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Lil Gnarが語ったFORCE招聘の内側──「DMは来た。それきり何もなかった」

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アトランタのラッパーLil Gnarが、自身のInstagramライブでFORCE FESTIVALについて語った。視聴者から届いた「Please come to Force Festival in Japan!」というコメントへの応答である。本誌が確認したのは、2026年8月16日に取得・保全した25.6秒の録画である。ライブ配信そのものの日時は特定できていない。

語られたのは「行きたい」という感想だけではなかった。YZERRを指すとみられる主催側のアーティストから直接DMが届いていたこと、そしてその話が進まなかったことを、本人が語っている。発言中の呼称は「Wiser or User」だが、FORCE FESTIVALの主催者という文脈と発音から、本稿ではYZERRを指す発言として扱う。

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発言の全文

該当箇所は約23秒。以下は本誌が音声から書き起こした英語原文と、その訳である。

Lil Gnar本人のInstagramライブより該当箇所(25.6秒)。画面に表示されている視聴者コメント「Please come to Force Festival in Japan!」への応答。本誌が2026年8月16日に取得・保全した映像を、報道目的で引用している。

Come to Force Fest in Japan. I’d love to go. The guy, he’s an artist, right? Wiser or User. He DM’d me when he did the first one. He was like, yo, I really want to bring you out. And then he just never did. So I don’t know. I’d do it, though, if they ever come with a proper offer. I’d love to. I love Japan. And it looks like a dope festival.

「日本のForce Festに来て、か。行きたいよ。あの人、アーティストだよね? ワイザーだかユーザーだか。最初の回をやったとき、彼がDMをくれたんだ。『ぜひ君を呼びたい』って。それきり、結局なにもなかった。だから分からない。ちゃんとしたオファーが来るならやるよ。行きたいし、日本は好きだ。いいフェスに見えるしね」

Lil Gnarが語った3点

短い発言だが、性質の違う3つの情報が入っている。

  • 本人によれば、接触はあった。「He DM’d me when he did the first one(最初の回をやったとき、彼がDMをくれた)」。第1回は2025年、横浜アリーナでの2日間開催を指す。文面は「yo, I really want to bring you out(ぜひ君を呼びたい)」だったという
  • 本人によれば、その後は進まなかった。「And then he just never did(それきり、結局なにもなかった)」。Lil Gnarはこれを非難の調子ではなく、事実として置いている
  • 条件は明示されている。「if they ever come with a proper offer(ちゃんとしたオファーが来るなら)」。裏返せば、本人の認識では出演へ進めるだけの、条件の整った具体的なオファーは届いていない

もう一点、細部がある。彼はYZERRの名を「Wiser or User」と二通りに言い直しており、少なくとも名前の発音には確信がないように聞こえる。ただし、これだけで両者の関係の濃淡まで断定はできない。熱意のこもった勧誘の言葉が引用される一方で、送り主の名がこの調子で語られている——その並びだけを、ここでは記録しておく。

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Lil Gnarと第1回FORCEをつなぐ接点

Lil Gnar(本名Caleb Sheppard)はカリフォルニア州オークランド出身で、アトランタを拠点に活動するラッパーだ。スケートボードとアパレルブランドGnarcoticから出発し、2018年のミックステープ『Gnar Lif3』でメジャー契約に至った経歴を持つ。2022年『Die Bout It』、2025年11月『In My Glory』と、自身のGnarcotic Recordsを軸に作品を重ねてきた。

接点として挙げられるのは共演者の顔ぶれだ。彼はLil Uzi Vert、Chief Keef、G Herbo、Nardo Wickらと組んできたが、なかでもTrippie Reddとは『Die Bout It』で共作している。そしてTrippie Reddは、2025年の第1回FORCE FESTIVALに出演している。Future、Central Cee、Metro Boomin、Latto、Awichらと並んだあの2日間だ。共演歴が招聘の理由だと示す材料はないが、少なくともLil Gnarは、第1回のラインナップと無関係な人脈圏にいたわけではない。

「AND MORE…」の空欄と、この証言

2026年版は、8月14日夜に公開された全体フライヤーで判明15組(海外7組・国内8組)となった。ヘッドライナーは初来日のLil Baby。先行チケットはeplusで8月15日20時に受付が始まり、9月30日23時59分まで(予定枚数終了次第)続く。

ただしフライヤーには、いまも「AND MORE…」が残っている。追加発表の余地があるという意味だ。

今回の発言は、その空欄に誰が入るかを教えるものではない。Lil Gnarが語ったのは2025年の第1回についての経緯であって、2026年版の交渉について彼は何も述べていない。それでもこの25秒には、告知だけを追っていては見えない情報が含まれている。主催者が海外アーティストへ自ら直接連絡を取っていること。そして、その接触が必ずしも出演に結びつくわけではないことだ。

川崎発のフェスが1年で屋内アリーナから海沿いの野外へ移り、初来日のヘッドライナーを立てるまでになった。その拡大の裏側で、届いたDMと、届かなかった正式オファーがある。「呼びたい」と伝えることと、実際に呼ぶことのあいだには、まだ距離がある。

本稿の資料と線引き

確認済み:Lil Gnar本人のInstagramライブ映像(本誌が2026年8月16日に取得・25.6秒)。画面には視聴者コメント「Please come to Force Festival in Japan!」が表示され、それへの応答であることが確認できる。英語原文は原音から書き起こしたもので、3種類の音声認識モデルで独立に処理し、語単位の確信度まで照合した(初出時に一部の語を誤って表記していたため、最も精度の高いモデルの結果に基づき訂正した)。原音・書き起こし・タイムコードは本誌で保全している。

未確認:DMの実在と文面は、Lil Gnar側の一方の証言である。YZERRおよびFORCE FESTIVAL主催側の見解は本稿時点で取得できていない。また、2026年版への招聘交渉があったかどうかは本人も語っておらず、言及はすべて第1回(2025年)に関するものである。ライブ配信の正確な日時も特定できていない。追って確認でき次第、本稿に追記する。本稿の事実関係は2026年8月16日に確認した。

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