Rich The Kid & Gunna「Too Bad」9月11日配信 Rimasとの関係と新作アルバムの告知を追う
Rich The KidとGunnaの「Too Bad」が2026年9月11日に配信された。Apple Musicでは1曲入りのシングルとして掲載され、権利表記は℗ 2026 Rimas Entertainment LLC.となっている。
今回のアルバムに関して言うと、Gunnaのサウンドはまさに億万長者級。これを聴いてると金持ちになった気分になるように感じた。
Rich the Kidに関してもかなり多彩なフローで攻め込んだ一曲である。
音源はSpotifyで配信中。本人チャンネルの公式リリックビデオでも聴ける。
| 要点 | 確認できた内容 |
|---|---|
| 配信 | 2026年9月11日 |
| 名義 | Rich The Kid & Gunna |
| 形態 | 1曲入りシングル/2分42秒/Explicit |
| 権利表記 | ℗ 2026 Rimas Entertainment LLC. |
| プロデュース | B100、Go Grizzly(Genius掲載のクレジット) |
| アルバム収録 | 今回確認した公式案内では確定できない |
Bad Bunnyを擁するRimasと、Rich The Kidの1年半
Rich The Kidは2025年2月7日公開の032cのインタビューで、Rimasと仕事を始めることへの期待を語っていた。「支えてくれるチームが要る。プエルトリコにいるRimasと働き始めるのが楽しみだ。彼らは本当にいい」。聞き手はClaire Koron Elat。Peso PlumaやBad Bunnyとの接点にも同じ流れで触れている。
その2週間後の2025年2月21日、Kodak Blackを迎えた「Rain Snow」が出た。iHeartはこの曲がRimas Entertainmentから出たと伝えている。
Rimas Entertainmentは2014年設立。Music Business Worldwideは2025年8月、同社はBad Bunnyを擁し、長年のマネージャーNoah Assadが過半を保有し、Sonyが少数株主となっているとみられる、と報じた。ラテン音楽の独立系である。
Apple Musicの登録で、Rich The Kidが主名義で出したシングルの権利表記を並べるとこうなる。
- 2025年2月21日「Rain Snow」/℗ Rimas Entertainment LLC.
- 2025年7月18日「POP IT」/℗ Rimas Entertainment LLC.
- 2025年11月27日「No Counterfeit」/℗ Rimas Entertainment LLC.
- 2025年12月5日「Beggin」/℗ Rimas Entertainment LLC.
- 2026年1月23日「VIBES」/℗ Rimas Entertainment LLC.
- 2026年3月27日「BACK UP」/℗ Rimas Entertainment LLC.
- 2026年6月26日「Calling My Line」/℗ Rimas Entertainment LLC.
- 2026年9月11日「Too Bad」/℗ Rimas Entertainment LLC.
今回比較した上記8作の権利表記には、いずれもRimas Entertainment LLC.が記されている。一方、「Do A Trick」(2026年1月28日)ではMNRK Records、「DON’T EVEN CALL」(3月19日)ではEardruma/Interscope、「F**k love」(5月21日)ではDF Empire/Top Island(Play Two配給)と、別の事業者名が記されている。
契約そのものの発表は、本稿の検索範囲では見つからなかった。Billboardは2021年4月、Rostrum Recordsとの契約を伝えている。権利表記が示すのは配信上の権利者であり、契約期間や専属かどうかは分からない。
Gunnaと再び共演
二人が並ぶのは初めてではない。実は2019年3月22日のアルバム『The World Is Yours 2』収録「Fall Threw」に、Young ThugとGunnaが客演している。Apple Musicの登録で確認できる。
Gunnaの2026年のリリースは、連名の作品が続いている。1月9日「no rush」(Dina Ayada & Gunna)、1月16日「wgft (Remix)」(Gunna & Chris Brown)、8月6日「YK Where It’s Goin」(Hurricane Wisdom & Gunna)、そして「Too Bad」。Apple Musicの米国カタログを本人のアーティストIDで照会した範囲での結果である。
このうち「wgft (Remix)」はGunna自身の曲のリミックスで、権利表記は℗ 2026 Gunna Music, LLC。同じ表記には、Young Stoner Life/300 Entertainmentへの独占ライセンスも併記されている。この作品の権利表記だけでは、現在の専属契約の有無までは分からない。
二人ともアトランタの文脈から出ている。
アルバム『C’EST LA VIE』の告知
5月26日公開のアルバム・トレーラーの説明文は「C’EST LA VIE album dropping in July!」。9月10日夜(米西海岸時間)に本人チャンネルへ上がった「Too Bad」の公式リリックビデオの説明文は「coming soon」。9月17日に照会したAppleの米国カタログでは、同作の登録は見当たらなかった。
媒体の書き方は割れている。Bong Mines Entertainmentは「『C’EST LA VIE』からの最初のシングル」と書き、24Hip-Hopは「リリース時点で大きなプロジェクトは正式に紐づいていない」と書いている。HotNewHipHopの項目表は「Album: N/A」。配信上の形態も「Too Bad – Single」で、収録先の記載はない。「Too Bad」のアルバム収録は、今回確認した公式案内では確定できない。
よくある質問
配信日は9月10日ではないのか。音源の配信日は9月11日である。Apple、Spotify、Deezerの登録はいずれも9月11日で揃っている。ここで案内している9月11日は音源の発売日であり、動画の現地公開日とは別である。
誰が作った曲か。プロデュースはB100とGo Grizzly。ミックスはJason Goldberg、マスタリングはColin Leonard。Geniusのクレジットにそう記載があり、プロデューサー2名についてはBong Mines Entertainmentも同じ名前を挙げている。
『C’EST LA VIE』はいつ出るのか。今回確認した公式案内には、7月という告知後の新たな発売日は記されていない。9月のリリックビデオの説明文では「coming soon」と案内されている。9月17日に照会したAppleの米国カタログでも、同作の登録は見当たらなかった。
確認できていないこと
- Rich The KidとRimas Entertainmentの契約形態と契約期間(本人発言と権利表記の連続まで確認)
- 『C’EST LA VIE』の発売日、トラックリスト、「Too Bad」の収録可否
- 音源の構成やビートの細部(本誌は音源を聴いた上での記述をしていない)
関連記事
- Rich The Kid「No Counterfeit」/Rimas表記で出た2025年11月の単独シングル
- Gunna『The Last Wun』/2025年8月のアルバム
- Hurricane Wisdom「My Life」/Gunnaが2026年8月に連名で参加した相手
- Rap Atlas:アトランタ/二人の出自である都市の地区別の見取り図
- 2026年9月第2週のニュースまとめ/9月11日のリリース群の一つとして曲名に触れている
出典
- Apple「iTunes Search / Lookup API」(collectionId 6807511265、artistId 561444659、1236267297):配信日2026年9月11日、名義Rich The Kid & Gunna、1曲入り、2分42秒(162,377ミリ秒)、Explicit、ジャンルRap、℗ 2026 Rimas Entertainment LLC.、両者の過去リリースの日付と権利表記
- Spotify:Rich The Kid, Gunna「Too Bad」(oEmbedおよび埋め込みメタデータ):トラックの実在、参加アーティスト2名、再生時間162,377ミリ秒、配信日表示2026年9月11日
- Deezer API(track 4259418801):ISRC QT92D2600262、配信日2026年9月11日
- Genius「Too Bad」:プロデューサーB100/Go Grizzly、ミックスJason Goldberg、マスタリングColin Leonard
- 032c「Rich the Kid: The Sound of the Future」(Claire Koron Elat、2025年2月7日公開):Rimasと仕事を始めることへの本人の発言
- iHeart(Power 105.1)「Rich The Kid Debuts New Single With Kodak Black & Speaks On Upcoming Album」(2025年2月21日):「Rain Snow」がRimas Entertainmentから出たこと
- Music Business Worldwide「Rafael Ricardo Jiménez-Dan on building Rimas, staying independent, and why he’s all in on music publishing」(Tim Ingham、2025年8月4日):Rimasは2014年設立、Bad Bunnyを擁する会社、Noah Assadが過半を保有しSonyが少数株主となっているとみられること
- Billboard「Rich The Kid Signs With Rostrum Records」(2021年4月14日):過去のレーベル契約報道の一例。Rimasへの言及はない
- HotNewHipHop「Too Bad – Song by Rich The Kid featuring Gunna」(Tallie Spencer、2026年9月11日):配信日、Album欄がN/Aであること
- 24Hip-Hop「Rich The Kid and Gunna Reunite on New Single ‘Too Bad’」(ARIYAN C.、2026年9月11日):リリース時点でアルバム未紐づけ
- Bong Mines Entertainment「Rich the Kid & Gunna “Too Bad” Sets Up C’est La Vie」(Zangba Thomson、2026年9月14日):『C’EST LA VIE』の先行シングルという位置づけ、プロデューサー名
- YouTube:Rich The Kid公式チャンネル「Too Bad (Official Lyric Video)」(米西海岸時間2026年9月10日公開):説明文「coming soon」
- YouTube:Rich The Kid公式チャンネル「C’est La Vie (Album Trailer)」(2026年5月26日):説明文「C’EST LA VIE album dropping in July!」
3サービスで確認した項目は上記のとおりで、すべてのサービスで同じ項目を確認したわけではない。再生時間はAppleとSpotifyでミリ秒まで一致した。カタログの照会条件は、iTunes Search / Lookup API、country=US、entity=album および entity=song、artistId 561444659(Rich The Kid)と1236267297(Gunna)、limit 200、取得日2026年9月17日。同一タイトルの複数エントリはcollectionId単位で数え、日付はApple Musicの公開ページの表記を優先した。『C’EST LA VIE』の登録が見当たらないという記述は、この範囲での結果である。「wgft (Remix)」はAPI上に2026年1月15日と1月16日の2件のコレクションがあり、本文は公開ページの表記である2026年1月16日を採った。本誌を除く日本語媒体による「Too Bad」の個別紹介は、2026年9月17日にBillboard JAPANのサイト内検索と検索エンジンで確認した範囲では見つからなかった。網羅的な調査ではない。同サイトには「ガンナ」のアーティストページがあり、「リッチ・ザ・キッド」には該当がない。本誌は音源を聴いていない。最終確認日は2026年9月17日。記述に誤りがあった場合は、確認のうえ本文に訂正を明記する。
更新ログ
- 2026-09-17:初稿
- 2026-09-17:Gunnaとの共演歴とRimasに関する本人発言を追記し、配信時刻の記載を削除
- 2026-09-17:FAQの配信日・アルバムの記述と、既報検索の範囲を修正