名古屋・東海のラッパー完全ガイド──TOKONA-Xから¥ellow Bucksまで【Rap Atlas】
名古屋・東海のラッパーを探すと、必ず同じ名前に行き当たる。
2004年に26歳で死んだTOKONA-Xだ。
彼の残した一枚が、20年以上たったいまも東海のラップの共通言語になっている。
岐阜県高山市出身の¥ellow Bucksは「ヤングトウカイテイオー」を名乗る。2025年5月、2日間で約3万5000人が入った『POP YOURS』で初日のヘッドライナーを務めたのも、その延長線上にある。
このページで扱うのは、1987年のTWIGYから2026年5月まで。名古屋・東海(愛知を中心に岐阜を含む圏域)の代表14組と若手4組を、掲載の根拠と年表つきで並べる。
代表14組は、TWIGY/刃頭/TOKONA-X/SEAMO/AK-69/HOME MADE 家族/DJ RYOW/nobodyknows+/ANTY the 紅乃壱/呂布カルマ/Campanella/C.O.S.A./SOCKS/¥ellow Bucks。
若手はAON、you geek、MaRI、Lilhanaの4組を挙げた。
中身を先に出す。
- 2004年に何が起きたか — オリコン36位と5位が、同じ街から同じ年に出た
- 東京へ出るか、残るか — 1992年に分かれた二本の道と、2024年に変わった向き
- 代表14組・若手4組 — 誰をなぜ載せたかの根拠つき。名古屋市の出身は、14組のうち2人しかいない
- レーベル、フェス、箱 — 代表14組のうち5組が、人を出す側の仕組みまで自分で持っている
シリーズの全体像はRap Atlasのトップページにまとめている。
2004年、同じ街からオリコン36位と5位が同時に出た
名古屋の話は、2004年から始めるのが早い。
1月28日、TOKONA-Xのアルバム『トウカイXテイオー』がオリコン36位に入った。名古屋弁をそのまま乗せた、隠しごとのない街の音だ。同月14日には、先行するシングル「知らざあ言って聞かせやSHOW」も出ている。
タイトルに「トウカイ」が入っている。全国流通のアルバムで、自分から先に地域を名乗った。
同じ年の5月26日、nobodyknows+の「ココロオドル」がオリコン最高5位に入る。運動会でも流れる、お茶の間の音だ。
残り方は対照的だった。『トウカイXテイオー』のチャートインは5週、「ココロオドル」は46週(ORICON公式の作品ランキング)。
片方は名古屋弁を捨てないストリートの音、もう片方は日本全国の茶の間に届いたポップ。普通この二つは同じ街の話として並ばない。
だが名古屋では並んだ。しかも同じ年に。
翌2005年、HOME MADE 家族の「サンキュー!!」がオリコン最高15位。2006年には、SEAMOの2ndアルバム『Live Goes On』がオリコン週間アルバムランキングで1位を取り、45週チャートに残った。
2000年代半ばの日本語ラップの「お茶の間化」は、かなりの部分が名古屋・愛知から出ていた。
そしてTOKONA-Xは、2004年11月22日に26歳で死去する。
同じ年に一方がチャートを駆け上がり、もう一方が終わった。名古屋のこの二本立ては、釣り合わないまま固定された。
ただ、この年に急に湧いたわけではない。
代表14組の活動開始年を拾い直すと、SEAMOが1995年、AK-69とHOME MADE 家族が1996年、DJ RYOWが1998年、nobodyknows+が1999年。5組が1990年代後半の5年間に固まっている。
チャートに届くまでの距離はばらばらだ。nobodyknows+は1999年の結成から5年、HOME MADE 家族は1996年の結成から9年、SEAMOは1995年の活動開始から11年かかっている。
2004年から2006年の数字は、どれも長い助走の着地だった。
TOKONA-X側の助走も同じ時期にある。刃頭と組んだILLMARIACHIの『THA MASTA BLASTA』が1997年である。
名古屋の二本立ては2004年に生まれたのではない。1990年代後半に別々に始まった二本が、2004年という同じ年へ出てきた。
違ったのは音だけではない。出口も分かれていた。
「ココロオドル」はソニー・ミュージックの流通に乗っている(公式ディスコグラフィ、品番AICL-1539)。HOME MADE 家族が2026年に戻る先も、ソニー・ミュージックレーベルズのKi/oon Musicだ。
一方、名古屋に残った刃頭が2000年に出したソロ三部作「最狂音術」はP-VINEである。大手の全国流通と、専門レーベルの棚。同じ街の音が、最初から別の経路で外へ出ていた。
この二つを物理的に同じ場所へ並べたのが、SEAMOを発起人とする野外フェス『TOKAI SUMMIT』だ。
2007年7月28日にナガシマスパーランドで始まり、2016年7月31日まで続いた。東海地区のアーティスト支援をコンセプトに掲げ、後年は30〜40組規模まで拡大している。
ストリート側とポップ側を同じ芝生に立たせる装置が、この地域には10年間あった。
東京へ出るか、残るか──1992年に分かれた二本の道
名古屋にはもう一つ、街を出るか残るかという分かれ道がある。始まりは1987年。
三重県生まれ・名古屋市育ちのTWIGYがBEATKICKSを結成し、名古屋を中心に活動を始める。同じ1987年頃、刃頭が名古屋でトラックメイカーとしての活動を開始した。
同じ年に始まった二人は、1992年に分かれる。
TWIGYは東京へ拠点を移し、MICROPHONE PAGER、雷家族へ合流した。日本語ラップ史の中心線に入っていく。
刃頭は名古屋に残った。TOKONA-Xと組んだILLMARIACHIで、東京とは別の音の回路を作る。1997年の『THA MASTA BLASTA』がその一枚で、2017年には20周年記念盤も出ている。
残った側の中核が、ラッパーではなくビートを作る人間だったことは効いている。歌う人間が東京へ出ても、音を作る場所が地元にあれば街の音は途切れない。
刃頭個人の看板は「最狂音術」シリーズのほうだ。2000年に『~狂之零~』(6/25)、『~無防~No Guard』(9/25)、『最狂音術大全集』(12/25)と三枚。ILLMARIACHI名義ではなく、ソロの仕事だ。
名古屋は長いあいだ「人材を東京へ輸出する街」だった。TWIGYの動きが、その最初期にあたる。
だが2010年代以降、残る側の型が定着する。
呂布カルマは2008年のUMB名古屋予選からバトルシーンに入り、2016年の『フリースタイルダンジョン』出演で全国区になった。KING OF KINGSを2018年と2020年に制覇しても、拠点は名古屋のままだ。club buddhaで毎月第三火曜日に開く「日乃丸」を、いまも自分で回している。
その呂布カルマは、兵庫県西宮市の生まれだ。名古屋は与えられた地元ではなく、選んで住み続けている場所である。
Campanellaも、知立市出身のC.O.S.A.も同じである。東京のインディ勢と対等に組みながら、名古屋を離れない。
「東京へ出る」から「名古屋にいたまま東京と組む」へ。 変わったのは移動の有無ではなく、名古屋という場所の使い方だった。
配信が当たり前になった時点で、音源を全国へ届けるのに東京の住所は要らなくなっている。残るという選択が普通になったのは、根性の話ではない。
では、どうやって全国へ出るのか。東京のレーベルに拾われる以外に、この地域では二つの入口が使われている。
一つは大会と番組だ。呂布カルマは2008年のUMB名古屋予選に出て、2016年にテレビへ届いた。¥ellow Bucksが全国区になったのも、2019年の『ラップスタア誕生!』優勝である。予選も応募も、東京に住んでいなくても入れる。
もう一つは共作だ。CampanellaとC.O.S.A.は、東京の作り手と組んだ作品を重ねて名前を広げた。二人は「コサパネルラ」名義でも組んでいる。
前者は名前が先に全国へ出る。後者はクレジットが先に積み上がる。順番は逆だが、どちらも上京を前提にしていない。
名古屋・東海の代表ラッパー14組(活動開始順)
並び順は活動開始年の順であり、序列ではない。 「誰が一番か」はこのページでは扱わない。載せた根拠は各項の下に書いた。
起点の扱いだけ先に断っておく。
Campanellaは、公式プロフィールで確認できる最初の作品参加=2011年に置いた。C.O.S.A.は10代からクラブに出ているが、本人が活動を再開した2013年を起点にしている。SOCKSは活動開始年そのものが一次で取れていないため、置いた位置は暫定だ。
TWIGY — 三重県生まれ・名古屋市育ち。1987年に名古屋でBEATKICKSを結成し、1992年に東京へ移ってMICROPHONE PAGER・雷家族へ合流した。名古屋が日本語ラップ黎明期の人材供給地だったことを示す、最初期の存在。
根拠:地域シーンでの歴史的役割が複数ソースで確認できること/『AL-KHADIR』等の全国流通リリース
刃頭 — 名古屋市出身。1987年頃から活動するトラックメイカー。TOKONA-XとのILLMARIACHIで地元の音を決めた、残った側の中核。
根拠:ILLMARIACHIの一員としての歴史的役割/ソロ『最狂音術大全集』(2000年12月25日)等のリリース実績
TOKONA-X — 愛知県常滑市育ち。ILLMARIACHI、M.O.S.A.D.を経て名古屋弁ラップを確立。2004年の急逝後も、東海シーン全体の参照点であり続けている。
根拠:『トウカイXテイオー』オリコン36位/名古屋シーンでの歴史的役割
SEAMO — 名古屋市出身。1995年にシーモネーター&DJ TAKI-SHITとして活動を始め、2005年にSEAMO名義で再デビュー。『TOKAI SUMMIT』発起人として、東海のインフラも作っている。
根拠:『Live Goes On』オリコン週間1位、「マタアイマショウ」等の全国的ヒット/TOKAI SUMMIT発起人としての役割
AK-69 — 愛知県小牧市出身、名古屋拠点。1996年から活動。自主流通で数字を作ってから、2016年4月1日付でDef Jam Recordingsと契約した。日本ブランチが再始動したときの、契約第1号アーティストである。インディで実績を積んで条件を上げる型としては、東海でいちばん分かりやすい。
根拠:『THE RED MAGIC』オリコン3位ほか複数作でトップ10、Def Jam Recordings日本ブランチとの契約(2016年4月・再始動第1号)と全国流通/2024年2月24日の「AK¥B」(¥ellow Bucksとのツーマン、日本ガイシホール・約8,000人)。当編集部の「LOYALTY」レビューも参照
HOME MADE 家族 — 1996年結成、名古屋市拠点のグループ。MICROは刈谷市生まれ。2012年に愛知県から「あいち音楽大使」に委嘱された。2016年に活動休止したが、2026年5月19日に自身のSNSで再始動を発表し、Ki/oon Musicから約10年ぶりに再デビューする。
根拠:「サンキュー!!」オリコン最高15位、1stアルバム『ROCK THE WORLD』最高5位(いずれもORICON公式の作品ランキングで確認)/2026年5月19日の再始動・再デビュー発表
DJ RYOW — 岐阜県大垣市出身、名古屋拠点。1998年から活動。DJ/ビートメイカー/レーベル運営として、東海の人脈をつなぐハブになっている。
根拠:『DREAMS AND NIGHTMARES』等の全国流通作、全国区アーティストとの共作/地域での歴史的役割。斧琴菊 G.CUE×DJ RYOW×Space Dust Clubのレビュー
nobodyknows+ — 1999年10月1日に名古屋で結成。メンバーには岐阜県多治見市出身者も含む、愛知・岐阜にまたがる東海圏のグループ。
根拠:「ココロオドル」オリコン最高5位・46週チャートイン、THE FIRST TAKE公開後の再ヒット
ANTY the 紅乃壱(現・ANTY the KUNOICHI/読みは同じ) — 岐阜県多治見市出身。2004年にTOKONA-X『トウカイXテイオー』への客演でデビュー。活動初期は名古屋弁でまくし立てるラップから「女版TOKONA-X」と呼ばれた。2010年にメジャーデビューし、2012年から自身のレーベルMADD CATに移っている。
根拠:メジャーデビューアルバム『ANTY』(2010年)、ZIP-FMでのレギュラー/TOKONA-Xからの系譜としての役割。現名義・「女版TOKONA-X」の呼称・MADD CAT移籍年(2012年)は日本語版Wikipediaで確認
呂布カルマ — 兵庫県西宮市出身・名古屋市在住。「変な夢さえ見なければみんな地元で暮らしていける」という姿勢で名古屋に留まる。club buddhaの月例イベント「日乃丸」を主催。
根拠:『SUPERSALT』等の全国流通作、フリースタイルダンジョン出演、KING OF KINGS 2018・2020優勝
Campanella — 1987年生まれ、愛知県小牧市出身。拠点は名古屋。確認できる最初の仕事は、2011年のコンピレーション『the method』(RCSLUM RECORDINGS)への参加だ。東京のインディ/ビートメイカー勢と対等に組みながら名古屋を離れず、リリースライブも地元で行う。C.O.S.A.とは「コサパネルラ」名義でも組んでいる。
根拠:全国流通作『Celosia』(2026年)、EP『Mi Yama』、専門メディアでの継続的な取り上げ、初のライブツアー開催/生年・出身市・2011年の『the method』参加は公式プロフィール(Brightness)で確認
C.O.S.A. — 1987年生まれ、愛知県知立市出身のラッパー/プロデューサー。16歳から名古屋のクラブに出て、2013年に活動を再開した。2015年のアルバムの題が『Chiryu-Yonkers』。地元の市名をそのまま看板にしている。
KID FRESINOとの『Somewhere』(2016年)以降は、東京のシーンと東海を行き来する役回りを続けている。2024年12月にはSUMMITから独立した。
根拠:『Somewhere』『Cool Kids』(2022年)等の全国流通作、ralphとの共作シングル「Don’t like summer」(2023年6月)と翌7月のZepp新宿2マン、専門メディアでの継続的な特集。「BOUNCE (feat. C.O.S.A.)」のレビュー
SOCKS — 愛知県出身。DJ RYOW主宰のDREAM TEAM MUSIC所属。2025年8月6日、約8年ぶりのフルアルバム『大人気大人気』を出した。平日の何でもない場面をそのままラップにする書き方で、同郷のC.O.S.A.も客演している。
根拠:『大人気大人気』(2025年8月6日・DREAM TEAM MUSIC)、Red Bull RASEN出演、千葉雄喜「チーム友達」東海リミックス参加
¥ellow Bucks — 岐阜県高山市出身。「ヤングトウカイテイオー」を名乗り、TOKONA-Xの系譜を引き継ぐ。名古屋市の出身ではなく、岐阜から東海全体を名乗っている。2026年のコンピレーション『Player’s Tuesday』では、自身を含む東海16組を並べるエグゼクティブ・プロデューサーに回っている。
根拠:『Jungle 2』(2024年)、『Wataru』(2026年)等の全国流通作、『POP YOURS』2025年ヘッドライナー、LEX・YZERR・LANA等との共作。POP YOURS 2026完全ガイド
名古屋市の出身は、14組のうち2人しかいない
上の14項目から、出身地だけを拾い直してみる。
刃頭とSEAMOが名古屋市。HOME MADE 家族のMICROが刈谷市、C.O.S.A.が知立市。
そして小牧市が二人いる。AK-69とCampanellaだ。名古屋市と、同じ数になる。
ここまでが愛知県内。
TWIGYは三重県の生まれで、育ちが名古屋市。
岐阜が三人いる。DJ RYOWの大垣市、ANTY the 紅乃壱の多治見市、¥ellow Bucksの高山市。nobodyknows+にも多治見市出身のメンバーがいる。
呂布カルマにいたっては兵庫県西宮市だ。
そしてTOKONA-Xも、生まれは愛知ですらない。日本語版Wikipediaによれば、横浜で生まれ育ち、中学に上がる前に父親の住む常滑市へ移っている。名古屋弁ラップを決めた男が名前の由来にした街は、あとから来た土地のほうだった。
市まで分からないのはSOCKSだけだ。愛知県出身、というところで止まっている。生まれた市まで確認できた範囲で名古屋市と書けるのは、刃頭とSEAMOの二人だけである。
人材を東京へ送り出す街、という説明は半分でしかなかった。名古屋は同時に、周りから人を受け取ってもいる。愛知の別の市から、岐阜から、三重から、兵庫から、神奈川から。
だからこのページの題は「名古屋」ではなく「名古屋・東海」になる。市の名前では、ここに並んだ14組を囲いきれない。
注目の若手4組──AON、you geek、MaRI、Lilhana
掲載条件は、直近24ヶ月のリリース実績に加え、メディア掲載・大会・フェス出演のいずれか1つ以上である。
この4人を選んだのではない。基準を満たしたのが、この4人だった。
そのうえで、並べてみると気づくことがある。名前の出方が、4人とも違う。
- AON — 2023年10月、18歳でデビューシングル”plug”を発表した名古屋のラッパー。2024年10月に”さざ雨”、2025年1月にはプロデューサーYENKEとの共作ミックステープから”耳鳴り”を先行リリース。2025年11月の『XROSS CULTURE』では、初日のNEXT ARTIST枠に名前がある。
- you geek — 名古屋のラッパー。2025年10月のミックステープのタイトルが『名古屋は成り上がりのメッカ』。作品名に地名を置くのは『トウカイXテイオー』(2004年)、C.O.S.A.『Chiryu-Yonkers』(2015年)と続く東海の手だ。21年経っても、まだ使われている。
- MaRI — 岐阜県出身。2024年4月の千葉雄喜「チーム友達」東海Remixに参加した。2023年8月にはAwichがフィメールラッパーを集めたEP『United Queens』に、NENE、LANA、MFSらと並んで名前がある。2025年3月のTiji Jojo 1stアルバム『FNF』にも客演。
- Lilhana — 名古屋のインディペンデントレーベルE_Q所属。2025年9月に同レーベルのLiesbetとのコラボ曲”suzie”をリリースした。
フェスの新人枠、作品名の名乗り、外からの客演、地元のレーベル。
上の世代がこの街に作ってきた経路を、4人が一つずつ使っている。
なかでもMaRIは、若手4組で唯一「チーム友達」東海Remixに名前が入っている。岐阜から出て、外から来た大きな企画の客演で名前を広げた。
2004年にTOKONA-Xの客演でデビューしたANTY the 紅乃壱と、入口の形が同じだ。
MaRIの出身地だけ、根拠を分けて書いておく。
東海Remixを報じたKAI-YOUは、参加4組の出身地を「SOCKSさんは愛知出身。¥ellow Bucksさん、MaRIさん、DJ RYOWさんは岐阜出身」と書いている。
ただし依拠しているのは報道であって、本人の公表までは確認できていない。この一点だけ、根拠の階層がほかの3組と違う。
年表:名古屋・東海の日本語ラップ 1987–2026
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1987 | TWIGYがBEATKICKSを結成。同じ頃、刃頭が名古屋でトラックメイカーとして活動を開始 |
| 1992 | TWIGYが東京へ拠点を移し、MICROPHONE PAGER・雷家族へ合流 |
| 1990年代 | TOKONA-XがM.O.S.A.D.(AKIRA、”E”qual)でも活動し、名古屋弁ラップを確立 |
| 1997 | ILLMARIACHI(刃頭・TOKONA-X)『THA MASTA BLASTA』。2017年に20周年記念盤 |
| 2000 | 刃頭がソロで「最狂音術」三部作(6/25・9/25・12/25『最狂音術大全集』) |
| 2004 | TOKONA-X『トウカイXテイオー』(1/28・オリコン最高36位・登場5週)。nobodyknows+「ココロオドル」(5/26)がオリコン最高5位・登場46週。11/22、TOKONA-Xが26歳で死去 |
| 2005 | HOME MADE 家族「サンキュー!!」(1/26)がオリコン最高15位。1stアルバム『ROCK THE WORLD』(3/9)は最高5位 |
| 2006 | SEAMO『Live Goes On』(9/20)がオリコン週間アルバムランキング1位・登場45週 |
| 2007–2016 | 『TOKAI SUMMIT』がナガシマスパーランドで開催(初回7/28、最終回2016年7/31) |
| 2008 | 呂布カルマがUMB名古屋予選から本格的にMCバトルへ参戦 |
| 2015 | 『XROSS CULTURE』がスタート。名古屋市中区栄・若宮大通公園の時計台前広場で入場無料 |
| 2016 | 呂布カルマが『フリースタイルダンジョン』出演で全国区に。C.O.S.A.×KID FRESINO『Somewhere』 |
| 2018 / 2020 | 呂布カルマがKING OF KINGSを制覇 |
| 2019 | 『XROSS CULTURE』が公園開催期の最多動員600人超を記録。翌2020年はコロナで中止 |
| 2021 | 『XROSS CULTURE』がクラウドファンディングを実施(4/18–6/29)。目標600万円に対し367万4,000円・支援者331人で達成率61%。7/4にオアシス21で開催 |
| 2023 | 『XROSS CULTURE』12/10、名古屋市港区のMaker’s Pier Lives NAGOYAにC.O.S.A.、Campanella、COVANら20組以上が出演 |
| 2024 | 2/24、AK-69×¥ellow Bucksのツーマン「AK¥B」が日本ガイシホールで約8,000人 |
| 2024 | 4/10、千葉雄喜「チーム友達」東海RemixにSOCKS、¥ellow Bucks、MaRI、DJ RYOWが参加(3月の関西版に続く2本目) |
| 2025 | 5/24–25、¥ellow Bucksが『POP YOURS』(幕張メッセ・2日間で約3万5000人)でDAY1のヘッドライナーを務める。DAY2のヘッドライナーは開催1か月前の4/13に35歳で急逝したJJJで、主催は予定どおりヘッドライナーとした |
| 2025 | 11/15–16、『XROSS CULTURE』が名古屋・栄のSAKAE HIROBAsで2年ぶり開催、初の2DAYSに |
| 2026 | 1/21、¥ellow Bucks『Wataru』。2/18、Campanella『Celosia』。3/31、『Celosia』ツアーファイナルが名古屋DIAMOND HALL。4/10、¥ellow Bucks初の東京ワンマン「Who I Am」(TOYOTA ARENA TOKYO) |
| 2026 | 5月、¥ellow Bucks主宰のコンピ『Player’s Tuesday』に東海の16組(トラックはDJ RYOW & SPACE DUST CLUBほか)。5/19、HOME MADE 家族が約10年ぶりの再始動とKi/oon Musicからの再デビューを発表 |
代表14組のうち5組が、人を出す側の仕組みを持っている
残るという選択が成り立つ理由は、配信だけではない。
このページの代表14組を見ると、5組が自分の作品とは別に、人を出すための仕組みを持っている。
SEAMOは『TOKAI SUMMIT』を立てた。DJ RYOWはDREAM TEAM MUSICを主宰し、SOCKSらを抱えている。ANTY the 紅乃壱はMADD CATを持つ。呂布カルマはclub buddhaの「日乃丸」を毎月自分で回す。¥ellow Bucksは『Player’s Tuesday』で、自分を含む16組を並べる側に回った。
受け皿が地元にあるなら、上京は必須ではなく選択肢になる。名古屋で起きたのはそれだ。
こういう受け皿は、急にできたものではない。
1990年代の音を決めたのも、刃頭とTOKONA-XのILLMARIACHI、TOKONA-X・AKIRA・”E”qualのM.O.S.A.D.という二つのクルーだった。
現行はDREAM TEAM MUSIC、MADD CAT、Lilhanaらが所属するE_Q、新鋭クルーのL.O.S.T。フェス『XROSS CULTURE』を主催するD.R.Cもクルーだ。
名古屋では、イベントを立てているのが会社ではなくクルーであることが多い。
箱のほうは、まず三つ。名古屋市中区栄のCLUB JB’S。Campanellaが『Mi Yama』のリリースライブをやった新栄シャングリラ。『XROSS CULTURE』2023年の会場、Maker’s Pier Lives NAGOYA。
そこに2023年、性格の違う場所が加わった。
ビートメイカーRamzaとダンサー田辺舞が開いたZEZEだ。音楽と飲食を兼ね、「セーフティーゾーン」を掲げている。
イベントを打つための箱が並ぶ街に、まず居場所として作られた店が一つ増えた。名古屋に残るという選択が普通になった2020年代の、目立たないほうの証拠である。
2024年、「東海」は名乗る名前から呼ばれる名前に変わった
分かれ目は2024年だ。
4月10日、千葉雄喜「チーム友達」の東海Remixが配信された。参加はSOCKS、¥ellow Bucks、MaRI、DJ RYOW。前月の関西版(Young Coco、Jin Dogg)に続く2本目だ。地域別リミックスで、関西の次に選ばれたのが東海だった。
20年で立場が入れ替わった。2004年に『トウカイXテイオー』が自分から名乗った地名を、全国規模のバイラルヒットのほうが呼びに来ている。名乗りが、外から使われる呼称に変わった。
地域別のリミックスは、地名が先に通っていないと企画として成立しない。誰を並べても「東海」で伝わる状態が、2024年にはもうできていた。
面子を見てほしい。1998年から活動するDJ RYOW、2019年に全国区になった¥ellow Bucks、そしてこのページで若手に入れたMaRI。活動歴が20年以上開いた四人が、同じ一曲に並んでいる。
その2か月前、2024年2月24日には日本ガイシホールで「AK¥B」があった。1996年から活動するAK-69と、2019年に『ラップスタア誕生!』で優勝して全国区になった¥ellow Bucks。二人のツーマンに約8,000人が入っている。
TOKONA-Xの名を継ぐという話は、それまで名乗りの水準にとどまっていた。名古屋のアリーナで前の世代と後の世代が同じ舞台に立った時点で、受け渡しは実務になっている。
そして2026年、東京の側が名古屋の会場へ来る回数が増える。
Campanella『Celosia』は2026年2月18日にリリースされた。5年ぶりのフルアルバムだ。
大きいのは3月31日、名古屋・DIAMOND HALLのツアーファイナルだ。
ゲストはC.O.S.A.、STUTS、仙人掌、武嶋聡、鎮座DOPENESS、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)。東京のビートメイカーもシンガーも、名古屋まで来ている。
名古屋のラッパーが東京へ出ていくのではなく、東京側が名古屋の会場に集まった。1992年にTWIGYが東京へ移った構図の、ちょうど裏返しにあたる。
同じことは、後述する『XROSS CULTURE』2025年の二日間にも出ている。名古屋のフェスの出演者名簿が、名古屋の外の名前で埋まっている。
¥ellow Bucksは2026年1月21日に4thアルバム『Wataru』(全13曲)を配信した。YG、Fabolous、Candee、eyden、Watson、Yvng Patra、LANA、CFN Malikが参加している。
初の東京ワンマン「Who I Am」は2026年4月10日、TOYOTA ARENA TOKYO。客演はCFN Malik、eyden、Watson、Candee、Yvng Patra、LANA、Benjazzy、Eric.B.Jr、Kaneee、そしてAI。
『Wataru』に入っているYGとFabolousは、この日の客演には出ていない。米国勢は音源上の共作であって、アリーナに呼び寄せたわけではない。
TOKONA-Xの名を継いだ岐阜出身のラッパーが、東京のアリーナに単独で立った。
22年前に死んだラッパーの名前が、追悼ではなく現役の看板として使われている。
ただし、継承されたのは名古屋弁そのものではない。¥ellow Bucksは岐阜県高山市の出身で、TOKONA-Xの名古屋弁とは言葉の出どころが違う。受け継いだのは方言ではなく、東海を先に名乗るという構えのほうだ。
そもそも岐阜出身は珍しくない。代表14組のうち、名古屋市の出身と書けるのは二人だけだった。外から来た人間が東海を名乗るのは、この地域では最初からの型である。
方言は生まれた場所に紐づいて動かない。名乗りは持ち運べる。TOKONA-Xが残した二つのうち、外へ運べたほうだけが継がれている。
TOKONA-Xの名を継いだのは、¥ellow Bucksが最初ではない
もう一人いる。
2004年に『トウカイXテイオー』へ客演してデビューしたANTY the 紅乃壱だ。日本語版Wikipediaによれば、活動初期の彼女は名古屋弁でまくし立てるラップから「女版TOKONA-X」と呼ばれていた。
デビューした2004年は、TOKONA-Xが死んだ年でもある。
ただし向きが逆だ。ANTYは周りからそう呼ばれた。¥ellow Bucksは自分から「ヤングトウカイテイオー」と名乗っている。
そして二人とも、名古屋市の人間ではない。ANTY the 紅乃壱は岐阜県多治見市、¥ellow Bucksは岐阜県高山市の出身だ。
方言のほうも、渡らなかったわけではない。名古屋弁でまくし立てて「女版TOKONA-X」と呼ばれたのは、多治見出身の彼女だ。
名古屋市の生まれでない人間が名古屋弁を継ぎ、名古屋市の生まれでない人間が名乗りを継いだ。
継承は、下から上へも動いている
そのアリーナから1か月後の2026年5月、コンピレーション『Player’s Tuesday』が出た。
参加は名古屋・東海の16組。¥ellow Bucksはエグゼクティブ・プロデューサーで、自分もマイクを取ってはいるが主役ではない。
トラックを作ったのはDJ RYOWとSPACE DUST CLUB(一部楽曲でUPNORTH)である。
ここが面白い。DJ RYOWは1998年から活動している。¥ellow Bucksが全国区になったのは2019年の『ラップスタア誕生!』だ。
21年上の世代が、下の世代が立てた企画のビートを作っている。
名前は上から降りてきて、仕事は下から発注される。TOKONA-Xを継ぐという話が、名乗りからクレジットの並びにまで届いた。
その同じ2026年5月、HOME MADE 家族が約10年の活動休止から再始動を発表した。2000年代に名古屋から茶の間まで届いたほうの系譜である。
東海16組のコンピと、お茶の間側の再デビューが同じ月に並んだ。2004年に固定された二本立ては、22年たっても解けていない。
そのうえで、こちらの取りこぼしも書いておく。
参加16組のうち、このページの代表14組にも若手4組にも入っているのは¥ellow Bucks本人だけだ。
残る15組はこうなる。lonelow、Andre、OWG、PAPADOC、RENCH、STACK THE PINK、B.monkey、ALBA、Jap the Ripper、Temma、Kenny Lip、Ark tiger、futo kaede、BabyNyca、Worldwide Skippa。
名古屋・東海の現行シーンは、このページが拾えている範囲より確実に広い。
600人の公園フェスが、10年かけて栄の2DAYSになった
『TOKAI SUMMIT』は2016年に終わった。だが東海のフェスが途切れたわけではない。
『XROSS CULTURE』は2015年に始まっている。主催は名古屋のクルーD.R.C、会場は名古屋市中区栄の若宮大通公園・時計台前広場。入場無料の公園フェスだった。
出自が違う。TOKAI SUMMITはSEAMOという一人の名前から始まり、XROSS CULTUREはクルーから始まった。
動員は2019年の600人超が、公園開催期の最多にあたる。
TOKAI SUMMITが30〜40組規模でナガシマスパーランドを使っていた2015年から2016年。その裏で、XROSS CULTUREは公園の無料イベントをやっていた。動員が600人を超えたのは、TOKAI SUMMITが終わって3年後の2019年だ。
2020年はコロナで開催できていない。2021年、主催側はクラウドファンディングに出た。目標600万円に対し、集まったのは367万4,000円。支援者331人、達成率61%。
届いていない。それでも7月4日、オアシス21で開催した。
2023年12月10日には名古屋市港区のMaker’s Pier Lives NAGOYAで20組以上。そして2025年11月15日・16日、栄のSAKAE HIROBAsで初の2DAYSになった。2023年12月以来、2年ぶりの開催である。
出発した公園と同じ栄に、規模を変えて戻ってきたことになる。
2025年のラインナップは、初日がCampanella、MonyHorse、ISSUGI & GRADIS NICE、SPARTA、JUMADIBA、ziproom。
2日目は田我流、STUTS、SEEDA、Youth of Roots、OMSB、ACE COOLら。
初日のNEXT ARTIST枠にAON、2日目にCOVANと、このページで名前を挙げた若手も並んでいる。
ただし名前の多くは名古屋の外から来ている。2015年に入場無料の公園でやっていたクルー主催のフェスが、東京の現行勢を呼べるところまで来た、と読むほうが正確だ。
掲載基準と、載っていない人へ
Rap Atlasは、掲載の判断を機械的に説明できる基準だけで行う。詳細はRap Atlasの掲載基準ページに公開している。
代表アーティストは、次のいずれかを満たすこと。
- ① 公式ストリーミング配信でのリリース実績があり、かつ全国メディア(専門メディア含む)での言及・出演・チャート実績が確認できる
- ② 地域シーンにおける歴史的役割が、独立した複数の情報源で確認できる
注目の若手は、直近24ヶ月のリリース実績に加え、メディア掲載・大会・フェス出演のいずれか1つ以上。
運営上の原則も公開している。
- 序列をつけない(掲載順は活動開始順または五十音順で、順番に意味はない)
- 地域への紐付けは本人の公表または信頼できる報道のみとし、推測で人を地域に結びつけない
- 反社会的行為に関する未確認情報は書かない
- 掲載の可否・順序を金銭で変えない(広告・タイアップは明示的に区別する)
掲載申請の窓口: 「基準を満たしているのに載っていない」というアーティスト・関係者の方は、HIPHOPCsの問い合わせフォームから連絡してほしい。
配信リンクやメディア掲載の記録など、基準を満たしていることが分かる情報を添えてもらえると早い。
受け取った指摘は、編集部が一次資料と独立した複数の情報源で検証し、掲載基準に照らして判定する。掲載する場合は地域データベース・日本語版・英語版の三点へ同時に反映し、記事末尾に日付つきで記録する。
指摘してくれた方の名前は、本人が希望した場合のみ載せる(匿名も、記載なしも選べる)。この手続きでも、掲載の可否と順序を金銭で変えないという原則は動かさない。
Rap Atlasは完成品ではない。読者と当事者の指摘で更新される、生きた地図として運用している。
今回カバーできていない範囲
正直に書いておく。
東海圏のうち、三重県と静岡県の現行シーンは今回十分な一次情報を得られていない。 未調査領域として残る。
もう一つ。代表14組のうち、このページが女性ラッパーとして記述しているのはANTY the 紅乃壱ひとりである。 若手のMaRIを足しても二人だ。
掲載基準を機械的に当てた結果だが、東海の女性ラッパーを拾いきれていない可能性は高い。基準の適用が正しくても、探しに行った範囲が足りていなければ同じことになる。
COVAN、Granzotto Kris、Shinkai Eastは名古屋の若手として存在を確認できた。ただし直近24ヶ月のリリース実績を確認しきれず、若手枠には入れていない。
『Player’s Tuesday』に入った16組も、大半は掲載基準に照らした確認が済んでいない。次回更新の最優先はここだ。
COVANについては2025年11月16日の『XROSS CULTURE』2日目に出演しており、フェス出演の条件だけなら満たしている。基準に沿った処理であって、評価ではない。
SOCKSの活動開始年と出身市も取れていない。代表アーティストは活動開始順で並べているので、ここが埋まらないうちは並びの位置が暫定のままになる。前回まで同じ状態だったCampanellaは、公式プロフィールで1987年生まれ・小牧市出身・2011年『the method』参加まで確認できた。
このページは一度書いて終わりではない。同じ形式で川崎・横浜編も公開している。名古屋・東海の記録も、動きに合わせて更新し続ける。
主要参照
主催者・会場の公式資料
- 『XROSS CULTURE』クラウドファンディング(CAMPFIRE)
- 『XROSS CULTURE 2025』ALL LINEUP(主催公式X)
- C.O.S.A. プロフィール/ディスコグラフィー(SUMMIT公式)
- Campanella 公式プロフィール(Brightness)(1987年生まれ・愛知県小牧市出身・2011年『the method』参加・C.O.S.A.との「コサパネルラ」)/CINRA インタビュー(2021年1月)でも小牧市・1987年生まれ・2011年『the method』が一致
- CLUB JB’S 公式サイト
チャート順位(ORICON公式・作品ランキング)
- Tokona-X アルバム(『トウカイXテイオー』最高36位・5週)
- nobodyknows+ シングル(「ココロオドル」最高5位・46週)
- HOME MADE 家族 シングル(「サンキュー!!」最高15位)/アルバム(『ROCK THE WORLD』最高5位)
- SEAMO アルバム(『Live Goes On』最高1位・45週)
- AK-69 アルバム(『THE RED MAGIC』最高3位)
専門メディア(FNMNL)
- ILLMARIACHI『THA MASTA BLASTA』20周年記念盤
- 『XROSS CULTURE』2023
- 千葉雄喜「チーム友達」東海リミックス
- AON — “plug”/“さざ雨”/“耳鳴り”
- you geek『名古屋は成り上がりのメッカ』
- Lilhana “suzie”
- MaRI — Awich『United Queens』参加(2023年8月9日/フィメールラッパーを集めたコンピEP。NENE、LANA、MFSらが参加)/Tiji Jojoの1stアルバム『FNF』客演(2025年3月7日)
- SOCKS『大人気大人気』(2025年8月6日・約8年ぶり・DREAM TEAM MUSIC/C.O.S.A.客演)
リリース・イベント報道
- AK-69×¥ellow Bucks「AK¥B」日本ガイシホール/約8,000人(ABEMA TIMES)
- 千葉雄喜「チーム友達」東海Remix/関西版に続く2本目・参加者の出身県(KAI-YOU)
- 『XROSS CULTURE』の主催が名古屋のヒップホップ・クルーD.R.C.であること(Spincoaster・2022年8月2日)
- ¥ellow Bucks『Wataru』(Spincoaster)
- ¥ellow Bucks主宰コンピ『Player’s Tuesday』/参加16組の全名義・エグゼクティブプロデューサー・プロデュースはDJ RYOW & SPACE DUST CLUB(TuneCore THE MAGAZINE・2026年5月13日)
- ¥ellow Bucks(音楽ナタリー)
- ¥ellow Bucks「Who I Am」全客演ラインナップ(LIFTED JAPAN)
- HOME MADE 家族の再始動・Ki/oon Musicからの再デビュー発表(2026年5月19日) — CDJournal/Billboard JAPAN
- 刃頭「最狂音術」三部作のレーベル=P-VINE — 『~狂之零~』2000年6月25日(PCD-4354)/『最狂音術大全集』2000年12月25日(PCD-5620)
- AK-69がDef Jam Recordingsと契約(2016年4月1日付、発表は4月28日。日本ブランチ再始動後の第1号アーティスト/ユニバーサル ミュージック公式)
- 呂布カルマ インタビュー(SUUMOタウン)/記事タイトルが「変な夢さえ見なければみんな地元で暮らしていける」
- nobodyknows+「ココロオドル」=ソニーミュージック公式ディスコグラフィ(品番AICL-1539)
- 『POP YOURS』2025 オフィシャルレポート(NiEW)
- 『POP YOURS 2025』ライブレポート/DAY1・DAY2のヘッドライナーとJJJ急逝の経緯(音楽ナタリー・2025年5月31日)
- C.O.S.A.×ralph「Don’t Like Summer」配信とZepp Shinjukuツーマン(音楽ナタリー・2023年6月28日)
- Festival Life
- LIVERARY(名古屋) — 1/2/3
基礎情報(日本語版Wikipedia)
- TOKONA-X/TWIGY/刃頭/SEAMO/TOKAI SUMMIT/nobodyknows+/HOME MADE 家族/AK-69/DJ RYOW/ANTY the 紅乃壱/呂布カルマ/¥ellow Bucks/『Live Goes On』
本文のオリコン順位は、ORICON公式の作品ランキングまで戻して全件確認した。
C.O.S.A.のディスコグラフィーも、所属先だったSUMMITの公式プロフィールまで戻した。裏の取れない作品名は落としている。
刃頭の「最狂音術」がP-VINEの仕事であることは、『~狂之零~』(PCD-4354)と『最狂音術大全集』(PCD-5620)の品番まで確認している。
AK-69の「Def Jam」も、レーベル公式の発表まで戻した。契約は2016年4月1日付で、契約先はDef Jamの日本ブランチである。
呂布カルマの「変な夢さえ見なければ」は、Wikipediaではなく本人インタビューの側に出所を置き直した。MaRIの客演2件も、参加作の発表記事で確認している。
Campanellaの生年・出身市・活動の起点も、前回まで空欄だったところを公式プロフィールまで戻した。CINRAのインタビューでも同じ三点が一致する。
ANTY the 紅乃壱については、現在の名義が「ANTY the KUNOICHI」であること、活動初期に「女版TOKONA-X」と呼ばれていたこと、2012年から自身のレーベルMADD CATに移っていることを日本語版Wikipediaで確認し、今回追記した。呼称は本人の名乗りではなく周囲からのもので、出所もWikipedia一本である。¥ellow Bucksの「ヤングトウカイテイオー」とは根拠の強さが違うので、本文でもそう書き分けている。
残っているのは二つ。SOCKSをはじめ、結成年や活動開始年など経歴の一部は、まだWikipedia依拠か未確認のままだ。もう一つはシングル「知らざあ言って聞かせやSHOW」の順位で、ORICON公式の作品ランキングが週間TOP50までしか載せていないため、一次で確認できなかった。二次情報では数字が一致しているが、本文には書いていない。次回更新で詰める。