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【MV解析】Watson「Koshy Freestyle ft. DADA & C.O.S.A.」── 失恋を経て武道館へ。Soul Quake 3から放たれた”覚醒”の一撃

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Watson「Intro “Soul Quake”」レビュー&解説 | HIPHOPCs

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Watson「Intro “Soul Quake”」レビュー&解説 | HIPHOPCs
Watson「Intro “Soul Quake”」
読了時間: 約7分

武道館を2ヶ月後に控えたWatsonが放つ「Intro “Soul Quake”」は、アルバムの序章というより、彼自身の覚悟を問う1曲だ。Ken Harakiの映像と共に届けられたこの楽曲を、深夜の作業中に初めて聴いた。ヘッドホンから流れてきたのは、2000年生まれの若手が背負う重圧と、それでも前に進む意志の音だった。徳島から始まった彼の物語が、いよいよ日本のヒップホップシーンの中心へと向かっていく。

Watson「Intro “Soul Quake”」レビュー:武道館への助走か、それとも逃走か

Ken Harakiが切り取る、25歳の肖像

MVディレクターKen Harakiの起用は、Watson側の明確な意図を感じさせる。過去作でKoshyとのタッグが音楽面での基盤を作ったように、映像面でも長期的なパートナーシップを築こうとしているのだろう。ただし、楽曲自体の音響的な情報──BPMやサンプリングの詳細、ミックスの特徴など──は現時点で確認できていない。Spotifyで聴く限り、低域の処理は控えめで、Watsonの声質を前面に押し出したミックスになっている印象だ。彼特有の、やや鼻にかかった声が、ドライな処理でそのまま届けられる。

「Soul Quake」三部作の終着点はどこか

2023年の1作目、2024年の2作目と続いてきた「Soul Quake」シリーズ。2作目は客演を一切排した全10曲のソロ構成で、スターダムを駆け上がる中での成功と苦悩をストレートに描いた作品だった。HIPHOPCsの11月第4週レポートでも触れた通り、『Soul Quake 2』はライブでのパフォーマンスがSNSで拡散されることでロングヒットを記録している。その内省的なアプローチから一転、最終章となる3作目は先行MV「Koshy Freestyle feat. DADA, C.O.S.A.」の解析でも詳述した通り、初期の硬派で無骨なスタイルに回帰しつつ、多彩な客演陣で作品を彩る構成になるようだ。

この「Intro」を聴く限り、劇的な変化や実験的なアプローチは感じられない。むしろ、これまでのWatsonらしさを再確認するような、安全運転の印象すら受ける。しかし「Koshy Freestyle」で見せた覚醒──学生マンションや型枠大工の現場といった過去の記憶を織り込みながら、「成長したと思える今年」と歌い上げるあの生々しさが本編に貫かれているなら、2月25日のアルバムリリースは期待を大きく上回るかもしれない。

¥ellow Bucksとの相互扶助が示すもの

興味深いのは、¥ellow Bucksの新作「Wataru」収録の”Still In The City”への客演だ。同曲にはCandee、eydenも参加しており、シーンの横の繋がりを感じさせる布陣となっている。¥ellow BucksはWatson武道館にゲスト出演し、自身も4月にTOYOTA ARENA TOKYOでの東京初ワンマンを控えるなど、2026年前半の日本語ラップシーンにおける重要な軸を互いに形成している。両者の関係性は、Benjazzyを含めた「NOOFFSEASON」でのコラボレーションからさらに深化しているように見える。

T-Pablow、AK-69、SEEDAといったベテラン勢から、eyden、NENE、ralphといった若手まで、Watson武道館のゲストリストは世代横断的だ。FORCE FESTIVAL 2025で「完全に覚醒してた」と参加者に評されたWatsonが、T-Pablowや¥ellow Bucksといった同フェス共演者たちを武道館に迎える構図は、フェスの一夜が単発で終わらず、シーンの持続的な連帯へと繋がっていることを示している。HIPHOPCsとしては、この布陣が単なる豪華さの演出ではなく、シーンの世代交代と継承を同時に表現する場になることを期待している。ただし、これだけの面々を迎えて、Watson自身の存在感をどう保つのか。主役が霞まないか、やや心配でもある。

Punchline:イントロが問いかける本質

歌詞の詳細は確認できないが、「Intro」というタイトル自体が一つのステートメントだ。通常、イントロは本編への導入として機能する。しかし武道館を前にしたこのタイミングでの「Intro」は、むしろ「まだ始まってすらいない」という謙虚さの表明かもしれない。あるいは、これまでの活動すべてが序章に過ぎなかったという、野心の宣言か。2026年グラミー賞の考察でも触れた「フッドレプ」の文脈で言えば、Watsonが徳島を背負い続けることは、Lefty Gunplayがコンプトンを背負うことと地続きの行為だ。25歳のラッパーが、自身のキャリアをどう定義するのか。その答えは、3月9日の武道館で明らかになるだろう。

関連記事:ウィークリー日本語ラップWatson「Koshy Freestyle ft. DADA & C.O.S.A.」MV解析NOOFFSEASON (feat. Watson, MIKADO & ¥ellow Bucks)2025年 日本語ラップ年間レポートTOP10

よくある質問

Watson「Intro “Soul Quake”」のプロデューサーは誰ですか?

「Soul Quake」シリーズ全作でKoshyが全曲プロデュースを担当しており、今作も同様です。MVのディレクションはKen Harakiが手がけています。

Watsonの日本武道館公演はいつ開催されますか?

2026年3月9日に開催予定です。ゲストにはT-Pablow、¥ellow Bucks、AK-69、ANARCHY、Benjazzy、BIM、C.O.S.A.、DADA、Eric.B.Jr.、eyden、guca owl、IO、JUMADIBA、Lunv Loyal、MIKADO、NENE、ralph、SEEDA、WILYWNKAらの出演が発表されています。

「Soul Quake 3」のリリース日はいつですか?

2026年2月25日にリリース予定です。「Intro “Soul Quake”」は、このアルバムの先行シングルとして位置づけられています。全10曲収録で、Koshyが全曲プロデュースを担当。IO、Jin Dogg、ANARCHY、仙人掌、Daichi Yamamoto、Benjazzy、WILYWNKA、T-Pablow、DADA、C.O.S.A.、guca owlといった豪華客演陣が参加しています。

Watson「Intro “Soul Quake”」をSpotifyで聴く

本記事の楽曲解釈は編集部の印象に基づくものであり、アーティストの公式見解を代表するものではありません。

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HIPHOP Cs編集部
HIPHOPCs(ヒップホップシーエス)編集部は、海外/日本のヒップホップ専門のニュースチームです。速報だけでなく、データと一次情報をもとに動向を整理する「Intelligence Unit」として、週間ニュース総まとめ、チャートやトレンド分析、背景解説を定期配信しています。さらに、アーティスト/関係者への独占インタビューなど一次取材も実施。参照先は主に海外一次ソース(例:Spotify 等)で、誤情報は追記・訂正し透明性を重視して運営しています。

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