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【HIPHOPCs独占インタビュー】DJ2high第2弾!TLCの故Lisa”Left Eye”Lopezとの友情と思ひ出を初告白

DJ 2high。西海岸で活躍する、唯一無二の日本人プロデューサー。且つTha Dogg Pound(ザ・ドッグパウンド)唯一の日本人メンバー。レジェンドDJ。 そんな彼が、90年代を一世風靡した伝説のトリオ、TLCのラップを担当していたLeft Eye(レフトアイ)ことLisa Lopez(リサ・ロペス)と仲良しだったという噂を聞きつけた筆者は、その真相を確かめるべく2high氏に再度直撃インタビューを試みた。 前回の記事の通り、メルローズ・アベニューのMarathon Burgerで腹ごしらえした後、その裏にあるポインセチア・レクレーションセンターに場所を移し、話を伺った。 https://hiphopnewscs.jp/2026/02/17/dj2high-la-hiphop-spots-marathon-burger-biggie-death-row/ SEI:2highさん、今日もお時間いただきありがとうございます。前回は2Highさんの生い立ちとか、音楽活動とかそういう話を聞かせていただいたんですけど、 今日はちょっと小耳に挟んだんですけど、かの伝説的ガールズトリオグループ、TLCとかともなんか過去に繋がっていらっしゃったとかで、是非お話をお聞かせ頂きたいなと思いまして。今回は質問状とかないんですけど、フリースタイルでお話して頂けたらなと思っています。TLCの誰と仲良かったんですか? 2high:Left Eye(レフトアイ)です。 SEI:彼女、2002年の4月25日に事故で亡くなっていますよね? 2high:出会ったのは1999年、『No...

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NAV × Young Thug「Trimski」レビュー|トロントとアトランタの融合

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NAV × Young Thug「Trimski」レビュー|トロントとアトランタの融合
NAV × Young Thug「Trimski」
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Text by HIPHOPCs|2026-02-24

5年の沈黙を破って、トロントとアトランタが再び交差した。

2026年2月、NAVとYoung Thugがシングル「Trimski」をリリースした。XO Records / Republic Records(UMG)からの配信で、両者の共演は2020年のNAVのアルバム『Emergency Tsunami』収録「Reprecussions」以来、実に5年以上ぶりとなる。

制作陣はTy Gotem、Elementry、Relの3名がメインプロデュース、Rodrigo Barahonaが追加プロダクション、Frostが共同ライターとしてクレジットされている。尺は3分2秒。アルバムからのカットではなく、単独シングルとしてのリリースだ。

「Trimski」というタイトルの正体──アトランタ・スラングとトロント方言の合成語

まず「Trimski」というタイトルが何を意味しているのか。これはNAV自身のコンセプトで、アトランタのストリート・スラング「trim」(身なりが整っている、キマっている)に、トロント方言で頻繁に使われる接尾辞「-ski」を結合した造語だ。Republic Recordsのプレスリリースによれば「exceptionally well put together, exhibiting an excessive degree of trimness(異常なまでにキマっている状態)」を意味するという。

この命名は、二つの都市の言語文化を一語に圧縮するという行為そのものだ。NAVはトロント郊外レクスデールの出身、Young Thugはアトランタのゾーン3育ち。両者がそれぞれの地元の言葉を持ち寄って新しいスラングを作るという行為は、楽曲のコンセプトとして見事に機能している。ヒップホップにおける造語は、その出自とコミュニティの文脈を伴って初めて意味を持つ。「Trimski」はまさにその好例だ。

Perfect Timing時代から続くコネクション──なぜ5年越しの再会が実現したのか

NAVとYoung Thugの関係は、NAVがまだSoundCloudのアップロード者に過ぎなかった時期にまで遡る。2017年の『Perfect Timing』前後、サグはNAVを最初期にコサイン(公に支持)した大物アーティストの一人だった。以降「Boy Back」「Spend It」「No Debate」「Tussin」「Reprecussions」と共演を重ねてきた。

ではなぜ5年もの空白があったのか。答えは明白だ。Young Thugは2022年5月にYSL RICO法違反で逮捕され、2024年10月31日に15年の保護観察で釈放されるまで、録音活動は実質的に停止していた。一方のNAVも、2022年の『Demons Protected by Angels』以降は3年近い沈黙期間に入っていた。

つまり「Trimski」は、片方が獄中、もう片方が充電期間という、二重の不在からの同時帰還を象徴するシングルでもある。NAVは2025年3月に5thアルバム『OMW2 REXDALE』でカムバック(Billboard 200で37位)、サグは2025年9月に『UY SCUTI』をリリース(同6位、初週52Kユニット)。互いのソロ復帰を済ませた上での再合流という流れだ。

楽曲分析──バウンシーなビートの上でサグが見せる「気の抜けた自由さ」

楽曲の全体像は、RGMのレビューが端的に表現している。「bouncy production(弾むようなプロダクション)」の上で、二人がフレックス全開のバースを交換するという構成だ。

NAVが担当するコーラスがこの曲の核になっている。「-ski」の韻を執拗に繰り返すフック——「pimpski」「jet ski」「Lewinski」「Nicki」——がキャッチーに機能しており、YouTube公開直後のコメント欄でも「Nav always dropping heat」「Finallyyyyy the goats back」と反応は即座に好意的だった。

注目すべきはYoung Thugのバースだ。RGMは「unbothered, carefree tone(何にも動じない、気の抜けたトーン)」と評している。ここが重要だ。『UY SCUTI』では、リーク通話スキャンダルスニッチ疑惑に対する弁明・謝罪・内省が作品全体を覆っていた。だが「Trimski」のサグには、そうした重さが一切ない。宝石の話、女の話、金の話。何にも悩んでいないラッパーがそこにいる。

これは単なる「軽い曲」ではなく、戦略的な選択だと読むべきだろう。『UY SCUTI』で感情を吐き出し切った後、新アルバム『DBC(Days Before Coachella)』の発表を4日後に控えたタイミングで、あえて何も背負わないトラックを投下する。サグにとって「Trimski」は、新章の序曲ではなく、前章と次章のあいだに挟まれた”息抜き”なのかもしれない。

トロント×アトランタ軸が意味するもの──XOとYSLの交差点

「Trimski」が持つもう一つの文脈は、レーベルの位置関係だ。

NAVはThe Weekndが共同設立したXO Recordsの最初の公式サイニーで、グローバルストリーミング90億回、Billboard 200で1位を2度獲得(『Bad Habits』2019年、『Good Intentions』2020年)という実績を持つ。対するYoung Thugは、自身が設立したYSL(Young Stoner Life Records)を率いてきた人物だ。

XO=トロントのR&B/ラップの拠点、YSL=アトランタのトラップの拠点。この二つのレーベル圏のアーティストが合流するとき、生まれるのは「トロントの夜のメランコリー」と「アトランタの昼間のエネルギー」の混合だ。「Trimski」のサウンドがまさにそれで、NAVの計算されたメロディーラインとサグの予測不能なエネルギーが3分間のなかで共存している。

2020年代に入ってからのヒップホップでは、地域ごとのサウンドの境界が急速に曖昧になっている。Drakeがアトランタ・トラップのビートで歌い、アトランタのアーティストがトロント的なメランコリーを取り入れる。「Trimski」はその融合の最新サンプルであると同時に、二人の間には単なるビジネス以上の信頼関係がある——NAV自身が、2019年にトロント・ラプターズが優勝した瞬間、サグと一緒にいたと語っている。

「DBC」発表4日前のリリース——偶然か、ロールアウトの一部か

「Trimski」のリリース日(2月18日)と、Young Thugが新アルバム『DBC(Days Before Coachella)』のタイトルをXで発表した日(2月22日)のあいだには、わずか4日しかない。

『UY SCUTI』のリリース前にも、サグはフィーチャリング参加で存在感を維持する手法を取っていた。「Trimski」がNAV名義のシングルであることを考えると、サグ側にとっては「自分のプロジェクトを消費せずに露出を確保する」最適な動きだったとも言える。NAVにとっても、『OMW2 REXDALE』(2025年3月)から約11ヶ月が経過し、次のプロジェクトへの布石としてサグとの話題性あるコラボを打つのは合理的だ。

双方にとって「Trimski」は、次の大きなリリースへの助走路として機能している。

HIPHOPCs Intelligence Unitの見解

「Trimski」は、ヒップホップにおけるコラボシングルの教科書的な好例だ。3分間という尺に過不足なく両者の持ち味を収め、フックの中毒性は高く、リスナーを選ばない間口の広さがある。RGMが3.5/5と評価したのも納得の仕上がりだ。

一方で、Creative Gen UKが指摘するように「トレンドを追うのではなく、自分たちのインパクトを自覚した二人がブースに戻ってきた」感覚は、裏を返せば安全圏の範囲内にとどまっているとも言える。『OMW2 REXDALE』で見せたNAVの内省的なモード(「No one hears my cries for help / My heart is slowly sinking」)や、サグが『UY SCUTI』で試みた告白的なアプローチは、この曲にはない。あえてないのだとしても、だ。

とはいえ、5年越しの再会で求められるのは「証明」ではなく「確認」だろう。二人はまだやれる、という確認。その意味で「Trimski」は十分に任務を果たしている。

よくある質問

「Trimski」はアルバムの曲ですか?

いいえ、単独シングルです。Apple Musicでは「Trimski – Single」として配信されており、収録曲は1曲のみ。同名のアルバムは存在しません。NAVの次のアルバムについては2026年2月現在まだ発表されていません。

プロデューサーは誰ですか?

Ty Gotem、Elementry、Relの3名がメインプロデュース。Rodrigo Barahonaが追加プロダクション。共同ライターとしてFrostがクレジットされています(Republic Records / V13 / Wordplay Magazine報道)。

NAVとYoung Thugの過去のコラボ曲は?

「Boy Back」「Spend It」「No Debate」「Tussin」「Reprecussions」(『Emergency Tsunami』2020年収録)など多数。関係は2017年の『Perfect Timing』時代まで遡り、Young ThugはNAVを最初期にコサインした大物アーティストの一人です。

「Trimski」の意味は何ですか?

アトランタのスラング「trim」(身なりがキマっている状態)に、トロント方言で頻繁に使われる接尾辞「-ski」を結合した造語です。公式の定義は「exceptionally well put together(異常なまでにキマっている)」。NAVのアイデアで、両都市の文化を一語に凝縮したコンセプトです。

Young Thugの新アルバム「DBC」との関連はありますか?

「Trimski」リリースの4日後に「DBC(Days Before Coachella)」のタイトルが発表されています。直接的な関連は公式に確認されていませんが、「Trimski」がDBC前の露出確保として戦略的に配置された可能性があります。詳しくはYoung Thug『DBC』全情報まとめ──コーチェラ前夜に何が起きるのかをご覧ください。

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「Trimski」をSpotifyで聴くApple Musicで聴く

本記事は2026年2月24日時点の情報に基づいています。楽曲解釈は編集部の見解であり、アーティストの公式見解を代表するものではありません。情報ソース:Republic Records プレスリリース、Apple Music、HotNewHipHop、RGM(Ratings Game Music)、V13.net、Wordplay Magazine、Creative Gen UK、Wikipedia「OMW2 Rexdale」

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HIPHOP Cs編集部
HIPHOPCs(ヒップホップシーエス)編集部は、海外/日本のヒップホップ専門のニュースチームです。速報だけでなく、データと一次情報をもとに動向を整理する「Intelligence Unit」として、週間ニュース総まとめ、チャートやトレンド分析、背景解説を定期配信しています。さらに、アーティスト/関係者への独占インタビューなど一次取材も実施。参照先は主に海外一次ソース(例:Spotify 等)で、誤情報は追記・訂正し透明性を重視して運営しています。