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bunTesが戦極43章で優勝:DOTAMAとの決勝まで5勝、参加曲と『Comic Nerd』をたどる

2026年10月11日、渋谷WOMBで開催された戦極MCBATTLE第43章「OPEN THE GATE」で、bunTes(ブンテス)が優勝した。32人によるトーナメントを勝ち抜き、決勝ではDOTAMAを撃破。主催者は「バイオレンスフリーキーフロー」の異名とともに、43代目王者として発表した。

音源では、Fuma no KTRとWAZGOGGの「Buzzer Beats」に客演し、Buzz Bratsやソロでも作品を重ねてきたラッパーだ。今回の優勝から聴き始めるなら、WAZGOGGとの共作EP『Comic Nerd』が一つの入口になる。

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戦極43章の結果:bunTesの勝ち上がりと見逃し配信

主催者が公表したトーナメント表に基づき、bunTesが勝利した5試合の対戦相手をまとめた。

ラウンド 対戦相手
1回戦 DAIMON
2回戦 Sirogaras
準々決勝 杏地
準決勝 ふぁんく
決勝 DOTAMA

準優勝はDOTAMA。準決勝敗退は、ふぁんくとD-RAMだった。公式の優勝写真には、賞金30万円のボードを掲げるbunTesの姿も収められている。

決勝で敗れたDOTAMAは同日のXで対戦相手と来場者に感謝を伝え、「buntes君優勝おめでとうございます!」と祝福した。

大会本編はABEMAの大会ページで視聴できる。 10月12日確認時点ではプラン登録が必要で、見逃し配信は2026年12月10日23時59分まで。配信期間・条件は変更される場合がある。

関連記事:DOTAMAの活動歴を読む――「Rap Atlas」茨城・栃木・群馬編。

bunTesは何者か:江戸川区のサイファーからソロ作品まで

TuneCore Japanの本人プロフィールによると、bunTesは東京都江戸川区出身。環ROYのフリースタイルを見たことをきっかけに、2013年ごろラップを始めた。同郷のREGØLITHとBuzz Bratsを結成し、活動を広げた。

2018年のSkream!のインタビューでは、REGØLITHとサイファーで知り合った経緯を語っている。音楽の好みについては、中田ヤスタカを挙げ、Perfumeからcapsuleへ聴き進めたと話した。四つ打ちのサウンドにラップを乗せたいという関心を、その時点ですでに語っていた。

同じ取材で明かしていたのが、ソロでは自分の弱さを歌詞にすることが多いという作詞の姿勢だ。グループで書くときは、前向きとも後ろ向きとも言えない中間になる、とも話している。

ソロ作品は『IN THE BOX』(2021年)、『ROOM』(2023年)、『5.5WORLD』(2025年)と続く。いずれも本人の配信ページに掲載されている。共作EPから本人名義のアルバムにも進みたい人には、この3作のうち最も新しい『5.5WORLD』が入口になる。

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何から聴く?「Buzzer Beats」から『Comic Nerd』へ

Fuma no KTRとの共演を知る「Buzzer Beats」

bunTesの参加曲で押さえたいのが、Fuma no KTRとWAZGOGGによる「Buzzer Beats (feat. bunTes)」だ。2023年12月13日発売のEP『Assassin House』に収録されている。THE MAGAZINEの2025年7月の記事は、同曲がTikTokで広がったことを紹介している。

Fuma no KTR、bunTes、WAZGOGGの3人名義では「WILD TYO」もある。公式紹介がベースハウスを軸と説明する曲で、2人のラップをWAZGOGGのビートが支える。『Comic Nerd』4曲目「24 Freestyle」にもFuma no KTRが参加しており、同じ3人の組み合わせを複数の曲で聴き比べられる。

単独曲と客演曲を行き来できる、全5曲のEP

『Comic Nerd』は2026年7月29日発売の全5曲入り。公式の作品紹介によると、四つ打ちを含むサウンドにラップを重ね、ユーモアや日常の感覚を盛り込んだ共作だ。Sitissy luvitとの共演は、同紹介で初共演と案内されている。

曲順 収録曲 客演
1 Kamiwaza Sitissy luvit
2 あからさまにやべー なし
3 SPIN なし
4 24 Freestyle Fuma no KTR
5 無問題 なし

出典:『Comic Nerd』公式配信ページ:曲順・客演・制作クレジット。

まず映像で触れるなら、「Kamiwaza」と「あからさまにやべー」を1本にまとめた公式ビデオへ。「Kamiwaza」はSitissy luvitとbunTesがラップを担当し、続く「あからさまにやべー」はbunTesが単独で担う。声を覚えたい人は単独曲から、客演とのやり取りが気になる人は「Kamiwaza」から入ると、聴き比べる軸を持ちやすい。

映像:bunTes × WAZGOGG「Kamiwaza / あからさにやべー」公式ビデオ。2曲を収録した1本の映像。本文の曲名「あからさまにやべー」はEP配信クレジットに準拠。

WAZGOGGは、ABEMAの大会概要でもDJ陣に名を連ね、優勝当日のXでこのEPと映像を紹介していた。配信ページ内の公式プロフィールには、戦極で自作ビートを使ったブレイクDJとして参加してきた経歴もある。bunTesの共作者は、バトルの現場にも関わる制作者だ。

『Comic Nerd』全5曲は、公式配信ページから普段使っている音楽サービスを選んで聴ける。

雑感:王者の肩書きから、声と言葉へ

ここからは本誌の見立てである。2018年に語られた四つ打ちへの関心は、いまの作品紹介を読む手がかりになる。もう一つ持っておきたいのが、本人が語っていたソロとグループでの作詞の違いだ。共演者やビートだけでなく、誰に向けて言葉を置いているのかにも耳を向けたい。

まずは『Comic Nerd』でbunTesが単独でラップする「あからさまにやべー」「SPIN」へ。そこから本人名義の『5.5WORLD』に進めば、今回の優勝で知った声を共作とソロの両方で追える。

文・編集:HIPHOP Cs編集部

参照資料:戦極MCBATTLE公式:優勝発表・結果表/DOTAMA:大会後の投稿/WAZGOGG:祝福と作品紹介/ABEMA:大会・見逃し配信/TuneCore Japan:bunTes/Skream!:Buzz Bratsインタビュー(2018年8月3日、聞き手:石角友香)/TuneCore Japan:『Assassin House』/THE MAGAZINE:「Buzzer Beats」の広がり/TuneCore Japan:「WILD TYO」/TuneCore Japan:『5.5WORLD』/TuneCore Japan:『Comic Nerd』。