日本語ラップ完全ガイド
日本語ラップの新曲レビューと独自取材をたどるためのガイドです。
日本語ラップの新着レビュー
Kianna, Siero, Yog*「goldenblue」歌詞を読む 「I don’t like Tokyo」の後に、二つの「けど」が来る
Kianna、Siero、Yog*の「goldenblue」は、2026年10月7日配信。POP YOURS初のツアー『Golden Age Tour』に合わせて企画された3分40秒の曲だ。東京が嫌いでも動くフックと、仲間や記憶から街を好きだと言う終盤。BATICAの記憶と幕張への願いを結ぶ言葉から、三人の視点が交わる歌詞を読む。
Filix王「ヒップホップ流行ってない」歌詞を読む 2分の曲で「3分の曲求められない」と言う
Filix王の「ヒップホップ流行ってない」は、2026年9月30日配信の2曲入りシングルの表題曲で、長さはちょうど2分。ビートはNEMLAND。題はダウ90000蓮見翔の「お笑い流行ってない」の言い換えだ。飛ばされるイントロ、15秒の動画、静まり返るライブを並べたうえで、フックは「それ変えたい」と4回繰り返す。元芸人のラッパーが、お笑いの言葉でヒップホップを殴った一曲を、歌詞を軸に読む。
MU-TON「Everything」歌詞を読む 忘れてしまう大事なことを、声に残す
MU-TONの「Everything」は、2026年9月26日配信、4分8秒のシングル。プロデュースはkbz.。フックで「言葉にできないすべて」と歌い、ヴァースでは、忘れてしまう大事なことを一つずつ書き留めていく。その書き留め方を、歌詞を軸に読む。
Sonsi「FUSUMA」歌詞を読む 動画審査で出した1分33秒と、最後に戻ってくる襖
Sonsiの「FUSUMA」は、2026年9月23日配信、1分33秒。ABEMAのラップスタア2025の動画審査で出し、昨年12月の決勝でも最後に歌った曲が、「H2O Daddy」と一緒に配信になった。祖母と襖、年金、父、燃えた家、大阪、警察署。一つのヴァースで全部を話し、最初と同じフックに戻って終わる曲を、歌詞を軸に読む。
Red Eye「Nothing holds me down feat. NORIKIYO」歌詞を読む 武道館の9000万と、娑婆に戻った男の「茶番」
Red Eyeの「Nothing holds me down feat. NORIKIYO」は、2026年9月23日配信、4分49秒。武道館にかかった9000万、騙されて取られたという5000万、止められた収益とリリース。その後に始めた無料ライブ。前半は大阪の24歳が金額を数え、後半は塀の外に戻ったNORIKIYOが「裁判なんて茶番」と言う。損失を歌ったあとに二人が何を求めるかを、歌詞を軸に読む。
Kianna「LA」歌詞を読む グラミーの夢と、誰と関わるかの線引き
Kiannaの「LA」は、1stアルバム『Instinct』の5曲目。2026年9月18日配信、2分36秒。上空から眺めるLA、エコノミー席、いつもと違う場所で眠る一週間。その中でグラミーへの夢を「ありきたりな夢 それがいいね」と受け止める。稼ぐ気はある、ただし稼ぎ方を選ばない相手とは関わらない。その線引きまで、歌詞を軸に読む。
インタビュー
yummma『BAD BLOOD』「曲の中でくらいは隠し事なしでいいよね」【HIPHOPCsインタビュー】
新人ラッパーyummmaが、1st EP『BAD BLOOD』でラップを始めた理由を語った。韻は踏めない、制作は遅いと言いながら、自分の過去は隠さずに書く。唯一の境界線、1,000万回再生より驚いたこと、主催ライブ『FEMALE UP』まで、15の質問に答えた。
$till.J.Cark「WORK」インタビュー「自分の人生を変えられるのは自分しかいない」
片道1時間の通勤、「手取り50万」に込めた価値観、赤と黄色で描く欲望と怠惰。働く日常から生まれた一曲を、本人の言葉でたどる。
【独占インタビュー】OZworldに憧れた青年は、なぜ「BraidKing」になったのか|BraidKingNoriが語るブラックヘアについて
OZworldへの憧れから自分の髪を編み始めたヘアアーティスト、BraidKingNori。独学で磨いたブレイズとコーンロウの技術、耳の聞こえない常連客との出会いから生まれた無言動画、文化の盗用をめぐる自身の考えをSeiが聞く。ブラックヘアを「自己表現」と捉える本人の言葉を届けるHIPHOPCs独占インタビュー。
【HIPHOPCs独占】ELIAS × DJ MOTORAインタビュー|「殺しあうのは音でいい」──CRAZY BABY feat. KAYO
「殺しあうのは音でいい」。ELIAS × DJ MOTORAが「CRAZY BABY feat. KAYO」を語るHIPHOPCs独占インタビュー。ビートと歌声が出会う制作の瞬間、いくつもの故郷をレペゼンする覚悟、66枚のレコード、次作、AI時代の創作まで。KAYOも土地をめぐる問いに答えた26問を届ける。
DJ KANJIインタビュー|自身の全てを受け入れた先に見えたもの
浜松でDJを始め、数多くのラッパーと作品を生み出してきたDJ KANJI。『THE LIFE』『THE VOICE』『THE SOUL』に刻んだ心境の変化、仲間とつくる音楽、MIKADOやYoung Cocoとの制作秘話をLucieが聞く。葛藤を経て、自分自身を受け入れるまでを語ったロングインタビュー。
【独占インタビュー】Kiii「為替レートはない」SHEEF THE 3RDとの「Wire Transfer / 電信送金」、ブラックカルチャーの重み
サクラメントのKiiiに、SHEEF THE 3RDとの「Wire Transfer / 電信送金」、新作『THE VIEW FROM HERE』、日本公演とインディペンデントであることの意味を聞いた。