「God’s Plan」「One Dance」(10月23日) / Complex:『ICEMAN』のプラチナ、40歳の誕生日会(10月24日) / Hot 97:客演を含めた5億ユニットの報道(2025年4月)


4位|Eminem未発表曲の流出、元エンジニアが有罪答弁──約5万ドルで売られ、800万回超アクセスされた

HSI 68|🟢 確認済み(米司法省の発表)|📍本誌の詳報(10月24日)

米国時間10月22日(木)、ミシガン州東部地区連邦地裁で、Eminemの元スタジオ・エンジニアJoseph Strange被告(48)が、著作権侵害1件について有罪答弁をした。米司法省が同日発表した。

被告は2024年7〜8月、スタジオのドライブから無断でコピーした未発表曲の音声ファイル10点以上をネットで売り、約5万ドルを受け取った。Eminem本人は、この売買を知らなかった。

司法省によると、売られたファイルはのちに一般の配信プラットフォームにも上がった。当局が特定した侵害ファイルへのアクセスは、2025年11月時点で800万回を超えている。侵害額は少なくとも75万ドルと見積もられた。地元紙The Detroit Newsによると、司法取引の合意書は「合理的な見積もり」を約100万ドルとしている。

罪名は当初2つあった。検察は有罪答弁と引き換えに、盗品の州際輸送の罪を取り下げた(The Detroit News)。量刑の言い渡しは2027年1月27日の予定で、上限は禁錮5年だ。

被告は2007年ごろから2021年まで、Eminemの音源を保存するシステムの構築と運用を手伝い、パスワード付きのドライブに手が届く立場にいた。司法省は、その「信頼された立場」を悪用したと強調している。

弁護人は、地元の連邦検察には敬意を示しつつ、ワシントンの司法省本省の発表を「誇張」だと批判した。Eminem側は今回、コメントを控えている(The Detroit News、Variety)。

合意書の説明では、ドライブの中身は、Eminemが公開を決めるまで機密のままにしておくものだった。この件で、いつ曲を出すかを決める立場にあったのはEminem本人だ。その中身を守る仕組みを作った側の一人が、中身を売った。

約5万ドルで売られた音源へのアクセスは、その後800万回を超えた。これは聴いた人の数や売上を示す数字ではない。本人が公開を決めていない曲に、それだけ繰り返しアクセスがあったという記録だ。量刑では、判事が「75万ドル以上」という見積もりと、「信頼された立場」をどう量るかが焦点になる。

📍 量刑ガイドラインのどこが効くかまで含めた詳報は10月24日の記事に、司法取引までの経緯は9月の記事に、2025年3月の告発は当時の記事にある。Eminemが表で今年最初のヴァースを聴かせたのは、2週間前の「MADARA」だった。

出典:米司法省:有罪答弁、売値、アクセス数、侵害額、量刑日(10月22日) / The Detroit News(Yahoo掲載):合意書の見積もり、罪名の取り下げ、弁護人の声明 / Variety:弁護人とEminem側の対応(10月22日) / 本誌:詳報(10月24日)


5位|FORCE Festival 2026──本番の前に、出演者が2人減り、1人増えた

HSI 65|🟢 確認済み(主催者の告知とイープラスの掲載。払い戻しの条件は未発表)|📍本誌の完全ガイド(10月24日更新)

前号の6位では、本祭のYouTube無料配信が決まったことを伝えた。今週は、本番の前に出演者が入れ替わった。

本番の4日前、10月21日(水)。主催のYZERRがInstagramライブで、Roddy Ricchの出演が見送られる見通しを話した。「本当にいきなり言われた話」だと説明し、代わりの出演者は決まったとして、返金に応じる意向も示している(本誌10月22日)。

その後、主催者はInstagramのストーリーズで、Roddy RicchとChase Bの出演が「予期せぬ事情により」キャンセルになったと告知した。10月24日に本誌が確認したイープラスの出演者欄は14組で、2人の名前はない。

23日(金)には、Quavoの出演が発表された。Migosの「Bad and Boujee」で全米1位を経験したラッパーだ。ただ、Roddy Ricchの代わりだという説明は、公式の発表にはない。

払い戻しの扱いは、まだ一つにまとまっていない。イープラスの申込画面は、出演者の変更による払い戻しを受け付けないとしている。YZERRの返金の発言はRoddy Ricchについてのもので、Chase Bの分の案内は確認できていない。対象や期間、方法の正式な案内も、24日の時点で出ていない。

締切時点の案内では、チケットの最終先行の受付期限は25日20時だった。24日18時台の確認では、GOLDは予定枚数を終え、SILVERは空席ありだった(本誌)。

前日の24日(土)には、同じ東扇島東公園で入場無料のBLOCK PARTYが開かれた。シークレットゲストはBabyface Ray。ANARCHY、BARK、C.O.S.A.、IO、¥ellow Bucks、DJ CHARI、若手の集団03-PERFORMANCEらが並び、YZERRがホストを務めた。

この日もYouTubeで無料配信され、主催者はIO、C.O.S.A.、YELLASOMAのステージ映像を公開している(本誌)。

ヘッドライナーのLil Babyには、新作『Fresh』が11月6日に出るという米国の報道がある。報道どおりなら、川崎のステージの12日後になる(本誌10月20日、継続観測も参照)。

出演者の名前は、チケットを買う理由そのものでもある。Roddy Ricchは8月の全体フライヤーで「SPECIAL GUEST」として別枠に大きく載っていた。主催者の口頭の意向と、販売画面の規約は、まだ食い違ったままだ。昨年もTrippie Reddが入国できず、出演を見送っている。2年目の運営が問われるのは、当日のステージだけではない。

本祭は25日(日)。開場11時、開演13時の予定で、公式YouTube「FORCE OFFICIAL」で12時から21時まで無料配信すると案内されていた。本号の締切(正午)は開演前のため、当日の様子は次号で扱う。

📍 出演者、チケット、シャトル、配信の最新の条件は完全ガイドに、YZERRの発言は10月22日の記事に、24日の出演者とタイムテーブルはBLOCK PARTYの記事にある。Roddy Ricchの出演が決まった日のことは8月12日の速報で読める。

出典:本誌:完全ガイド(10月24日更新) / 本誌:YZERRの発言(10月22日) / イープラス:出演者欄、受付期間、払い戻しの表記 / FORCE Festival公式:Quavoの出演(10月23日) / FORCE Festival公式:Babyface Rayの出演(10月23日)


6位|Creepy Nuts「トムとジェリーとヘイターと私」──予告なしの新曲

HSI 64|🟢 確認済み

10月21日(水)0時、Creepy Nutsが新曲「トムとジェリーとヘイターと私」を配信した。事前の告知はなく、YouTubeにはフル尺の音源も同時に上がった。作詞はR-指定、作曲はDJ松永だ(音楽ナタリー、Real Sound、Billboard JAPAN、THE FIRST TIMES)。

2人はいま、The Weekndのスタジアムツアー『After Hours Til Dawn Tour』のアジア公演にゲストとして出ている。9月19日・20日の埼玉・ベルーナドーム公演でも、スペシャルゲストを務めた(Real Sound、J-WAVE)。

2027年2月からは、全国12公演のアリーナツアー『Creepy Nuts ONEMAN TOUR 2027』が控える。オフィシャルの3次先行は、10月23日12時に受付が始まった(Real Sound)。

題名には「ヘイター」という言葉を掲げた。何に向けた曲なのかは、本人たちの言葉を待ちたい。確かなのは、タイアップの発表も配信日の予告もないまま、曲のほうが先に届いたことだ。

📍 Coachellaの舞台で「japanese」を4曲目に置いた理由は、4月第3週号で読んだ。

出典:音楽ナタリー:配信日時(10月21日) / Real Sound:配信日、作詞作曲、The Weekndのツアー、アリーナツアーと先行(10月21日) / Billboard JAPAN:突然のリリース(10月21日) / THE FIRST TIMES


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7位|Cordae & Anderson .Paak『Heavy Is The Crown』──差し止めを求める訴えの中で発売

HSI 63|🟢 確認済み(配信と提訴。差し止めについての裁判所の判断は報じられていない)

10月23日(金)、CordaeとAnderson .Paakの共作アルバム『Heavy Is The Crown』が出た。全11曲で、客演はない。ビートはJ. Cole、Swizz Beatz、9th Wonder、Conductor Williamsらが手がけた。.PaakのレーベルAPESHIT、Mass Appeal、Hi Level、EMPIREからの発売だ(Complex、Rolling Stone AU、iHeart)。

2人は2019年の「RNP」をはじめ、これまでも曲単位で共演を重ねてきた(XXL)。1枚のアルバムを丸ごと2人で作るのは、今回が初めてになる(HotNewHipHop)。

その8日前の米国時間10月15日、Cordaeが2018年に専属契約を結んだレーベルMMMG(Art@WAR)が、ニューヨークの連邦地裁に訴えを起こしていた。被告はCordaeと、EMPIRE、APESHIT、Mass Appeal。.Paak本人は名指しされていない(XXL、Billboard)。

MMMGの主張は、Cordaeはまだ契約期間中で、その間の録音の権利は自分たちにあるというものだ(XXL)。

9月に出た先行曲「A Good Day」も無断で出されたとして、著作権侵害で少なくとも500万ドル、契約違反で1500万ドル、ほかの会社による契約妨害で500万ドル、合わせて2500万ドルを求め、差し止めも申し立てた。8月には、発売すれば権利の侵害になると警告書を送っていたという(XXL)。

争点の一つは、MMMGが2025年に配信元をAtlanticからStemに移したことだ。訴状によると、Cordaeの弁護士はこれまでに、配信元が変わった時点で契約は効力を失ったと主張していたという。MMMGは、契約が定める6か月以内に新しい配信元を見つけたとしている(Billboard、XXL)。ここに書いたCordae側の主張は、訴状が伝える提訴前のやり取りで、今回の訴えへの答弁ではない。

アルバムは予定どおり出た。訴えを起こしただけでは発売は止まらない。差し止めについて裁判所が判断したという報道は、10月25日正午の時点で見当たらない。

作品を誰の名前で、誰の手から出すのか。その権利がどちらにあるかは、まだ決まっていない。曲のほうは、もう聴ける状態にある。

📍 前号の3位では、Summer Walkerの2つの訴訟を扱った(第41号)。この訴えは前号の対象期間に報じられていたが、前号では取り上げていなかった(付録の前号からの訂正を参照)。

出典:XXL:被告、請求額の内訳、警告書、差し止めの申し立て(10月19日) / Billboard:提訴と配信元をめぐる主張(10月16日) / Complex:配信と制作陣(10月23日) / Rolling Stone AU:レーベルとプロデューサー(10月23日) / iHeart:客演なしの11曲、発売時点の訴訟(10月23日) / HotNewHipHop:初の共作アルバム、曲目(10月23日)


8位|Tohji「apck」──「ラストシングル」と紹介された曲に、別れの言葉はなかった

HSI 61|🟢 確認済み|📍本誌のWeekly J-Rap(10月24日)

10月21日(水)、Tohjiが新曲「apck」を配信した。2分42秒。作曲とプロデュースは、8月の「Amelie」と同じTohji、Le Makeup、RY0N4の3人だ。

22日18時にはMVも公開された。スペースシャワーTVは、同じ日の24時から特別番組を放送すると告知していた(TuneCore Japan、KAI-YOU、本誌)。

Apple Musicは、この曲を「ラストシングル」と紹介している。Tohjiは2026年で音楽活動を終えると発表しており、11月17日(火)に東京ドームで「Tohji Last Live “TOKYO MALL”」を開く。

一方、本人がXで出した告知は「New Single」とだけ書いたもので、最後を思わせる言葉はなかった。曲の中にも、別れや感謝の言葉は出てこない。会員制のクラブの招待状を差し出しながら、入れるかどうかははぐらかす。ファミレスと高級焼肉を行き来し、ノリでハワイまで行ってしまう。そういう曲だ(本誌)。

東京ドームの公式サイトでは、2度の抽選先行を締め切り、11月1日までの先着先行を受け付けている。Tohjiは8月のX投稿で、引退を発表した当初は、小さなクラブで近い人とだけ最後のライブをするつもりだったと振り返っていた(本誌)。

本誌のレビューは、歌詞の会員制クラブを、その最初の構想と重ねて読んだ。現実のTohjiは東京ドームの大きさまで門を広げ、迷っている人の背中を押している。歌の中では、まだ招待状を配って迷わせている。「ラストシングル」と紹介された曲に、別れの言葉は書かれていなかった。

📍 歌詞の読み解きは10月24日のWeekly J-Rapに、同じ3人で作った8月の曲は「Amelie」の記事に、東京ドーム公演が決まった夜のことは8月第2週号にある。

出典:本誌:歌詞の読み解き、本人の告知、公演情報(10月24日) / TuneCore Japan:公式クレジット / Apple Music:「apck」 / KAI-YOU:スペースシャワーTVの特別番組の告知(関連記事欄) / Tohji Last Live公式サイト


9位|Gunna、Hot 100で通算100曲目──最初の1曲は、Lil Babyの曲への客演だった

HSI 60|🟢 確認済み(Billboardの集計)

米国時間10月20日(火)、Billboardは、Gunnaの新曲「Pop It」が10月24日付のHot 100に55位で初登場したと伝えた。Gunnaにとって通算100曲目のチャートインで、68年のHot 100の歴史で100曲に届いたのは25組目になる(Billboard)。

今年100曲に達したのは、J. Cole、Ariana Grande、Rod Waveに続いて4組目。集計週(10月9日〜15日)の米国でのストリーミングは460万回、ラジオの聴取者数は470万だった(AllHipHop、Billboardの数字を引用)。

最初のチャートインは2018年6月、Lil Babyの「Life Goes On」への客演だった(Billboard)。そのLil Babyは、25日の川崎のFORCE Festivalでヘッドライナーとして発表されている(締切時点)。

「Pop It」は、次のスタジオアルバム『Splurge』の先行曲で、Billboardは7作目と紹介している。10月9日、Atlantic Music Groupと組んだ自身のレーベルの立ち上げと同じ日に出た。

MVには、レーベルSB THE LABELの最初の所属アーティストと、テニスのCoco Gauffが出ている。レーベルを率いる立場になって、2週間たらずでの記録だった(Billboard、AllHipHop、Ratings Game Music)。

📍 YSL裁判を経たGunnaが新レーベルを立ち上げた週は第40号の2位に、Young Thugとの関係の推移はYoung ThugとGunnaの解説にある。

出典:Billboard:100曲目、25組目、今年4組目、『Splurge』(10月20日)(本号ではRap Industryに転載された全文で確認) / Billboard:Hot 100で100曲以上を記録した全アーティスト / AllHipHop:集計週の数字、レーベルの立ち上げ日、MV(10月21日) / Ratings Game Music:SB THE LABEL


10位|Yung Miami『Watch Dis!』──ソロデビュー作の19曲目は、元相方JTへの手紙

HSI 60|🟢 確認済み|📍本誌のWeekly Song(10月25日)

10月23日(金)、City GirlsのYung Miamiが、ソロデビュー作『Watch Dis!』を出した。全21曲で、新しい所属先のUptown Recordsからの発売だ。客演にはTravis Scott、Summer Walker、Bryson Tiller、Quavo、G Herboらが並ぶ(VIBE、本誌)。

今年の先行曲「Spend Dat」はHot 100で最高17位まで上がり、Rap Airplayなどでは1位になった(Complex)。アルバムでは4曲目に入っている(Remixd Magazine)。

19曲目の「Dear JT」は、発売前に出た曲目では宛名が伏せられ、「Dear —」となっていた(HotNewHipHop)。中身は、City Girlsで組んできた元相方JTへの手紙だ。

フックは、Diana RossがMarvin Gayeに捧げた追悼曲「Missing You」から借りている。2018年にDrakeが2人の名を呼んだ「In My Feelings」の一行も、歌詞に引かれた(本誌)。その「In My Feelings」は、発売と同じ23日にRIAAのダイヤモンド認定を受けている(3位)。

2人は2024年4月にX上で言い合い、その後、グループとしての活動を休んでいる(Variety)。Yung Miamiは発売前の取材で、JTと最後に話したのは2年ほど前だと答え(Complex)、この曲をJTに事前に聴かせていないとも話した(Hot 97)。

追悼の歌の言葉を、まだ返事ができる相手に向け直している。JTが返すかどうかは、まだ分からない。

同じ23日の金曜日には、Cordae & Anderson .Paak『Heavy Is The Crown』(7位)、John Legend & Pharrell Williams『Muse』なども並んだ(短報)。

📍 歌詞と借りてきた2つの言葉の読み解きは10月25日のWeekly Songに、宛先のJTのソロ曲は「No Hook」のレビューに、City Girlsが出てきた南フロリダはRap Atlas US:マイアミにある。

出典:本誌:歌詞、クレジット、2人の経緯(10月25日) / VIBE:レーベルと客演(10月23日) / Complex:「Spend Dat」のHot 100最高17位とラジオでの1位(10月3日) / Remixd Magazine:曲数、客演、「Spend Dat」の位置(10月23日) / HotNewHipHop:発売前のトラックリスト / Complex:JTと最後に話した時期(10月17日) / Hot 97:曲を事前に聴かせていないこと(10月23日)


11位|『RAPSTAR 2026』、ROOTS STAGEへ12人──1万2953人の応募から、15歳が2人残った

HSI 60|🟢 確認済み(番組の発表)

10月24日(土)に配信された『RAPSTAR 2026』の最新回で、次の審査「ROOTS STAGE」に進む12人が発表された。SELECTION CYPHERに進んだ40人からの選抜だ(音楽ナタリー)。

1位はAlmond_Eye(15歳)。以下、Dumbperson、S TILL I DIE、MADEINBEN10、Will Support、BabyNyca、Kee Rooz、wood pure luvheart、Saggypants Shimba、TellU(TellHer)TellU-5と続き、AI jackyとwill awayが同率の11位で通過した。will awayも15歳だ(音楽ナタリー、SLUMHOODSTAR。年齢は発表画像の記載による)。

7位のKee Roozは、2025年の同じ番組で評価を得ながら途中で辞退した21歳で、9月にその理由を明かす曲「懺悔」を出している(音楽ナタリー)。

3位のS TILL I DIEについては、渋谷clubasiaで「EXODUS」「BLOCK」を主催するNevalOneが、10月20日公開の本誌インタビューで、近くで活動を見てきたアーティストの一人に挙げ、「ラップスタア獲るんじゃないですか」と話していた。

クラブの主催者が現場で見てきたラッパーが、番組でも次の段階に進んだことになる。今回の通過はその期待に対する途中の結果で、優勝が決まるのは12月29日の決勝だ。

同じインタビューでNevalOneは、ABEMAやラップスタアの影響がシーンのほぼ全体に及んでいるとし、受ける恩恵の方が圧倒的に大きいとしながらも、「一強」が続くのは健全とは言えない気もすると話している。

4位のMADEINBEN10は、同じ24日、川崎のBLOCK PARTYに03-PERFORMANCEの一員として名前が告知されていた(5位参照)。

40人によるSELECTION CYPHERの音源8曲は、25日0時に配信すると案内された。

次の「ROOTS STAGE」では、番組がそれぞれの地元や生い立ちに密着し、参加者は新しいビートで曲を披露する。ここから次に進めるのは8人だ(SLUMHOODSTAR)。

1万2953人の応募から、15歳が2人残った。決勝の『STARZ 2026』は12月29日、有明アリーナで開かれる。賞金は1000万円だ。

📍 応募者数、賞金、決勝の券種と価格は第40号の5位にまとめた。S TILL I DIEをクラブの現場から見てきた話は、NevalOneのインタビューにある。

出典:音楽ナタリー:ROOTS STAGE進出者、サイファー音源の配信(10月24日) / 音楽ナタリー(Yahoo!ニュース掲載):順位 / SLUMHOODSTAR:12人と年齢、ROOTS STAGEの内容 / 音楽ナタリー:Kee Roozの経歴(10月5日) / 本誌:NevalOneインタビュー(10月20日公開、聞き手・佐藤杜美)


12位|POP YOURSのEP『Golden Age』──27AMとYELLASOMAの新曲「JET」

HSI 50|🟢 確認済み(主催者の発表)|📍本誌の個別記事(10月21日)

POP YOURS初のツアーに合わせたEP『POP YOURS presents Golden Age』が、10月23日(金)0時に配信と案内された。全4曲で、新曲は27AMとYELLASOMAの「JET」。プロデュースはNosh、ミックスとマスタリングはashtrayyだ(主催者のスペースシャワーネットワーク、本誌)。

ほかの3曲は既発で、Kianna、HARKA、AOTO、Sieroの「STARLIGHT」、HARKAとGam Ballの「MVP」、Kianna、Siero、Yog*の「goldenblue」が入る。

川崎出身の27AMは、4月の「PASSO」で注目された。福島県相馬市出身のYELLASOMAは、地元の言葉の響きをそのまま歌に使ってきた。本誌が提供を受けた歌詞資料では、YELLASOMAのパートにも27AMの曲と同じ車、パッソが出てくる。稼ぎが変わっても、暮らしの感覚は同じ速さでは変わらない。2人の曲は、そこで重なる(本誌)。

翌24日、YELLASOMAは川崎のBLOCK PARTYに03-PERFORMANCEの一員として立ち、主催者がそのステージ映像を公開した。27AMも03-PERFORMANCEの告知に名前があった(本誌)。

ツアーの東京公演は11月3日(火・祝)、Zepp Shinjukuで、チケットは完売している。

📍 4曲の制作陣と2人の経歴は10月21日の記事に、既発曲「goldenblue」の歌詞はWeekly J-Rapにある。27AMはRap Atlas 神奈川編、YELLASOMAは仙台・東北編でも紹介した。

出典:本誌:収録曲、制作クレジット、歌詞資料、東京公演(10月21日) / POP YOURS公式X:配信日時の告知(10月19日) / Golden Age Tour公式サイト


継続観測

公式の答えがまだ出ていない話。順位には入れず、ここで追い続ける。

Cordaeの契約訴訟──差し止めの申し立ては、どう扱われるか

🔴 観測|順位外(アルバムの発売は7位で採点済み)

MMMGは、2500万ドルの賠償とあわせて差し止めを求め、陪審による審理も求めている(XXL)。アルバムは10月23日に出たが、裁判所が差し止めについて判断したという報道は、締切の時点で確認できていない。今回の訴えに対するCordae側やEMPIRE、Mass Appealの答弁も、締切の時点では報じられていない。XXLは、EMPIREとMass Appealにコメントを求めたと記している。

Lil Baby『Fresh』──11月6日か、11月4日か

🔴 観測|順位外

HotNewHipHopは、Lil Babyの新作『Fresh』が11月6日に出ると伝えた。Complexも記事本文では11月6日としているが、Complex MusicのX投稿は11月4日だった。本人やレーベルの正式な発売告知は、本誌では確認できていない(本誌10月20日)。

本人が出したというホワイトボードには、FutureとYoung Thugとの「All My Patnas」、Rylo Rodriguezとの「In Your Head」などが並ぶ。2025年の『The Leaks』は、9月5日と告知された後、12月3日に出た。23日には、Jacquees「Lick Back」のリミックスに客演している(HotNewHipHop)。

📍 曲目と日付の食い違いは10月20日の記事に。Lil Baby、Future、Young Thugの地元はRap Atlas US:アトランタでたどれる。

出典:本誌(10月20日) / HotNewHipHop:10月23日のリリース一覧

FORCE Festival──Roddy RicchとChase Bの分の払い戻し

🔴 観測|順位外

YZERRは10月21日のInstagramライブで、Roddy Ricchの出演見送りについて返金に応じる意向を話した。一方、イープラスの申込画面は、出演者の変更による払い戻しを受け付けないとしている。Chase Bについての返金の案内は確認できていない。

対象の券種、返金額、受付期間、申請の方法は、24日の時点で公式に示されていない。買った人は、主催者とイープラスの案内を確かめてほしい。

📍 発言と確認できていない条件は10月22日の記事に。


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国内ウォッチ──次の日付

Polo GとLil Tjay──26日、大阪でもう一度

FORCE FESTIVAL PRESENTS「AFTER LIVE SHOW」は10月26日(月)、Zepp Osaka Baysideで開かれる。10月24日確認のイープラス掲載は、Polo G、Lil Tjay、G-KID、Jin Dogg、MIKADO、Tiji Jojo、YOU THUG、YZERRの8組。開場17時、開演18時で、受付は26日19時まで(本誌)。

📍 券種と料金は大阪公演の記事に。

MAGIC CITY TOKYO──25日23時、新宿で

本祭の公式アフター「MAGIC CITY TOKYO」は、25日(日)23時から翌朝4時30分まで、新宿ZEROTOKYOで開かれる予定だ。Hoodrich Pablo Juanのライブ出演が発表されている。本祭とは別料金で、20歳以上が対象だ(本誌)。

📍 入場の条件はMAGIC CITY TOKYOの記事に。


短報──この週に出た曲、届いた知らせ

国内

  • YAO「ありふれた世界の果てに」MV。Awich、CHICO CARLITO、ONE OK ROCK、Paleduskによるプロジェクトの2ndシングルのMVが、10月22日20時に公開された。全編を沖縄で撮り、宮沢氷魚、森カンナ、山田孝之が出演している。曲は9月4日に配信済み(Real Sound)。📍 4組の役割はYAOの解説に。
  • Yu Seki & Yohji Igarashi「Stones」feat. Watson。King Gnuの勢喜遊とYohji Igarashiのユニットが、Watsonを迎えた新曲を10月21日に配信した。勢喜遊とWatsonがともに徳島県出身であることから実現した共演で、Watsonは23日の大阪から始まった2人のワンマン全4公演にもゲストで出る(E-TALENTBANK(Yahoo!ニュース掲載)、Real Sound)。
  • KUROJI「(株)」。2ndアルバムからの先行曲を10月21日に配信した。プロデュースは、『RAPSTAR 2026』のSELECTION CYPHERに進んだksr:3(音楽ナタリー)。
  • MFS「JumpingDa」。長く親交のあるCH.0と初めて組んだシングルを、10月23日に配信した(Real Sound)。
  • Number_i、初の5大ドームツアーが開幕[参考]。ワールドツアーの日本公演「Number_i LIVE TOUR No.III」が、10月24日の札幌・大和ハウス プレミストドームから始まった(Real Sound)。
  • Skaai「BOSS」。レーベルを率いる立場の言葉と、FR WIFIの4人の仕事を本誌のWeekly J-Rapで読んだ(本誌、10月20日)。

海外

  • Billboard 200(10月24日付)。Taylor Swift『The Life of a Showgirl』が15週目の1位で、8万7000ユニット[参考]。前週2位のDrake『HABIBTI』は6位、『ICEMAN』は10位だった(Billboard、Billboard Canada)。
  • Hot R&B/Hip-Hop Songsで最多の32週目[参考]。Bruno Mars「I Just Might」が、Kendrick LamarとSZA「Luther」と並んでいた記録を抜いた。このチャートがジャンル唯一の曲チャートになった1958年10月以来、最も長い1位になる(Billboard、10月24日付)。
  • Cardi B、NPRの「Tiny Desk Concert」に初出演。米国時間10月19日に公開された。「Hello」から「Bodak Yellow」「I Like It」まで8曲を、Adam Blackstoneが音楽監督を務めるバンドと演奏した。NPRの担当者は、オフィスに集まった観客が過去最大級だったと書いている(NPR(WAMC掲載))。
  • Megan Thee Stallion、Victoria’s Secretのショーで「Her」と「Body」。米国時間10月18日、ロサンゼルスで開かれた2026年のファッションショーに出演し、翼をつけてランウェイを歩いた。本人は9月、出演を「夢がかなった」と告知していた(Revolt)。
  • 10月23日のリリース。Cordae & Anderson .Paak(7位)、Yung Miami(10位)のほか、John Legend & Pharrell Williams『Muse』、Yeat『LUH LEAKYZ VOL. 1』、Skeptaの「Pandora’s Box」、EsDeeKid『Bandit』、Che Noir『It Takes A Village』、Bruiser Wolf & Conductor Williams『Ain’t Got Time』、Shabazz Palaces『It’s a Style Sport』などが並んだ(HotNewHipHop、Essence)。週末にかけて、YGとTy Dolla $ignの「Relax (2009)」、French MontanaとMax B、Stove God Cooksの「Live and Die」、Wiz Khalifa「The Calm」も出ている(Ratings Game Music:YG & Ty Dolla $ign、French Montana、Wiz Khalifa)。
  • Ye、ジャカルタで初公演。10月24日(現地)、Gelora Bung Karno Main Stadiumで、インドネシアで初めての単独公演を開いた。「King」で始め、約30曲を披露したという(Tempo(Antara配信))。📍 日本向けの割引と、Yeの過去の反ユダヤ的な言動への批判は10月9日の記事に。
  • 南アフリカ、AKA殺害事件の公判で証人が脅迫を訴え。2023年2月にダーバンで撃たれて亡くなったラッパーAKA(Kiernan Forbes)と友人Tibzの事件で、7人の被告の公判が10月からダーバン高裁で続いている。現地時間10月20日には、空港の監視映像を扱った証人が、証言の後に脅迫のメッセージを受けていたことが法廷で明かされた(TimesLIVE、EWN)。
  • Statik Selektah「Champagne Wishes」。Freddie Gibbsとの再会をつなぐ3人の共演史を、本誌のWeekly Songで読んだ(本誌、10月20日)。

結び|誰が選び、誰が出すのか

JAY-Zは、出演者を選ぶ側から、自分を選んだと報じられた。Eminemの未発表曲を本人の知らないところで売った元エンジニアは、2年後の今週、罪を認めた。CordaeとAnderson .Paakのアルバムは、録音の権利は自分たちにあると訴えるレーベルの前で、予定どおり出た。Creepy Nutsの新曲は、予告のないまま本人たちの名義で届いた。川崎では出演者が入れ替わり、『RAPSTAR 2026』は40人から12人を選んだ。

選ぶ人、出す人、出す権利を主張する人。今週は、その線がどこに引かれているかが、いくつもの場所で問われた。

本号の締切は、FORCE Festival 2026の開演前だった。川崎の本祭と、JAY-ZのSoFi最終公演で何があったかは、次号で確かめる。米国では26日、Yella Beezyの公判が陪審の選定から始まる予定だ。


よくある質問

Q. JAY-ZはSuper Bowl LXIのハーフタイムに出る?
A. 2026年10月20日(米国時間)にPuckが報じたが、10月25日正午(日本時間)の時点で公式発表はない。Super Bowl LXIは2027年2月14日、SoFi Stadiumで開かれる。

Q. 千葉雄喜の新作『◯』はいつ出た? 客演は?
A. 2026年10月23日配信の全17曲で、読みは「えん」。Diplo、Juicy J、Lil Moshpit、Bb trickz、DRAM、Maleigh Zanが参加している。

Q. DrakeのRIAA認定は、何が新しかった?
A. 2026年10月23日(米国時間)に30件の認定を受け、『Views』と「Marvins Room」「In My Feelings」がダイヤモンドに加わった。Billboardなどは、累計が3億5000万ユニットを超えた初のアーティストになったと報じたが、この数字の集計範囲は報道に説明がない。

Q. Eminemの未発表曲流出で、元エンジニアは何を認めた?
A. 2026年10月22日(米国時間)、未発表曲を約5万ドルで売った著作権侵害1件を認めた。量刑の言い渡しは2027年1月27日の予定。

Q. FORCE Festival 2026の出演者は変わった? 払い戻しは?
A. Roddy RicchとChase Bがキャンセルになり、Quavoが加わった。YZERRはRoddy Ricchの分の返金に応じる意向を話したが、10月24日時点で正式な案内はなく、イープラスの申込画面は出演者変更による払い戻しを受け付けないとしている。

Q. Cordaeはなぜ訴えられた? アルバムは出た?
A. 2018年に専属契約を結んだレーベルMMMGが、契約はまだ有効だとして2500万ドルの賠償と差し止めを求めた。アルバム『Heavy Is The Crown』は2026年10月23日に予定どおり出た。

Q. Tohjiの「apck」はラストシングル? 東京ドーム公演はいつ?
A. 「ラストシングル」はApple Musicの紹介文で、本人の告知は「New Single」だった。ラストライブは11月17日(火)、東京ドーム。先着先行は11月1日まで。

今後の注目日程

予定は変わることがある。「確認」欄の「前号から」は、前号の日程表から引き継ぎ、今回は確かめ直していないもの。

日付内容確認
10月24日(米国現地)JAY-Z30、SoFi Stadiumの最終公演(日本時間25日正午の開演予定)。確認済み
10月25日FORCE Festival 2026(東扇島東公園。開場11:00、開演13:00。YouTube無料配信12:00〜21:00)。最終先行は20:00まで(イープラス)。MAGIC CITY TOKYO(新宿ZEROTOKYO、23:00〜翌4:30)。『LYRICADE』(渋谷WWW/WWW X/WWWβ)。確認済み(LYRICADEは前号から)
10月26日Polo G & Lil Tjay「AFTER LIVE SHOW」、Zepp Osaka Bayside(開場17:00、開演18:00。受付は19:00まで)。確認済み
10月26日(米国現地)Yella Beezyの公判、陪審選定から(ダラス)。前号から
10月26日 23:59BMSG FES’26のPPV見逃し配信が終了(Prime Video)。前号から
10月27日以降の日程を開く
日付内容確認
10月30日Kiii × SHEEF THE 3RD、江ノ島オッパーラ。前号から
11月1日Tohji「TOKYO MALL」の先着先行が締切(公式サイト)。確認済み
11月3日POP YOURS presents Golden Age Tour 東京公演、Zepp Shinjuku(完売)。確認済み
11月4日または6日(米国現地)Lil Baby『Fresh』発売と報道。表記に食い違いがあり、公式告知は未確認。🔴観測
11月4日(米国現地)Lil Durk、保釈審理。前号から
11月5日(米国現地)Takeoff殺害事件、Patrick Xavier Clarkの公判開始予定。前号から
11月6日BUPPON、初のワンマン。前号から
11月11日ちゃんみな『LEGEND』配信。「田我流ノ日」at WWW(完売)。DJ ONEWAY「BOBSON」7インチ発売。前号から
11月13日AKLO × ZORN『A2Z 2026』、東京ガーデンシアター。DJ KRUSH『TOKYØHUM』ツアー初日(仙台SHAFT)。前号から
11月16日(米国現地)第69回グラミー賞のノミネート発表。前号から
11月17日Tohji Last Live “TOKYO MALL”、東京ドーム。確認済み
11月19日『GTA VI: The Album』(34曲)配信開始。ゲーム本体と同日。前号から
11月20日同作のフィジカル発送開始。GADORO「独り言」見逃し配信終了。前号から
11月29日Rock The Bells Festival(米国現地、ニューアーク)。tofubeats、Kanadevia Hall。Daichi Yamamoto『Hakka』広島(中村佳穂)。前号から
12月10日 23:59戦極MCBATTLE第43章、ABEMAの見逃し配信が終了。前号から
12月16日ちゃんみな『LEGEND』CD発売。前号から
12月29日『STARZ 2026』(RAPSTAR 2026 FINALS)、有明アリーナ。確認済み
2027年1月4日OZROSAURUS「THE HARBOR’S FUTURE」、横浜BUNTAI。『ROLLIN’045』2LPを数量限定で先行販売。前号から
2027年1月6日『ROLLIN’045』2LP、タワーレコード限定で発売。前号から
2027年1月13日JASS「Shake feat. KOH, JNK / 雲煙飛動」7インチ発売。前号から
2027年1月27日(米国現地)Joseph Strange被告の量刑言い渡し予定(ミシガン州東部地区連邦地裁)。確認済み
2027年2月〜Creepy Nuts ONEMAN TOUR 2027(全国12公演のアリーナツアー)。確認済み
2027年2月7日(米国現地)第69回グラミー賞授賞式。前号から
2027年2月11日・13日、3月13日田我流 ONE MAN LIVE TOUR 2027(東京・大阪・沖縄)。前号から
2027年2月14日(米国現地)Super Bowl LXI、SoFi Stadium。ハーフタイムはJAY-ZとPuckが報道、公式発表は未確認。確認済み(報道の範囲)
2027年5月4日・5日GADORO 2DAYS ONEMAN LIVE「我泥」、マリンメッセ福岡B館。前号から
2027年8月(米国現地)Lil Durk、VICARと銃器の訴因をめぐる公判(8月30日とする報道あり)。前号から
2028年3月2日Diddyの出所予定日(BOPの記録としての報道。3月8日とする報道もある)。前号から

本誌で、もう一歩読む

本誌の取材・レビューから

テーマで読む

個別記事へは、各項目の📍から進める。テーマごとに続けて読むなら、次の順がよい。

  • 選ぶ人と、選ばれる人──1位、9位、11位
  • 曲が世に出るまで──4位、6位、7位、8位。契約と権利をめぐる争いは、前号のSummer Walkerの訴訟から2週続いている。
  • 積み上がる数字──3位、9位
  • 10月25日、川崎へ──5位、12位。当日の配信の見方は、本文で触れていない無料YouTube配信の記事にある。
  • 千葉雄喜を聴く──2位

今週(10月19日〜25日)に出した記事

12本の一覧を開く

前号まで

はじめて読む人は、USヒップホップガイドと日本語ラップガイドから入ると、本号に出てくる名前の背景がつかみやすい。


付録:HSIの採点と編集メモ

採点の内訳、前号からの訂正と見通しの検証、選定と出典の扱い、更新ログを開く

前号からの訂正

前号(第41号)は、米国時間10月15日に提訴され、Billboardが16日に報じたCordaeへの2500万ドルの訴えを取り上げていなかった。前号の対象期間内に報じられた出来事で、選定漏れにあたる。本号では、訴えの中でアルバムが予定どおり出た今週の出来事として、7位で採点した。前号の本文には、ほかに訂正が必要な誤りは見つからなかった。前号の公開後に変わった日程と出演者は、下の検証表に記した。

前号の見通しの検証

前号(第41号)で「未確認」「予定」として示した事項の、本号の情報締切時点での状態。

前号の記載本号締切時点
Super Bowl LXIハーフタイム出演者:未公表Puckが10月20日(米国時間)にJAY-Zと報道。NFL、Roc Nation、本人は締切時点で認めていない(本号1位)
10月24日付Billboard 200の上位10作(米国時間10月18日発表)Taylor Swiftが15週目の1位(8万7000)。Drake『HABIBTI』は2位から6位、『ICEMAN』は10位(短報)
FORCE本祭の出演者(前号の記述:Lil Baby、Roddy Ricch、Polo G、Lil Tjay、YZERRら)Roddy RicchとChase Bがキャンセル、Quavoが追加。イープラス掲載は15組から14組に(本号5位)
FORCE最終先行:10月24日23:59締切(前号から)受付期間が10月25日20:00までに変わっていた(本誌10月22日の再確認)
Polo G & Lil Tjay大阪の最速先着:10月25日23:59締切受付期間が10月26日19:00までに変わっていた(同上)
Joseph Strange:10月22日に有罪答弁の予定予定どおり答弁。量刑の言い渡しは2027年1月27日の予定(本号4位)
JAY-Z30、SoFi Stadium:10月23日・24日23日の初日は実施(本号1位)。24日の最終公演は、締切とほぼ同時刻の開演予定
Ye:10月24日にジャカルタ、日本時間22時開始実施。「King」で始め、約30曲(短報)
10月23日:Anderson .Paak & Cordae、John Legend & Pharrellの新作どちらも配信を確認。Cordae & Anderson .Paakの作品は、所属レーベルが差し止めを求める中での発売だった(本号7位、短報)
Diddy民事訴訟:10月19日に代理人体制の状況報告期限本号では確認していない
e5『感情線』(10月20日)、gb「SMILE IN YOUR FACE」(10月21日)本号では確認していない
Rick Ross:10月22日に罪状認否の予定本号では確認していない
Yella Beezy:10月26日に陪審選定変更の報道は確認していない(日程)
ComplexConの負傷事件:逮捕者は未公表本号では新たな報道を確認していない
Lil Durk:11月4日に保釈審理、Takeoff殺害事件:11月5日に公判開始予定本号では再確認していない

HSIの採点内訳(12項目)

HSI-W(週次評価値)v2.0。注目度(ATT)×0.35、市場インパクト(MKT)×0.35、文化的意義(CULT)×0.30で算出する。作品の優劣や人物の価値を採点するものではない。各軸は5点刻みの基礎点のみで付け、1〜2点の微調整は行っていない。表示は四捨五入した整数、順位は丸め前の値で決める。確度は🟢確認済み/🟡一部未確認・主張対立/🔴観測の3段階で、見出しに書いた出来事の確認状況を示す。付随する未確認の情報は本文で示し、採点に含めない。

順位ニュース確度ATTMKTCULT算出値表示HSI
1JAY-Z、ハーフタイムに自身を選んだと報道/JAY-Z30 SoFi初日🟡90557071.7572
2千葉雄喜『◯』配信🟢75607569.7570
3Drake、RIAA認定30件(累計3億5000万ユニット超と報道)🟢80705569.0069
4Eminem未発表曲流出、元エンジニアが有罪答弁🟢75508067.7568
5FORCE Festival 2026、出演者変更と前日の無料BLOCK PARTY🟢65706065.2565
6Creepy Nuts「トムとジェリーとヘイターと私」配信🟢70606063.5064
7Cordae & Anderson .Paak『Heavy Is The Crown』、訴訟の中で発売🟢70556563.2563
8Tohji「apck」配信🟢60507561.0061
9Gunna、Hot 100通算100曲目🟢65605560.2560
10Yung Miami『Watch Dis!』🟢65605560.2560
11『RAPSTAR 2026』ROOTS STAGE進出12人🟢65506559.7560
12POP YOURS『Golden Age』、27AM×YELLASOMA「JET」🟢50455549.7550

採点の根拠

本号でも、YouTube・Spotify等のA層データは項目ごとに取得していない。ATTは下表の報道・資料をB層(主要媒体の取り上げ範囲)として確認し、その範囲で付けた。外部の報道が一次発表と本誌記事に限られる項目は、ATTを65以下に置いた。MKTでは、方法論に従い、訴訟や捜査の進行そのものを加点の理由にしていない。

順位ATTの根拠MKTの根拠
1Puck、NBC Sports、Fox News、The Daily Beast、USA TODAY(Yahoo掲載)、Complex、TheGrio、Rolling Out、The Source55。報道段階で、出演は確定していない。JAY-Z30のSoFi公演は既定の興行で、新たな市場の動きとしては数えていない
2Real Sound、KAI-YOU、Spincoaster、DIGLE MAGAZINE、アニメ!アニメ!、超!アニメディア、8and60。全17曲のアルバム配信。チャートは未判明。下の「チャート前のアルバムの基準」の55に、Netflixで世界配信中のアニメのエンディング曲「死ぬか生きるか」の収録を1段加えた
3Billboard(Yahoo掲載)、The Source、Complex、HotNewHipHop、Ratings Game Music、Just Jared70。30件の認定(『Views』と「Marvins Room」「In My Feelings」のダイヤモンド、『ICEMAN』のプラチナを含む)。累計3億5000万ユニットという報道の数字は、集計範囲が未確認のため根拠に使っていない。過去の消費を後から数えた記録で、今週の新たな売上ではないため、75ではなく70に置いた
4米司法省、Variety、The Detroit News、CBS Detroit、FOX 2 Detroit50。答弁という手続きの進行は加点していない。侵害額の見積もり(75万ドル以上)は記録として示した
5主催者のInstagram、イープラス。外部の報道は本誌記事に限られる70。チケットの価値と払い戻しに関わる出演者の変更、出演者の追加、2日間の無料配信、前日の無料イベント。来場者数や売上は未公表
6音楽ナタリー、Real Sound、Billboard JAPAN、THE FIRST TIMES60。単独シングル(アンカー50前後)に、全国12公演のアリーナツアーの先行受付と、海外スタジアムツアーへの帯同を加味した。曲のチャートは未判明
7Billboard、XXL、Complex、Rolling Stone AU、Digital Music News、The Source、iHeart、HotNewHipHop、VIBE、Essence55。全11曲の共作アルバム。チャートは未判明(下の基準どおり)。請求額2500万ドルと差し止めの申し立ては記録として示し、加点していない
8Apple Musicの紹介文、TuneCore Japan、本人のX、KAI-YOU、本誌50。単独シングル(アンカー50前後)
9Billboard、AllHipHop、Ratings Game Music、Rap Industry60。Hot 100で55位初登場、集計週のストリーミング460万回。新作アルバムの先行曲
10Complex、Hot 97、HotNewHipHop、VIBE、Essence、The Source、Ratings Game Music、Remixd Magazine、iHeart、Apple Music60。全21曲のソロデビュー作。チャートは未判明。下の基準の55に、先行曲「Spend Dat」のHot 100最高17位(Complexの原文で確認)を1段加えた
11音楽ナタリー(Yahoo!ニュース転載)、SLUMHOODSTAR50。サイファー音源8曲の配信と、賞金1000万円の番組の進行。視聴数は未取得
12主催者の発表、本誌45。新曲1曲を含む4曲のEP。東京公演の完売は記録として示した

チャート前のアルバムの基準

本号では、発売直後でチャートがまだ出ていないアルバムが3作ある(2位、7位、10位)。この3作のMKTは、同じ基準で付けた。基準は55。発売前の収録曲に、具体的な順位まで確かめられたチャート実績(公式チャート、または主要媒体の原文で確認したもの)か、全国・世界規模のタイアップがあれば、1段(5点)上げる。順位の書かれていない「上位に入った」などの記述や、要約だけで確かめた数字は、加点に使わない。初週の数字が出るまでは、通常規模のアルバム(70前後)には届かせない。本号限りの基準ではなく、次号以降もチャート前のアルバムにはこの基準を使う。

過去の実績の扱いも決めておく。アルバムの収録曲は、そのアルバムという今週の出来事の一部なので、既発曲のタイアップやチャート実績も、その作品の市場規模を見積もる材料として数える。一方、今週の出来事の一部ではない別の出来事は、過去号で採点済みのものとして数えない。9位のGunnaで、10月9日のレーベル設立(第40号で採点)を加点していないのはこのためだ。2位の「死ぬか生きるか」も、第39号ではタイアップの決定そのものを出来事として採点した。本号では、その曲がアルバムに入ったことを、アルバムの規模を見積もる材料として使っている。同じ事実を、出来事として二度採点してはいない。

  • 2位:Netflixで世界配信中のアニメのエンディング曲「死ぬか生きるか」を収録する(第39号で確認済み)。60。
  • 7位:先行曲「A Good Day」がラジオの上位25に入ったと伝える記事が1件あるが、具体的な順位も、それを伝える主要媒体の原文も確認できていない。55。
  • 10位:先行曲「Spend Dat」のHot 100最高17位を、主要媒体(Complex、10月3日)の原文で確かめた。60。

参照事例との照合と、採点の補足

  • 1位は、本誌の方法論では原則として継続観測に置く「公式発表のない案件」にあたる。本号では、Puckの報道を複数の主要媒体が伝え、本人の公演がその会場で行われたことを踏まえ、報道が出たこと自体を出来事として採点した。出演の確定は採点に含めていない。確度は🟡とし、公式発表であれば付けるはずの点より、MKTとCULTを低く置いた。
  • 2位は、前号でも使った基準「通常規模のアルバム(MKT 70前後)」と、参照事例「Rick Ross『Set in Stone』(CULT 70、キャリア上の一作)」と照合した。CULTは、海外の客演を多く迎えた作りと、題名に込めた意味を評価して75とした。既発曲を多く含むことは、加点にも減点にもしていない。MKTは上の基準により60とした。
  • 3位のCULTは、9位のGunnaと同じく積み上げの記録で、作品単体の評価ではないため55に置いた。累計3億5000万ユニットという数字と、2025年4月に報じられた「客演を含めて5億ユニット」との数え方の違いは、どちらも本文で注記するにとどめ、採点には使っていない。
  • 4位は、参照事例「2Pac殺害事件・証拠採用」(2026年7月、ATT 88/MKT 58/CULT 97)と照合した。一般ニュースへの広がりはそれより狭いためATTは75、作品の権利とその管理をめぐる司法手続きであることからCULTは80とした。CULTが80の項目は本号ではこの1件だけで、本文の「この件で、いつ曲を出すかを決める立場にあったのはEminem本人だ」という段落が、その理由にあたる。
  • 5位の🟢は、主催者がキャンセルと追加を告知し、イープラスの出演者欄が変わったことに対して付けた。払い戻しの条件は未発表のため、継続観測に分けた。
  • 6位は、題名の「ヘイター」が何を指すか、配信日を誰がどう決めたかを、本文で推測していない。歌詞の読み解きは、採点にも本文にも含めていない。
  • 7位は、提訴そのもの(米国時間10月15日)ではなく、訴えの中でアルバムが出たこと(10月23日)を本号の出来事として採点した。CULTは、作品を出す権利がアーティストとレーベルのどちらにあるかが、発売そのものに関わる争いであることから65とした。MMMGの主張は訴状の段階のもので、裁判所は判断していない。差し止めの扱いは継続観測に分けた。
  • 8位は、「ラストシングル」という呼び方をApple Musicの紹介文によるものとして扱い、本人の発言としては扱っていない。
  • 9位のCULTは、通算100曲という積み上げの記録で、作品単体の評価ではないため55に置いた。新レーベルの立ち上げは第40号で採点済みのため、本号では加点していない。
  • 10位は、作品の配信(10月23日)が対象期間内にあるため対象とした。本誌のWeekly Songの公開日(10月25日)は、選定の理由にしていない。ATTは、確かめた媒体の範囲(Complex、Hot 97、VIBE、Essence、The Sourceなど)に合わせて65とした。
  • 9位、10位、11位は表示HSIがいずれも60。11位(59.75)は丸め前の値で下に置いた。9位と10位は丸め前の値も60.25で同じで、3軸の内訳(ATT 65/MKT 60/CULT 55)も一致する。本号では、対象期間内で出来事が先に起きた方を上に置いた。9位はBillboardの発表(米国時間10月20日)、10位は作品の配信(10月23日)だ。
  • 公開済みの項目の点数変更はないため、差分ログはない。

選定と出典の扱い

対象は、前号の情報締切(日本時間2026年10月18日正午)から本号の情報締切(10月25日正午)までの発表・発売・公演・司法上の動きで、確認可能な状態変化が起きたものに限る。本号は、本誌が個別に扱った記事に加え、国内の音楽メディア(音楽ナタリー、Real Sound、KAI-YOU、Billboard JAPANほか)、米国の音楽メディアとチャート(Billboard、XXL、Complex、VIBE、Rolling Stone、HotNewHipHopほか)、南アフリカの報道(TimesLIVE、EWN)まで範囲を広げて、対象期間の出来事を拾った。10月24日付のBillboard 200(米国時間10月18日発表)は、この基準で本号の対象とした。JAY-Z30の最終公演(米国時間10月24日夜)とFORCE Festival 2026の本祭(10月25日13時開演)は、締切の時点で始まっていなかったため、次号で扱う。海外の出来事は現地の日付を併記した。訃報は順位化しない。本号では、対象期間内の訃報を網羅的には確認していない。

10月24日付のBillboard 200で1位になったTaylor Swiftの作品、Hot R&B/Hip-Hop Songsの記録を伸ばしたBruno Marsの曲、Number_iのドームツアーは、ヒップホップ作品やヒップホップの公演ではないため[参考]として短報で触れるにとどめた。Lil Babyの新作の発売日、FORCE Festivalの払い戻しの条件、Cordaeの訴訟での差し止めの扱いは、公式の発表や裁判所の判断がない🔴観測の案件のため、方法論の候補選定規則5に従って順位外の継続観測とした。

出典の確認方法と日時も記しておく。

  • 情報締切。 2026年10月25日正午(日本時間)。原典の照合は締切後の同日12時台から21時台に行った。確かめたのは締切前に公開された記事や発表の中身で、締切後に初めて公表された情報は、本文にも採点にも加えていない。
  • ページを取得して確認したもの。 本誌記事(前号、2位・4位・5位・8位・10位・12位の個別記事、FORCE Festivalの完全ガイド、Roddy RicchとLil Babyの記事)、本誌のニュース・レビュー一覧。Real Sound(6位のCreepy Nuts、短報のYAO、同サイトのRAP・HIPHOP・R&B記事一覧)。
  • 原文を開いて照合したもの(10月25日14時台〜21時台、日本時間)。 NBC Sports(1位:Puckの報道日、候補、契約と報酬、過去2回の発表時期)、The Source(1位:SoFi初日のセットリスト、Blue Ivy Carter、Scarface、Nipsey Hussleへのトリビュート)、Complex(1位:共演者と客席。10位:「Spend Dat」のHot 100最高17位とラジオでの1位)、Ratings Game Music(3位:ダイヤモンドの内訳、「God’s Plan」「One Dance」の認定)、XXL(7位:提訴日、被告、請求額の内訳、警告書、差し止めの申し立て)、AllHipHop(9位:集計週の数字、レーベルの立ち上げ日、MV)、Rap Industry(9位:Billboard記事の全文転載。100曲目、25組目、7作目、Drakeの407曲)、SLUMHOODSTAR(11位:12人の名前と年齢、ROOTS STAGEの内容、次に進む人数)、本誌のNevalOneインタビュー(11位:S TILL I DIEと番組についての発言、公開日、聞き手)。いずれも本文との食い違いはなかった。
  • 扱わなかったもの。 Filix王の新曲(10月25日配信)は、正午より前に出たかを確かめられなかったため、本号では扱わず、次号で確認する。
  • 原文を開けなかったもの。 Puck(自動取得を拒否)、Billboard本体とHollywood Reporter(アクセス制限)、音楽ナタリーとYahoo!ニュース(自動取得が許可されていない)。3位のBillboardの記事はYahooに掲載された版の検索結果の要約で、The SourceとComplexの記述と一致することを確かめた。11位の番組内の順位(1位〜同率11位)は音楽ナタリーの検索結果の要約によるもので、SLUMHOODSTARの掲載順と一致することを確かめた。
  • 本誌記事を経由したもの。 4位の司法省の発表、The Detroit News、Varietyの内容は、本誌10月24日の記事が取得して確認したもので、本号では本誌記事を経由して参照した。5位の主催者のストーリーズ、イープラスの申込画面、8位の本人のX、公式サイト、10位のComplex、Hot 97、12位の歌詞資料も、それぞれ本誌記事を経由している。
  • 検索結果の要約での確認にとどまるもの。 Puck、Fox News、The Daily Beast、USA TODAY、TheGrio、Rolling Out、Billboard Canada(Jesse Collinsの発言)、Real Sound、KAI-YOU、Spincoaster、DIGLE MAGAZINE、音楽ナタリー、Billboard(3位、7位、Billboard 200、Hot 100で100曲以上の一覧、10月24日付チャートの要点)、The Source(3位)、Complex(3位、7位)、Hot 97(3位の2025年の報道)、Rolling Stone AU、iHeart、VIBE、Essence、Remixd Magazine、HotNewHipHop(リリース一覧)、Revolt、TimesLIVE、EWN、E-TALENTBANK、Tempo、San Francisco Chronicle(1位)、NPR(WAMC掲載。短報)、Ratings Game Music(9位、短報)、Billboard JAPAN(Creepy Nuts)、THE FIRST TIMES、J-WAVE、Real Sound(短報のYu Seki & Yohji Igarashi、MFS、Number_i。記事一覧の要約によるものを含む)。

事実の説明には公式発表、個別報道、チャート、本誌の関連記事をつなぐ。本文中の比較や結びは編集部の解釈であり、当事者が述べた意図に置き換えない。

算出方法の基本はHSI|HIPHOPCs Scene Indexとはを参照。誤りの訂正は訂正方針に従い、本稿の更新ログに記録する。

更新ログ

  • 2026-10-25:初版公開。