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ComplexCon 2026、Carti公演はYeの3曲で開幕 10周年のステージとOpiumの物販

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現地取材・文:ジョン・アイラ(john aira)/構成:HIPHOPCs編集部

ComplexConのDay 1が終わった夜は、首も脚も痛くて、もう全身が限界でした。楽しかったけれど、体は本当にくたくた。それでも、コミュニティの仲間たちと直接会って、好きなカルチャーの話ができたのは、やっぱりうれしかったです。思い返すと、「来てよかったな」という気持ちが残っています。

ComplexCon(コンプレックスコン)2026は10月3日・4日、LA Convention Center(LAコンベンションセンター)とCrypto.com Arena(クリプトドットコム・アリーナ)で開催。10周年にして初のロサンゼルス開催となった。

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現地記:体はくたくた。それでも、来てよかった。

2日目も、イベントは相変わらず楽しかったです。ただ、Sneaker of the Yearパネルのリストには、思わず「それはちょっと……」と言いたくなってしまいました(笑)。そこだけは、私の好みとはだいぶ違ったんです。

見ていて飽きなかったのは、会場を歩く人たちの服でした。大きなグラフィックのオーバーサイズTシャツに、ごついアクセサリー。迷彩もレザーも、それぞれの着方で身につけていました。「the kids are alright」。来場者を眺めていると、そんな言葉が自然と浮かんできました。みんなのスタイルだけで、もうひとつのショーを見ているようでした。

コンベンション会場の通路を歩く黒いTシャツの人物と、周囲の来場者
来場者が行き交うコンベンション会場。写真:john aira。

限定ドロップを追いかけるフロアは、いつものComplexConらしく、なかなかのカオスでした。ネイビーのSatoshi Nakamoto × Vans Eraの周りには人が押し寄せ、ブースが一時閉鎖されるほどの混雑でした。Victor VictorのAir Force 1や、1,000足限定でサプライズ登場したLil YachtyのConcrete Boys Air Force 1 Midにも、会場の視線が集まっていました。

Kai CenatのVIVETブースでは、ふらりと現れたYeが談笑していました。初日のステージでRayasianboyがCenatに向けて「He fucking saved my life」と声を張り上げた場面も、よく覚えています。North Westのブースではサンプルやアイスクリームを見ました。ふと周囲を見渡すと、André 3000、Swizz Beatz、Alicia Keys、Travis Barker、Quavo、Lil Pump。そんな顔ぶれが歩いていて、次はどこを見たらいいのか、分からなくなるくらいでした。

そして日曜の夜は、Cartiのヘッドライン公演へ。私にとっていちばんの驚きは、Yeの登場でした。まさか「Can’t Tell Me Nothing」を生で聴けるなんて、思ってもいませんでした。「Carnival」や「Off the Grid」が流れると、フロアでは激しいモッシュが起きて、地面まで揺れるように感じました。Destroy LonelyやKen Carson、North Westもステージに姿を見せて、あの場の熱気は「すごかった」だけでは、うまく言い切れないんです。

体はすっかりガタガタです。それでも、仲間と交わした言葉や、会場で見かけた服、目の前で聴いた曲を思い返すと、ただ疲れただけの週末ではなかったなと思います。首も脚も痛いけれど、あの場所にいられて本当によかったです。その気持ちは、最後まで変わりませんでした。

マイクを口元に持つ黒いTシャツの出演者と、後方でカメラを構える人
マイクを手にした出演者と、後方で撮影するカメラマン。画像提供:john aira。
白い格子状の舞台装置の前で、黒いシャツと赤いパンツの出演者が片腕を伸ばす
白い格子状の舞台装置と、その前に立つ出演者。写真:john aira。
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公演と物販から振り返る、10周年のComplexCon

公演・物販の補足と考察:HIPHOPCs編集部。以下は、Complexなどの公開情報に基づく。

10周年のアーティスティック・ディレクターはPlayboi Carti(プレイボーイ・カルティ)と藤原ヒロシ。Complexによれば、この役割は過去に村上隆やTravis Scott(トラヴィス・スコット)が担ってきた。

1日目:Ken Carsonのステージに、Cartiが顔を出した

10月3日の夜、Crypto.com ArenaのヘッドライナーはKen Carson(ケン・カーソン)だった。DJ Moon、ApolloRed1、HXGも出演者に名を連ねた。Complexの1日目ハイライトによると、Carsonは翌日のヘッドライナーであるCartiをステージに呼び込んだ。

コンベンションセンターでは、Kai Cenat(カイ・シナット)がVIVET、Lil Yachty(リル・ヨッティ)がConcrete Boysのブースを出した。Yachtyのブースには限定のAir Force 1が並んだ。

2日目:Cartiのセットは、Yeの3曲で始まった

10月4日、Cartiのヘッドライン公演はYe(イェ)から始まった。Complexによると、「Can’t Tell Me Nothing」「Carnival」「Off the Grid」の3曲。HotNewHipHopが掲載したセットリストは、ゲスト曲を含めて全25曲で、終曲は「OLYMPIAN」。Destroy Lonely(デストロイ・ロンリー)との「If Looks Could Kill」や、Ken Carsonとの「Rock N Roll」も披露され、North Westもステージ上で目撃された。

Yeは昼のうちから会場にいた。Complexは、Bianca Censori(ビアンカ・センソリ)とCartiを伴ってコンベンションセンターを歩き、人垣ができた様子を伝えている。Kai CenatのVIVETブースでは、YeとCenatが言葉を交わした。André 3000(アンドレ3000)はJeff Stapleと並んで写真に収まった。

過去には、こんなやり取りがあった。2025年3月に発表されたCartiのアルバム『MUSIC』には、Yeのボーカル客演はなかった。その直後、CartiがKim Kardashian(キム・カーダシアン)にNorth Westの曲を送ってほしいと頼むと、YeはXに「Northは Cartiと曲をやらない」「アルバムから外しておいて、娘のボーカルを頼むのか」と書いた(Complex、2025年3月18日)。そのYeが今回は、Cartiの公演冒頭で3曲を披露した。

編集部が気になったのは、Cartiの公演の冒頭、Yeの3曲が「Can’t Tell Me Nothing」から始まったことだ。2007年の曲が、2026年のCartiの客席に最初に届いた。入口に置かれたのが、19年前のYeだった。

Opiumのコラボ物販と、fragment

Opium関連のコラボも並んだ。CartiとMitchell & Nessの共作はNBAのジャージで、KnicksやWarriorsなどのチームのジャージに「YVL」の文字が入る。1枚150ドルで、会場の物販に並んだ。

Giuseppe Zanotti(ジュゼッペ・ザノッティ)との靴は、黒い革にクロームのプレートを渡した1足だけが作られ、会場で抽選にかけられた。HotNewHipHopによると、2人はミラノのショールームで知り合い、ブランドは継続的な協業の始まりだと説明している。開催前には、女性向けのI.AM.GIAがYVLのベビーTを発表し、Destroy LonelyとVon Dutch Hollywoodのコラボも告知されていた。

NBAのユニフォームにYVLを足しても、元のチームの名前は残る。一つの服に二つの看板が載るわけだ。編集部には、Yeの曲から入り、Cartiと仲間の曲へ進んだ公演にも、似た重なりがあるように見えた。公演と物販を別々に数えるより、誰の曲、どのチームの服を自分たちの側へ引き寄せるのかを見ると、Opiumの輪郭がもう少しはっきりする。

このほか、BLACKPINKのLISA(リサ)のブランドLLOUDは、Von Dutch Hollywoodとのコラボを会場で初披露した。ライダーを背面に描いたTシャツや、両ブランドのロゴを配したフーディーなどを展開した(Complex)。

日本からの参加もあった。藤原ヒロシのfragmentは、ポケモンとの黒いピカチュウとミュウをあしらった商品を会場限定として告知し、日本ではKAI-YOUなどが先に紹介していた。

会場の外で起きたこと

初日の3日、ComplexCon会場近くでシカゴのラッパーLUCKI(ラッキー)が負傷したとTMZなどが報じた。同メディアによると、負傷者は計4人で、LAPDが殺人未遂事件として捜査している。主催のComplexはPeopleへの声明で、事件は会場外の公道で起きたと説明した。詳しい経緯と、Carti本人の関与が確認されていないことは、別記事にまとめている。

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現地取材・文・写真・画像提供:ジョン・アイラ(john aira)/構成・補足:HIPHOPCs編集部。

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