atmoscon 2026主催者インタビュー|スニーカーと音楽、その「目的の外側」にある出会い
「atmoscon 2026」が2026年10月31日(土)・11月1日(日)、東京・新宿住友ビルの三角広場と地下ホールで開催される。テーマは「PLAYGROUND for Next Generations」。CYBER RUIらが出演する音楽ライブに加え、ブランドのブースやカスタム体験などを通じて、次世代がカルチャーに触れる場をつくる。
好きなものを目当てに来た人が、別の音楽や表現にも触れられる場をどうつくるか。HIPHOPCsは主催者に、企画の背景、音楽とスニーカーをつなぐ会場づくり、イベント後の日常に残したいものを聞いた。
以下は、HIPHOPCsが送付した5つの質問に対する書面インタビュー(2026年10月27日回答受領)。回答はFoot Locker atmos Japan合同会社。
構成・文:Rei Kamiya
次世代がカルチャーに触れる最初のきっかけ
HIPHOPCs:「PLAYGROUND for Next Generations」というテーマには、次の世代にどのような場を手渡したいという思いが込められているのでしょうか。今回の企画を考えるきっかけとなった、シーンの変化や具体的な出来事があればお聞かせください。
Foot Locker atmos Japan合同会社:「PLAYGROUND for Next Generations」には、次の世代がスニーカー、音楽、ファッション、アートといったカルチャーに触れ、自分らしい楽しみ方や新しい出会いを見つけられる“遊び場”をつくりたいという思いを込めています。カルチャーは企業だけがつくるものではなく、街や、そこに集まる人たちの交流から自然に生まれていくものだと考えています。
近年、ジャンルの境界がより自由になり、若い世代が複数のカルチャーを横断して楽しむようになったことも、今回「観る・買う」だけではない体験型の場へ進化させる背景の一つです。高校生以下の1F入場を無料としたのも、次世代がカルチャーに触れる最初のきっかけを、より開かれた場所と時間でありたいと思ったからです。
スニーカーと音楽をつなぐ会場づくり
HIPHOPCs:スニーカーを目当てに来た方が音楽に、音楽を目当てに来た方がスニーカーに出会うために、会場づくりやプログラムの組み合わせで特に工夫した点は何でしょうか。具体的な場面を一つ挙げていただけますと幸いです。
Foot Locker atmos Japan合同会社:今回は、新宿住友ビル1Fの「三角広場」とB1F「地下ホール」の2つのフロアを行き来できる構成にしています。1Fでは26ブランドのブース、限定商品の販売、カスタムなどの体験コンテンツ、フードエリアを展開し、B1Fでは音楽ライブを実施します。例えば、スニーカーを見に来た方が会場を回る中でライブの熱気に触れたり、ライブを目的に来た方が1Fでブランドのものづくりや異なるカルチャーに出会ったりと、目的の外側にある体験へ自然に足を運べる導線を意識しました。
一つのジャンルだけで完結させず、会場全体を一つのカルチャーシーンとして楽しんでいただきたいと思います。
編集部注:高校生以下の無料入場は1F三角広場のみ。B1Fの音楽ライブは4歳〜高校生も有料で、3歳以下は入場できない。
ライブの観覧に必要な券種は、次のいずれか。
- 対象公演の「ライブステージ+1Day入場チケット」
- 該当日の入場チケットと、対象公演の「ライブステージ追加チケット」の組み合わせ
追加チケット単体では入場できない。
10月31日は1Fが18:00に終了し、B1Fは18:00開場・18:30開演となる(公式チケット・入場条件)。
CYBER RUIら出演者の選定で大切にしたこと
HIPHOPCs:CYBER RUIさんをはじめ、多様な音楽性のアーティストが出演されます。出演者を選ぶ際、atmosの考えるカルチャーとの接点や、来場者に届けたい体験として大切にされたことを教えてください。
Foot Locker atmos Japan合同会社:ジャンルや知名度だけでなく、現在のカルチャーを自分自身の表現で更新し続けているか、そしてatmosconという場で新しい出会いや刺激を生み出せるかを大切にしています。CYBER RUIさんはじめ、それぞれ異なる背景や音楽性を持つアーティストが集まることで、来場者の方に普段聴いている音楽の延長だけではない発見につながればと思っています。
スニーカーやファッションと同じように、音楽にも自分らしさを表現し、人とつながる力があります。ライブを単独のコンテンツとしてではなく、会場全体のカルチャーが交わる体験の一部として感じていただければと思います。
長く親しむ人と初めての人が集まる場所
HIPHOPCs:長くシーンに親しんできた方と、今回初めて触れる方が同じ場所を楽しめるようにするうえで、難しかった点や、あえて変えずに大切にした点はありますか。
Foot Locker atmos Japan合同会社:長くシーンに親しんできた方にとってのリアリティや熱量を保ちながら、初めての方にも入りやすい場にすることは、今回特に意識した点です。そのため、長年カルチャーを支えてきたブランドやスニーカーの魅力、限定商品に出会える楽しさは大切にしつつ、カスタム体験、フード、eスポーツ、車といった幅広いジャンルを用意しました。
また、1Fは高校生以下を無料とし、年齢や経験にかかわらず新しい世代が参加しやすい環境を整えています。一方で、異なるカルチャーへの敬意や、実際に人と人が同じ空間で交わることの価値は、これまで通り変えずに大切にしています。
来場者に持ち帰ってほしいもの
HIPHOPCs:2日間のイベントを終えた後、来場者の日常にどのような変化やつながりが残ってほしいと考えていらっしゃいますか。来場者に持ち帰ってほしいものを、主催者様のお言葉でお聞かせいただければ嬉しく思います。
Foot Locker atmos Japan合同会社:会期の2日間だけで体験が完結するのではなく、そこで出会った人、音楽、ブランド、表現が、その後の日常で新しい行動につながってほしいなと思っています。例えば、初めて知ったアーティストの音楽を聴き続けることや、自分らしいファッションを試してみること、会場で生まれたつながりから新しいアイデアや活動が始まることです。
来場者の皆さまには、何かを一方的に受け取るだけではなく、「自分もカルチャーをつくる一人なのだ」と感じられるきっかけを持ち帰っていただきたいです。その小さな変化や出会いが、次のムーブメントや未来のカルチャーを動かす力になれば嬉しく思います。
会場の外に続く、小さな行動
初めて知った音楽を聴き続けること、自分の服装を少し変えてみること。主催者が最後に挙げたのは、会場の外でも続く小さな行動だった。買い物やライブの一日を、その後の出会いにつなげたい。その狙いが、この5つの回答に通っている。
開催概要と入場時の注意
日程:2026年10月31日(土)・11月1日(日)
会場:新宿住友ビル 三角広場・新宿住友地下ホール(東京都新宿区西新宿2-6-1)
主催:Foot Locker atmos Japan合同会社
1Fメインエリア:一般入場11:00、終了18:00。先行入場は10:00から(対象チケットが必要)。高校生以下は1Fのみ入場無料。顔写真付き身分証明書の原本など、公式案内に沿った年齢確認書類を持参。
B1F音楽ライブ:10月31日は18:00開場・18:30開演。11月1日は昼公演12:00開場・12:30開演、夜公演18:00開場・18:30開演。各部の対象チケットが必要。3歳以下は入場不可。
開催・入場情報は2026年10月31日(日本時間)の公式案内に基づく。日時・出演者・販売状況は変更となる場合がある。11月1日昼公演は確認時点で販売予定数終了の表示がある。購入前・来場前に、公式ページで最新の券種と入場条件を確認してほしい。
出演者の言葉も読む
主催者が語った選定の視点とあわせて、出演者自身の表現もたどりたい。CYBER RUIが「I AM NOT HUMAN?!」の制作と問いを語ったHIPHOPCsインタビューでは、曲が生まれた背景を本人の言葉で読むことができる。
取材・画像資料
取材資料:Foot Locker atmos Japan合同会社からHIPHOPCsへの書面回答(2026年10月27日受領)。回答の語句は変更せず、読みやすさのため段落を整理した。開催概要はatmoscon 2026公式サイト、入場条件は公式チケット案内を参照。掲載画像は主催者の掲載用提供資料で、キービジュアルと出演告知カードを使用している。
掲載クレジット(提供資料表記):atmos▲customer/アトモス▲カスタマー
TEL:050-2030-4719