日本のスーパートラップ5選──いま”壊れた音”が鳴っている日本語ラップの最前線

声が割れ、ビートが歪み、ミックスが壊れる。それでも──いや、だからこそ気持ちいい。HIPHOPCsが日本語圏で初めて体系化する、スーパートラップ(Super Trap)の全貌。定義・起源・5つの軸・日本の最前線まで。

POP YOURS 2026とItaqの違和感──「HIPHOP YOURS」から続く、外側からの声を読み解く

POP YOURS 2026が「多様性の制度化」を完了させた直後、ラッパーのItaqは「呼び方を分けたほうがいい」と静かに違和感を表明した。本稿では、この発言を孤立した愚痴ではなく、ECDの「MASS対CORE」やEric.B.Jr.の「HIPHOP YOURS」から続く「外側」の闘争の最新形として位置づける。ポップカルチャーとしてのヒップホップが確立した今、同じ名前の中で複数の中心を同時に描き出すことの重要性を論じる批評。

なぜ2Pacは史上最高のラッパーと呼ばれているのか?レジェンドの人生大解説!【マキャベリ編】

マキャベリとは、刑務所の中で生まれ、Death Row時代に完成し、『The Don Killuminati』という作品の中で表現された人格であり、2パックの哲学そのものだった。16世紀イタリアの政治思想家マキャヴェッリの『君主論』に影響を受けた彼が、裏切り渦巻くヒップホップ業界で「生き残るための思考」として辿り着いた最終形態を、制作背景と楽曲分析から紐解く

Doja Catが境界性パーソナリティ障害を告白──「ずっと自分に嘘をついてきた」、8年の治療と”正直になる”ことの意味

Doja Catが境界性パーソナリティ障害(BPD)の診断を公表。「子どもの頃から全部大丈夫なふりをしてきた。それが追いかけてきた」。Chappell Roan擁護を起点に語られた8年の治療と、ヒップホップにおけるメンタルヘルスの現在地。

咆哮系ラッパーMystikal、第3級レイプで有罪を認め、終身刑を逃れたものの最大20年の懲役の可能性

「Shake Ya Ass」で知られるルイジアナ出身のラッパーMystikal(本名Michael Lawrence Tyler)が、2022年に発生した性的暴行事件で第3級レイプの罪を認めた。量刑は2026年6月6日に言い渡される予定で、最大20年の懲役刑が科される可能性がある。

日本メディアが見落とした、デムナ初グッチ最大の核心──なぜ無名ラッパーがランウェイを歩いたのか

デムナのグッチ初ショーの核心は、美学でもセレブでもない。FakeminkやNettspendの起用に表れたのは、ラグジュアリーがアンダーグラウンドから文化的リアリティを受け取る時代への転換だった。

LAの新世代ラップを担う無敵コンビ:Shoreline Mafiaの魅力を徹底解剖!

Shoreline Mafia(ショアライン・マフィア)とは何者か。OhGeesyとFenix Flexinを中心に、LA西海岸ヒップホップで支持される理由、名前の由来、4人組時代、復活後の現在地まで詳しく解説。

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―何度も、何度も、何度も録り直し…― ファット・ジョーは、自身の音楽の最大のファンであると自負している。 それはアーティストとして当然の姿勢だろう。しかし、そんな彼でも、自分のヒット曲がどのように生まれたのかを振り返ると、疑問に思う瞬間があるという。特に、2012年のカニエ・ウェストとのコラボ曲「Pride...

高木完、Zeebra、YZERRプロデュースのMAJヒップホップイベント開催、Creepy NutsもLANAもいない継承者の顔ぶれ

高木完、Zeebra、YZERRがプロデュースするMAJヒップホップイベント「THE SUCCESSOR」。キングギドラ、NITRO、RHYMESTER、T-Pablow、STUTSらが並ぶ一方で、第一弾にCreepy NutsやLANAの名前はない。この顔ぶれは、日本語ラップ40年の何を継承し、何を外側に置いているのか。 公開用の最終おすすめ

NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのXBSが『news23』出演。園長が示した日本語ラップ第二章

NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのXBSがTBS「news23」に出演したことは、単なる“ラッパー園長”の話ではない。さんピンCAMP以後の30年、MAJ 2026との非対称、そしてマイクを置かず社会的役割を広げる姿から、日本語ラップ第二章の始まりを読み解く。

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90年代のRay J(レイ・J)は姉でR&BシンガーのBrandy(ブランディ)の可愛い弟としてデビューして、歌手の父親や姉譲りの歌唱力と見た目で歌ったり、はたまた姉絡みの番組で演技したりして、そこそこもてはやされていた。だが気づいたら獄中のSuge Knight(シュグ・ナイト)やDiddyの息子らとビーフを繰り広げており、中年期に入った最近はもっぱらそっちで有名になっているようである。10年前、米国音楽界のディーバことWhitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)が亡くなった時も、一時レイ・Jも関係があったとやらで名前が挙がっていたが、どうやら饒舌なシュグがThe Art of Dialogue(ジ・アートオブ・ダイアローグ)とのポッドキャストインタビューで再び大きな爆弾を投下したようだ。