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Number_iはなぜヒップホップチャート1〜4位を「独占」できたのか

──Apple Music上位占拠が投げかける7つの問いと、シーンが報われるための論点整理 via @neverdesign96・@number_i.official・@yzerr_breath はじめに:批判ではなく「ジャンル設計」の話 ここ最近話題のトップになっているこの問題 発端は2026年1月、Number_iがApple Musicのヒップホップ/ラップ部門で1位から4位を独占した──という情報が拡散した。この出来事に、どこか引っかかりを覚えた人もいるだろう。 そしてこの出来事にYzerr,T-Pablow,Watsonが武道館で未公開楽曲Dassaiで言及。 本稿は、Number_iやファンを頭ごなしに否定するための文章ではない。むしろ論点は逆である。“ヒップホップ”という棚(ジャンル枠)で起きたことだからこそ、いま一度、装置の仕組みと責任の所在を整理したい。 核心はシンプルだ。 「なぜ、J-POPではなくヒップホップだったのか」 この問いに輪郭が出れば、議論は好き嫌いやアイドル叩きから離れ、業界設計の議論に上がる。そしてそれは、何よりラッパーが報われる構造を考えることにつながる。 第1章:何が起きたのか──「上位独占」が持つ性格 Apple Music ヒップホップ部門 1〜4位独占(とされる状況) 今回Number_iで埋まったことで、起きることは明快だ。 Apple Musicで“ヒップホップ”を探しに来た新規リスナーが、まずNumber_iに触れる アルゴリズムが上位曲を“その棚の代表例”として学習し、推薦が寄る その結果、同じ棚で10年・20年活動してきたアーティストの可視性が相対的に落ちる これは負けた側が努力不足という話ではない。ジャンル別チャートは、ただの人気投票ではなく、“入門口”を握る装置だからである。 「競争の結果」だけで片付けていいのか もちろん、ファンが支えること自体は自然だ。応援は正当で、熱量は文化の一部である。ただし、ここでズレが生まれる。 ファンダムの動員力 ヒップホップとしての評価(シーン内の批評・文脈・共鳴) この2つは一致する場合もあるが、常に同じではない。そして問題の火種は、「動員力」が“ヒップホップ棚”の中で継続して発揮され、結果として入口が塗り替わる点にある。 今回はあえてこの問題に踏み込もう。 第2章:Number_iとは誰か──議論を誤らせないための前提 メンバー 平野紫耀 神宮寺勇太 岸優太 3人は元King &...

YNW Melly裁判に衝撃の展開──証人妨害4罪状が開廷前日に消える!?

via @ynemelly instagram あのYNW Melly(本名:ジャメル・デーモンズ、26歳)に対する証人妨害など4つの罪状が、陪審員を選ぶ前日になって突然取り下げられたのです。 2026年1月20日、フロリダ州の法廷で異例の事態です。弁護団は「652日間も、成立しない罪で拘束されていた」と強く抗議しています。 でも、これで終わりではありません。2018年に起きた二重殺人事件の再審が、2027年1月に控えているからです。 何が終わって、何が続いているの まず整理。今回消えた罪状は、証人妨害、犯罪組織活動の指揮、殺人教唆、そして重大事件における証人妨害の共謀の4つです。これらはすべて、開廷前日に検察が自ら引っ込めました。 継続中の事件は、2018年10月26日に発生した二重殺人です。被害者はYNW Juvy(クリストファー・トーマス・Jr.、当時19歳)とYNW Sakchaser(アンソニー・ウィリアムズ、当時21歳)。2023年の裁判では陪審員の意見がまとまらず、評決不能で終わっています。 つまり、サイドストーリーがいったん幕を閉じ、本筋の殺人事件だけが舞台に残った状態です。 https://youtu.be/zz2-OH6zKN4?si=VM_MiQPXUKCUO5f5 検察が「前日撤退」を選んだ計算?? なぜこんな土壇場で取り下げたのでしょうか。検察が公開したメモに、答えのヒントがありました。「裁判官が核心証拠の採用をまだ決めていなかった」という一文です。 その核心証拠とは、拘置所内で録音された電話の内容でした。Mellyが重要証人に接触しようとした証拠だと検察は主張していましたが、マーティン・ファイン判事はその録音を法廷で使えるかどうか、判断を保留していたのです。 ここで検察は二つのシナリオを天秤にかけたそう。 一つ目は、陪審員を選んだ後で録音が却下されるリスクです。アメリカには「二重の危険」という原則があり、一度裁判が始まって無罪になると、同じ罪で再び起訴することはできません。弱い手札でゲームを始めれば、負けた瞬間にすべてを失います。 二つ目は、この録音を殺人事件の再審で使う選択肢を失うリスクです。証人妨害の法廷で却下されれば、本命の裁判でも同じ証拠を持ち出しにくくなります。 検察が選んだのは、証人妨害裁判を捨てて、殺人再審に証拠を温存する道でした。Melly側にとっては一つの勝利ですが、本丸の裁判で同じ証拠がより鋭い形で突きつけられる可能性が残っています。。 拘置所から飛び交った「暗号」 証人妨害事件には、ヒップホップ特有のコードが絡んでいましたそう。 検察の描いたストーリーはこうです。拘置所にいるMellyが、同じ施設の被収監者テレンス・マティスを仲介役として使い、保釈中だった共犯者YNW Bortlenに60回以上の電話をかけさせたというのです。 その通話で使われていたとされるのが、リアーナ、A$AP Rockyの子どもの母といったセレブの名前でした。実際にはMellyの元交際相手マライア・ハミルトンを指していたと検察は主張しています。マライアがメイバッハにいるか確認しろという指示も出ていたといいます。 検察の見立てでは、有名人の名前やブランド名を暗号にして、重要証人を黙らせる工作が行われていたということになります。 これに対し、弁護人のケアリー・ホーウォートは真っ向から反論。「録音があろうがなかろうが、最初から有罪にできる証拠などなかった」と。 2018年10月26日の夜に何が、、 証人妨害は、あくまで本筋の周辺で起きた騒動です。中心にあるのは、7年前のあの夜に何があったかという問いです。 2018年10月26日深夜、フロリダ州フォートローダーデール近郊でレコーディングを終えた4人がジープに乗り込みました。運転席にはYNW Bortlen、後部座席にはMelly、そしてJuvyとSakchaserが同乗していました。 その後、MellyとBortlenは病院に駆け込み、「走行中に銃撃された」と訴えました。しかしJuvyとSakchaserはすでに息絶えていました。 検察が提示したストーリーは、外部からの襲撃ではなく、車内での犯行でした。弾道分析によれば、銃弾は車外からではなく車内から発射されたとされています。スタジオを出るときの防犯カメラには、Mellyが運転席の後ろに座っている姿が映っていました。 検察の主張は明快です。Mellyが後部座席から2人を撃ち、Bortlenと共謀して「ドライブバイに遭った」ように偽装したというものです。 2023年の裁判では、陪審員は9対3で有罪寄りでしたが、全員一致には至りませんでした。少なくとも1人が「証拠不十分」を主張し、他の2人もその立場に回ったと報じられています。 共犯者Bortlen 事件のもう一人の被告、YNW...

A$AP RockyがDrakeにディスの応酬「だからお前の女を奪った」深掘り

幾度の延期を経て、A$AP Rockyがついに新アルバム『Don‘t Be Dumb』をリリースした。前作から実に8年ぶりとなる本作は、半ばリリース自体を諦めていたリスナーも多かっただけに、想定より早く手元に届いたことへの歓喜の声が広がっている。 https://twitter.com/kurrco/status/2011810889922421094?s=61 Tim Burtonが携わったカバーアート、豪華な客演陣、そして“ついに公開された“という事実だけでも話題性は十分なのだが、それだけで終わらないのがRockyという男だ。 今回、彼はアルバム内でDrakeに対し、触れれば切れてしまいそうな程鋭いディスを放ったのである。 「だからお前の女を奪った」Drake涙目のディス連発 問題の楽曲は4曲目「STOLE YA FLOW」だ。同楽曲において、RockyはDrakeについて以下のように言及した。 「まずお前が俺のフローを盗んだんだ、だからお前の女を奪った」 この一節は、DrakeがRockyのスタイルを模倣してきたという長年の疑惑、そしてDrakeの元カノであり、現在Rockyの妻であるRihannaの存在を強く示唆している。 極めて鋭利。自分が言われたら恥ずかしくて爆発すると思う。 続けて、Drakeに浮上していた整形疑惑のある腹筋に絡めたラインを披露。この疑惑については、すでに昨年のKendrick Lamarによる「Euphoria」、そしてMetro Boominの「BBL...

ポストCreepy Nuts?ちゃんみなが紅白で見せる日本語ラップの未来『第76回NHK紅白歌合戦』初出場、

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紅白にちゃんみな初出場──「NG」「SAD SONG」SPメドレーが意味するもの

2025年12月31日、第76回NHK紅白歌合戦に、ちゃんみなが初出場する。披露するのは「NG」と「SAD SONG」をつないだスペシャルメドレーである。出演順は38番目、21時台の登場となる。

直前の37番目には、ちゃんみながプロデュースするガールズグループ・HANAが「ROSE」を披露する構成が発表されている。つまり、同一プロジェクトから生まれたアーティストとプロデューサーが、連続でNHKのゴールデン枠に立つ形だ。

2024年にはCreepy Nutsが「Bling-Bang-Bang-Born」で紅白に初出場し、アニメ発・日本語ラップの大ヒットを国民的番組の舞台で披露した。その翌年に、今度はちゃんみなとHANAが”ラップを前面に押し出したパフォーマンス”で同じステージに立つ。これは単発のキャスティングではなく、日本語ラップを除外しない紅白の構造変化が、少なくとも2年連続で続いているという強いサインである。


1. 「NG」「SAD SONG」という選曲の意味

NHK公式およびちゃんみな公式サイトの発表によれば、今回披露されるのは「NG」と「SAD SONG」の2曲をつないだメドレーである。

「NG」は、高速ラップとメロディアスなフックが共存する楽曲だ。テーマは”自分を縛る規範やラベルへのNO”であり、地上波の大型歌番組でこのタイトルがそのまま発音されること自体が象徴的である。

「SAD SONG」は、エモーショナルなメロディと、内面を抉るリリックが特徴の楽曲である。歌番組との相性が良く、紅白という”国民的番組”との橋渡し役としても機能する選曲と言える。

この2曲をつなぐことで、「規範への抵抗」と「感情の解放」という、ちゃんみなの表現の二つの軸が1ステージで提示される構成になっている。


2. 高校生RAP選手権から紅白まで

ちゃんみなのキャリアを「紅白までの一連の線」として見ると、日本語ラップシーンの構造変化も同時に浮かび上がる。

ちゃんみなは1998年、韓国で日本人の父と韓国人の母の間に生まれた。3歳まで韓国に住み、その後は韓国、日本、アメリカを行き来する幼少期を過ごしている。日本語、韓国語、英語を操るトリリンガルであり、このバックグラウンドが彼女の音楽性の根幹にある。

2016年4月、現役高校生たちがフリースタイルラップで競う「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」の第9回大会に出場した。結果は2回戦敗退だったが、その独特な声質とフローでオーディエンスの注目を集め、これが音楽キャリアの転機となった。本人は後のインタビューで「バトルには二度と出たくない。はじめましての人とお互い何も悪いことをしてないのに即興でディスり合うスタイルは自分には合わない」と振り返っており、あの大会が最初で最後のバトル出場となっている。

2017年3月、メジャーデビューアルバム『未成年』をリリース。その後もラップと歌、多言語を自在に行き来するスタイルを確立し、2021年にはアルバム『ハレンチ』をリリースした。表題曲「ハレンチ」は、Billboard Japanのストリーミング認定で2億回再生を突破したことが確認されている。

2023年11月には、SKY-HI率いる音楽事務所BMSGとの共同ガールズグループ・プロジェクト『No No Girls』の立ち上げを発表。ちゃんみなはプロデューサーとして参加し、2025年4月にはそのプロジェクトから生まれたガールズグループ・HANAがメジャーデビューを果たした。

そして2025年12月31日、第76回NHK紅白歌合戦に初出場する。高校生RAP選手権から約9年、深夜のバトル番組で名前を知られた10代のラッパーが、NHKの大晦日ゴールデン枠に立つ。この軌跡そのものが、日本語ラップのポジションの変化を物語っている。


3. HANA → ちゃんみな連続出演という構図

今回の紅白でもう一つ重要なのは、HANA「ROSE」とちゃんみなSPメドレーが連続で配置されている点である。

HANAは、オーディション番組『No No Girls』から生まれたガールズグループだ。SKY-HIがエグゼクティブプロデューサー、ちゃんみながプロデューサーとして楽曲制作に参加している。

つまり今回の紅白は、プロジェクトの”結果”としてのガールズグループHANAと、そのプロジェクトを牽引してきたアーティスト本人であるちゃんみなが、全国放送のゴールデン帯で連続して登場する構造になっている。ここには、BMSG/ちゃんみなラインが作っている”ハイブリッドなポップシーン”を、そのままNHK紅白の文脈にインストールするというNHK側の姿勢も読み取れる。


4. Creepy Nuts(2024年)→ ちゃんみな(2025年):2年連続の意味

2024年の第75回NHK紅白歌合戦では、Creepy Nutsが「Bling-Bang-Bang-Born」で初出場を果たした。この楽曲はテレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』のオープニングテーマとして書き下ろされ、「#BBBBダンス」がTikTokやYouTubeショートでダンスチャレンジのブームを巻き起こした。ストリーミング累計は7億回を超え、Billboard JAPANの年間総合ソングチャートをはじめ各種ランキングを席巻している。

一方で2025年は、ちゃんみなとHANAという形で、「ラップを含むポップ・プロジェクト」がそのまま紅白に登場する年になる。

この2年を並べると、日本語ラップの”テレビ上での見え方”の変化が見えてくる。2024年のCreepy Nutsは、「アニメ主題歌として爆発的にヒットした結果、ラップ曲が紅白に来た」という形だった。2025年のちゃんみなは、ポップシーンの中心から、ラップが自然に混ざり込む形で紅白に登場する。

Creepy Nutsの大ヒットが、ラップの「数字」を国民的番組に持ち込んだとすれば、ちゃんみなの紅白初出場は、ラップを含む表現そのものを”当たり前のポップス”として定着させる一歩と位置づけられる。


5. 視聴前に押さえておきたいポイント

紅白本番で視聴者が注目すると面白いポイントを整理しておく。

まず、HANA「ROSE」からちゃんみなSPメドレーまでを”ひと続きのプロジェクト”として見ることだ。ステージングや照明、映像演出がどこまで連続性を持たせているかに注目したい。

次に、「NG」でのラップと「SAD SONG」での歌い上げの”差”である。マイクワーク、カメラワーク、観客のノリ方など、ラップと歌の切り替わりで現場空気がどう変化するかが見どころになる。

そして、NHKのカメラが”どこを抜くか”にも注目だ。観客席のリアクション、バックダンサー、バンドメンバーの抜き方から、番組側がどのポイントを「見せたい」と考えているかが読み取れる。

ちゃんみなの直前はHANA「ROSE」、直後は岩崎宏美「聖母たちのララバイ」である。その中でちゃんみなのステージが「異物」として機能するのか、「新しい主流」として映るのか。ここも興味深いポイントになる。


6. よくある質問

Q. ちゃんみなは紅白2025で何を歌う?

「NG」と「SAD SONG」をつないだ「ちゃんみなSPメドレー」を披露する。出演順は38番目、21時台の登場である。

Q. ちゃんみなの紅白出場は今回が初めて?

第76回NHK紅白歌合戦が初出場である。2016年の高校生RAP選手権(第9回大会)出場から約9年を経て、NHKの大晦日ゴールデン枠に立つ形になる。

Q. HANAとちゃんみなの関係は?

HANAはBMSGとの共同プロジェクト『No No Girls』から生まれたガールズグループで、ちゃんみながプロデューサーを務めている。紅白では37番目にHANA「ROSE」、38番目にちゃんみなSPメドレーと連続で出演する。

Q. なぜ「2年連続ラップ枠」と言われる?

2024年の第75回紅白ではCreepy Nutsが「Bling-Bang-Bang-Born」で初出場し、日本語ラップの大ヒットが紅白に持ち込まれた。2025年はその流れを受けて、ちゃんみなとHANAがステージに立つ。2年連続で日本語ラップを軸にしたアーティストがNHK紅白に登場する構図になっている。

Q. ちゃんみなは高校生ラップ選手権で優勝した?

優勝はしていない。2016年4月の第9回高校生RAP選手権に出場し、2回戦で敗退している。しかし、その独特な声質とフローで注目を集め、これが音楽キャリアの転機となった。


7. まとめ

2025年の日本語ラップは、Creepy Nutsが数字の面で歴史的な記録を打ち立てた一年であると同時に、「ラップがどこまでマスに溶け込めるか」を試された年でもあった。

その終着点として、ちゃんみなが「NG」「SAD SONG」という、ラップとポップが交差する楽曲を武器に、NHK紅白歌合戦という国民的イベントに初出場する。HANAとの連続出演という構図も含め、この夜は日本語ラップシーンにとって重要な分岐点になるだろう。

このステージがどう受け止められるかは、日本語ラップの今後数年を左右する重要なサンプルケースになる。


出典

一次ソース

  • ちゃんみな公式サイト – 紅白披露曲発表(2025/12/19)
  • NHK紅白歌合戦公式サイト
  • Billboard Japan ストリーミング認定

二次ソース

  • 音楽ナタリー – 紅白タイムテーブル発表
  • CINRA – Creepy Nutsの紅白までの軌跡
  • BuzzFeed Japan – ちゃんみなインタビュー(2016年)
  • モデルプレス – ちゃんみなインタビュー(2016年)

参考

  • ちゃんみな – Wikipedia
  • HANA (ガールズグループ) – Wikipedia

HIPHOPCs Intelligence Unit 2025年12月31日


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2025年12月31日、第76回NHK紅白歌合戦に、ちゃんみなが初出場する。 披露するのは「NG」と「SAD SONG」をつないだスペシャルメドレー。出演順は38番目、21時台の登場である。直前の37番目には、ちゃんみながプロデュースするガールズグループ・HANAが「ROSE」を披露する構成となっており、同一プロジェクトから生まれたアーティストとプロデューサーが連続でNHKのゴールデン枠に立つという、日本語ラップシーンにとって歴史的な夜になる。


1. パフォーマンス情報:「NG」「SAD SONG」SPメドレーという選曲

NHK公式サイトおよびちゃんみな公式サイトの発表によれば、今回の紅白で披露されるのは以下の2曲をつないだメドレーである。

楽曲リリース特徴
NG2024年高速ラップ×メロディアスなフック。”自分を縛る規範へのNO”がテーマ
SAD SONG2024年エモーショナルなバラード寄り。Billboard Japan Hot 100で44位(年間)

出典:

この2曲をつなぐことで、**「規範への抵抗(NG)」と「感情の解放(SAD SONG)」**という、ちゃんみなの表現の二つの軸が1ステージで提示される構成になっている。


2. 高校生RAP選手権から紅白まで:ちゃんみなの軌跡(年表)

ちゃんみなのキャリアを「紅白までの一連の線」として整理すると、日本語ラップシーンの構造変化も同時に見えてくる。

出来事意味
1998年韓国で出生(日本人の父×韓国人の母)トリリンガルのルーツ
2016年4月第9回高校生RAP選手権に出場(2回戦敗退)バトル文脈での可視化
2017年3月メジャーデビューアルバム『未成年』リリースオリコン最高59位
2018年ワーナーミュージック・ジャパンに移籍メジャー本格始動
2021年アルバム『ハレンチ』リリース累計1.5億回再生(Spotify)
2023年11月『No No Girls』プロジェクト始動を発表プロデューサーとしての顔
2024年「ハレンチ」2億回再生突破(Billboard Japan認定)ストリーミング市場での確立
2025年4月HANAメジャーデビュー(ちゃんみなプロデュース)プロジェクトの”結果”
2025年6月Billboard Japan Hot 100に6曲同時ランクイン“面”での強さ
2025年12月31日第76回NHK紅白歌合戦に初出場NHKゴールデン枠への到達

出典:

ここから見えるのは、「バトル出身のラッパーが歌もやれる人になった」のではなく、最初から「ラップ」「歌」「多言語」を同列に置いてきたポップ・アーティストが、結果的に日本語ラップのフロントランナーになったという構図である。

本人も2017年のインタビューで「ラッパーだとは思っていない。シンガーでもなくアーティストと呼ばれたい」と語っている。


3. HANA → ちゃんみな連続出演の意味:プロジェクトとしての”面”で出る

今回の紅白でもう一つ重要なのは、HANA「ROSE」(37番目)とちゃんみなSPメドレー(38番目)が連続で配置されている点である。

出演順アーティスト楽曲役割
38番目ちゃんみなNG / SAD SONGプロジェクトを牽引してきたプロデューサー本人

HANAは、BMSGとの共同オーディション番組『No No Girls』から生まれたガールズグループである。

  • エグゼクティブプロデューサー: SKY-HI
  • プロデューサー: ちゃんみな(楽曲制作に参加)

4-1. 2024年:Creepy Nutsが紅白初出場

出典:

つまり今回の紅白は、BMSG/ちゃんみなラインが作っている”ハイブリッドなポップシーン”を、そのままNHK紅白の文脈にインストールする構造になっている。


4. Creepy Nuts(2024年)→ ちゃんみな(2025年):2年連続で更新される「日本語ラップの見え方」

2024年の第75回NHK紅白歌合戦では、Creepy Nutsが「Bling-Bang-Bang-Born」で初出場を果たした。

指標データ
Spotifyストリーミング累計7億回超(2024年12月時点)
Billboard JAPAN Hot 1002024年首位
Billboard Global 200週間最高8位
新語・流行語大賞ノミネート

出典:

アニメ『マッシュル-MASHLE-』のOPテーマとして世界的にヒットし、「#BBBBダンス」がTikTokでバイラル化。アニメ発・日本語ラップの大ヒットがNHK紅白のど真ん中に置かれた最初の事例となった。

4-2. 2025年:ちゃんみな+HANAが紅白出場

一方で2025年は、

  • ちゃんみな(ソロアーティスト/ラッパー/シンガー/プロデューサー)
  • HANA(ダンス&ボーカルグループ、ラップ要素を含む)

という形で、「ラップを含むポップ・プロジェクト」がそのまま紅白に乗る年になる。

4-3. 2年間の変化を構造化する

代表アーティスト紅白での楽曲ヒットの文脈
2024年Creepy NutsBling-Bang-Bang-Bornアニメ発・海外バイラル・ダンスチャレンジ
2025年ちゃんみな+HANANG / SAD SONG / ROSEポップシーンの中心から、ラップが自然に混ざり込む

この2年を並べると見えること:

  1. 2024年(Creepy Nuts): 「アニメ主題歌として爆発的にヒットした結果、ラップ曲が紅白に来た」
  2. 2025年(ちゃんみな+HANA): 「ポップ・プロジェクト」として紅白に登場し、そこに”日本語ラップで鍛えられたリリックとフロウ”が組み込まれている

Creepy Nutsの大ヒットが、ラップの「数字」を国民的番組に持ち込んだとすれば、ちゃんみなの紅白初出場は、ラップを含む表現そのものを”当たり前のポップス”として定着させる一歩と位置づけられる。


5. 2025年時点で見える、日本語ラップシーンの進化とこれから

HIPHOPCs Intelligence Unitが2025年末にまとめたデータでも、日本語ラップシーンは以下の構造が見えている。

カテゴリ代表アーティスト特徴
ストリーミング絶対王者Creepy NutsSpotify累計17億回超、YouTube再生数1位
購買行動型(ライブ+DL連動)ちゃんみなBillboard Artist 100で10位、2億再生曲保持
ストック型ストリーミング勢JP THE WAVY, LEX, Awichカタログ累計で稼ぐ
カルチャー・モード型唾奇, 千葉雄喜数字以上のCultural Relevance

出典:

これから見えてくる3つの予測

  1. 「ラップ=深夜」の時代は完全に終わり、”ど真ん中ポップ”へ
    • 紅白という最大の”お茶の間の窓”に、2年連続でラップを軸にしたアーティストが登場
    • 今後は「ラップがあるのに紅白に出ない」ことのほうが不自然になっていく可能性が高そうだ
  2. データ上の支配者と、テレビに映る顔は多極化する
    • ストリーミングではCreepy Nutsが圧倒的王者であり続ける一方で、紅白のステージではちゃんみなやHANAのような”ポップ・フロント”が前面に出る
    • 「誰が数字を持ち、誰が顔になるのか」が分離していくのだろう

6. 視聴前に押さえておきたいチェックポイント(視聴者向けガイド)

紅白本番で、視聴者が注目すべきポイントを整理しておく。

「NG」でのラップと「SAD SONG」での歌い上げの”差”

  • マイクワーク、カメラワーク、観客のノリ方
  • ラップと歌の切り替わりで現場空気がどう変化するか

NHKのカメラが”どこを抜くか”

  • 観客席のリアクション、バックダンサー、バンドメンバーの抜き方
  • NHK側が「ラップ」をどれだけ前に出して映すかで、番組としてのスタンスが見えてくる

前後の出演者との並び

  • 直前:HANA「ROSE」
  • 直後:岩崎宏美「聖母たちのララバイ」
  • その中でちゃんみなのステージが「異物」として機能するのか、「新しい主流」として映るのか

7. FAQ

Q1. ちゃんみなは紅白2025で何を歌う?

A. 第76回NHK紅白歌合戦では、「NG」と「SAD SONG」をつないだ「ちゃんみなSPメドレー」を披露!出演順は38番目、21時台の登場となる。

出典: ちゃんみな公式サイトNHK紅白歌合戦公式


Q2. ちゃんみなは紅白にいつ出る?何時ごろ?

A. 第76回NHK紅白歌合戦の後半・21時台ブロック、38番目の出演。HANA「ROSE」(37番目)の直後に登場する。

出典: NHK紅白歌合戦公式タイムテーブル


Q3. HANAとちゃんみなの関係は?

A. HANAは『No No Girls』から生まれたガールズグループで、ちゃんみながプロデューサーを務める。今回の紅白では、プロジェクトの”結果”であるHANAと、それを牽引してきたプロデューサー本人が連続でステージに立つ構成。

出典: HANA – Wikipedia


Q4. Creepy Nutsとの関係は?なぜ「2年連続」と言われる?

A. 2024年の第75回NHK紅白歌合戦では、Creepy Nutsが「Bling-Bang-Bang-Born」で初出場し、日本語ラップの大ヒットが紅白に持ち込まれた。2025年はその流れを受けて、ちゃんみな+HANAが「ポップとラップを横断する形」でステージに立つ。2年連続で日本語ラップを軸にしたアーティストがNHK紅白に登場する構図。

出典: CINRAアニメイトタイムズ


Q5. ちゃんみなの代表曲は?どの曲から?

A. 紅白の予習としては以下の3曲を押さえておくと、今回のステージの文脈がつかみやすそうだ。

楽曲ストリーミング特徴
ハレンチ2億回突破(Billboard Japan認定)代表曲、ロングヒット
NG紅白披露曲、高速ラップ×フック
SAD SONG年間44位(Hot 100)紅白披露曲、エモーショナル

出典: Billboard Japan ストリーミング認定


Q6. ちゃんみなは高校生ラップ選手権で優勝した?

A. 優勝はしていない。2016年4月の第9回高校生RAP選手権に出場し、2回戦敗退。しかし、その独特な声質とフローでオーディエンスの注目を集め、これが音楽キャリアの転機となった。

出典: ちゃんみな – WikipediaBuzzFeed Japan


まとめ:2025年大晦日、ラップが”お茶の間”に入る瞬間を見る

2025年の日本語ラップは、Creepy Nutsが数字の面で歴史的な記録を打ち立てた一年であると同時に、「ラップがどこまでマスに溶け込めるか」を試された年でもあった。

その終着点として、

  • 「ハレンチ」2億再生クラスの実績を持つちゃんみなが
  • 「NG」「SAD SONG」という、ラップとポップが交差する楽曲を武器に
  • NHK紅白歌合戦という”国民的イベント”に初出場する

という構図は、2025年のシーンを象徴する出来事である。

このステージがどう受け止められるかは、日本語ラップにとっても、HIPHOPCsの読者にとっても、今後数年を左右する重要なサンプルケースになるだろう。


出典・参考文献(E-E-AT準拠)

一次ソース(公式発表)

二次ソース(メディア報道)

参考資料(Wikipedia・データベース)


報告者:HIPHOPCs Intelligence Unit 公開日:2025年12月31日 最終更新:2025年12月31日 https://hiphopnewscs.jp


via @minachanxxx

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