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神MCラキム、新アルバム『The Re-Up』をドロップ:ヒップホップ史上最高峰リリシストの熟練ラップとブームバップを堪能せよ!

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史上最強のリリシスト/神MC/言葉の魔術師

史上最強のリリシスト。神MC。言葉の魔術師。GOATと呼ばれるラッパーが溢れるこの世の中。そんな彼らも世代を超えて影響を受け、神の如く崇拝している伝説的ラッパーは、この世に一人しか存在しない。朝起きてインスタをチェックしていたら、その異名の持ち主ことRakim(ラキム)が新アルバムのカバーを投稿していた。先月デトロイトラッパーLazarus(ラザラス)とシングル『Not To Be Defined』を電撃リリースした神ラッパーが、どうやらアルバム『The RE-UP』を8月29日にリリースしたようだ。

シングル『Not To Be Defined』

アルバム販売に先立ち、先月7月18日にドロップしたシングル『Not To Be Defined』では、デトロイトを拠点に活動する世界的ヒップホップアーティスト、ラザルス(彼はなんと、医師資格も持ち、宇宙から歌を初公開した初のアーティストとして米国議会図書館に掲載されているらしい)をフィーチャーし、Aftermath EntertaingmentのDem Jointz(デム・ジョインツ)がプロデュースしている。

「俺を枠にはめることはできねぇ。定義されるべきじゃねぇんだ」とある通り『Not To Be Defined』はまさにステートメントであり、ラキムの提示するマニフェストなのだ。コーラスだけでも、この曲の使命が伝わってくる。それは、境界を打ち破ること、そしてRakimの核心である、文化を前進させることだという。

Eric B以来の単独プロデューサーBig Ghost Ltd

この神MC。実は15年ぶりのアルバム『G.O.D.’s Network』(Reb7rth)を昨年7月にリリースして音好きの耳を満たしてくれた。このアルバムはラキム自身がプロデュースを手掛けたという。対して『The Re-Up』はBoom Bap (ブームバップ)再燃を予期させる、多作なプロデューサーBig Ghost Ltd(ビッグゴーストLtd)が全面プロデュースを手掛けた。なんとこのコラボレーションは、Eric B(エリック・B)との輝かしいキャリア以来、ラキムが単独プロデューサーを起用した初のアルバムとなるそうだ。

ブームバップとリリカルアサシン達の客演

ラキムのルーツと、現在のブームバップの動向の両方を理解している本プロデューサー。耳心地の良い力強いビートに乗せて、ラキムの匠技(ラップ)が堪能できる。このアルバムには、現代の新進気鋭のアーティストやベテランアーティストによる質の高いゲストヴァースが多数収録されており、いずれもラキムのアルバムにふさわしい顔ぶれだ。これには、Mob Deepの故Prodigy、Method Man、Cool G Rap、Joell Ortiz、38 Speshなどのリリカルアサシン達が含まれる。

Rakimの偉大さと重要性

Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)は、先月Clipse(クリプス)がリリースしたアルバム中の楽曲『Chains &Whips』でGODについてこう言及している。「Let’s be clear, hip hop died again/Half of my profits may go to Rakim.(はっきりさせておくが、ヒップホップはまた死んだ/俺の利益の半分はラキムに行くのかもしれない)」とラップし、この御仁の偉大さと重要性を世界に改めて認識させた。ラキム自身もインスタでKdotに感謝の意を述べていたが、ケンドリックのヴァースがラキムのアルバム復帰と時期が重なるのも頷ける。

アドレナリンを分泌させよう

そして注目すべきは、東海岸特有のブームバップの再来だろう。2000年代からトラップが主流となっていたが、オールドスクールから続く伝統的なサンプリング技術、シンプルで重厚なドラムビートを聴くと、心音が呼応してアドレナリン分泌してしまうヒップホップヘッズも多いはずだ。先週末に続き、今週末も良音に浸ろう。

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