DrakeのスニペットにA$AP Rockyへのディス説|当時の報道とELLE発言の訂正
本記事は2025年10月17日時点の話題を扱っています。2026年10月14日に、発言者の取り違えと、その誤りを根拠にした分析を撤回しました。未発表曲の解釈と、当時確認できる出来事を分けて整理しています。
Drakeのスニペットに、A$AP Rockyへのディス説
HotNewHipHopの2025年10月16日付記事は、DrakeのスニペットをA$AP Rockyらへのディスの可能性があるものとして紹介した。同記事の見出しも、対象を確定する言い方ではなく、『ICEMAN』との関係を可能性として扱っている。
曲の短い断片から、誰に向けた言葉かを考えることと、本人が対象を明示したと伝えることは違う。本稿では「A$AP Rockyへのディス説」として紹介し、『ICEMAN』への収録や、Drake本人の狙いが確定したとは扱わない。
UMG訴訟と楽曲の解釈は分けて読む
その前週の2025年10月9日、ニューヨーク南部地区連邦地裁は、DrakeがUMGを相手取った訴えを棄却した。裁判所の判断文書(Document 96)は、「Not Like Us」をラップバトル全体の文脈で検討し、争われた表現を、法的責任を問うことのできない意見表明と判断している。
これは、歌詞中の告発内容を事実として認定したという説明ではない。また、裁判とスニペットの話題が時期的に近いことだけで、Drakeがどのような感情から曲を作ったかまでは確定できない。DrakeとKendrick Lamarの対立を扱った関連記事とあわせて、発言と出来事の時点を確認してほしい。
ELLEの発言者についての訂正
旧稿は、仲間にとって父親のような役割を担っていたというELLEの発言をDrakeの言葉として紹介していた。しかし、ELLEの2025年9月24日付インタビューで語っているのはA$AP Rockyであり、話題はA$AP Mobの仲間との関係だった。
その発言をDrakeの心理や『ICEMAN』の制作意図の根拠にすることはできない。このため、該当する引用と、それに依存した旧稿の分析は撤回した。
確認できることと、解釈にとどまること
本稿で示すのは、当時の報道がディスの可能性を取り上げたこと、裁判所が2025年10月9日に示した判断、ELLE原取材の発言者である。スニペットの対象、収録先、本人の感情は、それらとは分けて読む必要がある。アルバムの現在の発売状況や、訴訟のその後を案内する記事ではない。
訂正記録
2026年10月14日:ELLEでのA$AP Rockyの発言をDrakeの発言としていた誤りと、それに依存する分析を撤回しました。ディスの対象や『ICEMAN』収録を確定する表現、裁判官の判断を不正確な直接引用にした説明、事件・裁判時点が混在した年表とFAQ、計測記録のない検索急上昇の記述を削除・訂正しました。画像の代替テキストも、スニペットの特定の瞬間と断定する内容から実画像の説明に変更しました。原公開日・URL・著者は維持しています。