かつての盟友に対する冷酷な分析
Pusha Tが、GQの最新インタビューでカニエ・ウェストとの決別について語った。Clipseとして15年ぶりのアルバム『Let God Sort Em Out』のリリースを控えたこのタイミングで、長年の沈黙を破り本音を語っている。
Pusha Tは、「彼とはすごい音楽を作ってきた。彼の直感は天才的だった」と前置きしつつも、「だが俺は彼を“男”とは思っていない。彼もそれに気づいている」と断言した。
「彼の弱さを見てしまった」Pusha Tの核心発言
インタビューの中でPusha Tは、「彼は俺に対しての“フェイクさ”を見抜いている。だから俺たちは合わない。俺は彼が見せた“弱さ”を忘れられないし、弱い人間に対して思うことは…..
彼はそれを理解している」と語った。
これは単なる感情的な断絶ではなく、彼にとって“男としてのリスペクト”が欠如したことが、関係を壊した決定打だったという。
カニエの仮面と“プロレス的”な態度を批判
また、カニエ・ウェストのSNSでの発言や過激なパフォーマンスに対しても言及した。Pusha Tは「彼は俺の名前を叫び、まるで俺が彼にひどいことをしたかのように振る舞っているが、それは嘘だ」と語る。
「カニエは、今ネットで騒いでる全ての問題について、以前から俺がハッキリと警告していたことばかりだ。それなのに彼は“KKKのマスク”をつけて、まるでプロレスラーのように叫び続ける。だが、彼は俺に対してああいう風には話せないんだ」とPusha Tは語気を強めた。
カニエの後悔と、Clipseの復活
一方で、カニエ自身も後悔の念をSNS上で表明している。Clipseの新曲「Ace Trumpets」リリース後、X(旧Twitter)にて「Pushaとの友情が恋しい」と投稿している。
Clipseの新作アルバム『Let God Sort Em Out』は、2025年7月11日にリリース予定。これは実に15年ぶりとなる彼らの本格的な復活作である。
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