日本語ラップ

千葉雄喜「まーいいや」レビュー──Murda Beatz × Leslie Brathwaiteが包んだ“ゆるさの強度”

2020年代の日本語ラップが重低音と威圧感に寄っていく中で、千葉雄喜は「まーいいや」で逆方向に踏み出した。Murda Beatzが用意したのは余白の多いトラック、Leslie Brathwaiteのミックスはボーカルを前に置きつつ圧をかけない。"張る"のではなく"抜く"。HIPHOPCsが本作を彼のキャリアの土台になる一曲として位置づける理由を解く。

人気急上昇中!27AM、1stシングル『Frozen Car』をレビュー

神奈川県川崎市出身の新鋭ラッパー27AM。ABEMA『RAPSTAR 2025』で話題を呼び、2026年4月に1stシングル『Frozen Car』をリリース。

“やる”を翻訳する3人のMC──2ikKen × Moment City「YARU」Remix第4弾

横浜のラッパー2ikKenが「YARU」Remix第4弾をリリース。Moment Cityの3MC──Huncho Joe、Jeff Kiddy、MAHOが参加し、HANEDAプロデュースのGloビートの上で「やる」を三者三様に翻訳する。横浜→新潟→東京と地域を拡張してきたRemix連作の戦略と、本人提供リリックから読み解く各バースの独自分析。

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https://youtu.be/fuV4yQWdn_4?feature=shared アルバム『GNX』のリリースからわずか数日、最初のミュージックビデオが公開された。 ケンドリック・ラマーが突如発表した6枚目のアルバム『GNX』が、ヒップホップ界を大いに賑わせている。この驚異的なリリースは、金曜日の午後に配信されるや否や大きな話題を呼び、今後もしばらくその熱狂が続くことは間違いない。内容の濃いリリックが中心に据えられているのはもちろんだが、ケンドリックは「Squabble...

Drake『ICEMAN』前夜論、Kendrickの制作共同体を突破できるか

Drake『ICEMAN』が判定するのは、Drakeが勝てるかではない。氷塊、配信、SNSで物語を動かす“物語装置”は、Kendrick Lamarが『GNX』以降に築いた制作共同体と、作品そのものが残る力を突破できるのか。5月15日以降に問われるのは、数字ではなく持続力である。

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ATLのラップ姫Lattoが、5月29日リリースの4thアルバム『Big Mama』を「引退アルバム」と意味深に発信。21 Savageとの第一子を妊娠中の彼女は、ラッパーとしても女性としても人生の大きな転機に立っている。GloRilla客演の最新シングル『GOMF』、内省的な『Business & Personal (Intro)』を通して、ラトーの現在地を読む。

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「この曲はアンセムにはならないよね」──周囲にそう言われた楽曲に、大門弥生は一番の自信を持っていた。LAで出産を経て母になり、3年間キープした髪をバサッと自分で切り、全編英語のメロウな新曲「Circulation」をリリース。ペルソナは「全然ない」と言い切る彼女の現在地を、Cook OliverがHIPHOPCs独占インタビューで聞いた。

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Hot 100からヒップホップが消えた2026年。「Kendrickが悪い」という短絡的な議論に対し、TDE社長Punchは明確に反論した。本稿では、Kendrick一人の責任にする議論がいかにヒップホップというジャンルがチャート構造そのものから押し出されつつある現実を見逃しているかを、データと文脈の両面から読み解く。