リル・ベイビーの新アルバム『WHAM』がチャート1位を獲得した。これで彼が今のヒップホップシーンでトップクラスの実力者であることがまた証明されたわけだ。ただ、ファンの反応はイマイチ割れていて、「正直、彼のキャリアの中でも微妙な作品」と言う声も上がっている。特に、ヒップホップ界で影響力のあるDJ Akademiksや人気ストリーマーのカイ・セナットが辛口評価をしたことが注目されている。
そんな批判について、リル・ベイビーがComplexのインタビューでコメントしている。彼は、カイ・セナットがアルバムに6/10を付けたことを知っているようで、
「気にしてねぇ、若い層向けの意見に過ぎない」とあっさり切り捨てた。
「彼のレビュー動画をちょっと見たけど、カイ・セナットみたいな人たちは基本、若いリスナー向けだと思う。レビューするのは彼らの意見であって、本質的に音楽を分かってるわけじゃない」と語っている。
さらに、「他人の意見じゃなくて、自分で聴いて判断すればいい」とリスナーに呼びかけた。「誰かがどう思ってるかなんて気にしない。俺は自分で聴いて、自分の意見を持つタイプだ」とも話している。
そして、若いリスナーにはまだ『WHAM』で語られているメッセージや経験が伝わりにくい部分があるのでは、とも分析している。「俺が経験してきたことは、彼らにはちょっと難しいだろうね。もう少し年を重ねれば分かるようになるはず」と、リスナー層の世代間ギャップについて言及した。
リル・ベイビーは批判を気にせず、自分の音楽を信じているようだ。その自信が、彼の成功を支えているのだろう。
