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Lil Poppa(25歳)急逝─ジャクソンビルが失った才能、ドラッグ、メンタルヘルス課題

via @lilpoppa instagram 2026年2月18日、ヒップホップシーンに衝撃が走りました。 ジャクソンビル出身のラッパーLil Poppa(リル・ポッパ)が、わずか25歳でこの世を去りました。本名はJanarious Mykel Wheeler。フルトン郡医療検査局は、彼が同日午前11時23分に死亡したことを確認しています。その後の検視により、死因は銃による自傷と断定され、自殺と判定されました。 報道によれば、Lil Poppaはジョージア州ヘイプヴィル近くのI-85で単独の交通事故を起こした後、マネージャーに電話をかけたそうです。近くのヒルトンホテルの駐車場で合流し、車内で会話をしていた最中に自ら命を絶ちました。遺書は見つかっていません。 この突然の訃報は、多くのファンや音楽業界の仲間たち、そして家族に深い悲しみをもたらしました。 追悼の声が続々と 業界が失った"本物" Lil Poppaの死後、数々の著名アーティストたちがSNSを通じて彼を追悼しています。 Boosie...

【速報】ジャクソンビル出身ラッパーLil Poppa(リル・ポッパ)が25歳で死去|CMG所属の新鋭、キャリア最盛期での突然の訃報

via @lilpoppa instagram 2026/02/19/22:20 更新 ジャクソンビル出身ラッパーLil Poppa(リル・ポッパ)が25歳で死去|CMG所属の新鋭、キャリア最盛期での突然の訃報 2026年2月18日、フロリダ州ジャクソンビル出身のラッパーLil Poppa(本名:Janarious Mykel Wheeler)が25歳で亡くなったことが明らかになった。ジョージア州フルトン郡検死局が、同日午前11時23分(米東部時間)に死亡が確認されたと発表している。死因は現在も調査中であり、本稿執筆時点では公表されていない。 家族や所属レーベルからの公式コメントも出ていない状況であるが、SNS上ではファンや同業アーティストから追悼の声が相次いでいる。 Lil...

【HIPHOPCs独占インタビュー】配信者dominguapって一体何者?JPアングラシーン発掘のパイオニアがシーンに与える衝撃

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地球上で1日が過ぎるたび新たなラッパーが1人、また1人と誕生している現在。

ヒップホップという文化が今、より深く熟成されてきている場所はメインストリームの表舞台ではなく、地下深くに根るを張るアンダーグラウンドかもしれない。

ここ最近、ヒップホップヘッズの間でアンダーグラウンドラッパーにスポットを当てた新人発掘型サイファー企画が盛り上がりを見せているのは、もはや周知の事実だろう。この企画はアメリカを起点に中国や日本、台湾、スペインなど、各国へと波及。そこから生まれるサウンドに注目度が高まっている。

では、なぜ今アングラシーンがフォーカスされ始めたのか。それは“音楽的自由度の高さ”にあると考えられる。

*著者おすすめの楽曲をジャンルごとに添付する。よければ聴いてみて欲しい。

・未来感のあるシンセと破壊的な808が鳴り響くRage

・跳ねるスネアや複数のパーカッションが癖になるJerk

・金管楽器と不気味な雰囲気を演出するリード、チャーチベルにより壮大な世界観を演出するGlo

・フワフワしたクラウド感のあるシンセと遅めのハイハットが特徴のPlugg/Pluggnb

・高速のBPM、階段式にピッチが変わるエイリアンハットが使用されるSupertrap

・特殊なドラムスの配置により、掴みどころの無い不思議なバウンスを生み出すSpeedtrap

・7thコードの色気のあるメロディーにジャズを思わせるベースが特徴のNewjazz

などなど、アングラシーンのスタイルは多岐にわたる。もっとも、これらは固定された枠ではない。ジャンル同士が交差し、そこへ新たな要素が加わることで、常に更新され続けている。

どの楽曲でも、アーティストらが既存の概念に縛られる様子は1ミリたりとも感じられない。彼らはビートの上を思うがままに飛び跳ね、自身の世界観を提示しているのだ。彼らが日々磨き続けた新しいサウンドの刃先は、徐々にメインストリームの頸動脈に近づいており、確実にヒップホップシーンの重心を動かしつつある。

そんなアンダーグラウンドの動きをいち早く捉え、日本のヒップホップの成長を後押ししてきたパイオニアが存在する。

その人物とは、配信者のdominguap

彼は主にTwitchで配信活動を行い、日々リリースされるプロジェクトのレビューや楽曲バトル企画、時にはゲーム実況まで様々なスタイルの配信を展開。「DMG」の愛称で親しまれている。

彼が一躍世に知られることとなったきっかけの1つとして、複数のラッパーが未公開曲を持ち寄り、楽曲バトルを行う「MOB SONGWARS」が挙げられるだろう。

この企画は若手ラッパーたちの登竜門的な場となり、シーン内での存在感を高める足掛かりとなっているのだ。

今回は、アンダーグラウンドの熱を最前線で発信し続けるdominguapへのインタビューが実現。彼はどんな人間なのか、現在のシーンをいかに捉えているのかなど、多くの質問に答えて頂いた。

アングラシーン発掘のパイオニア、dominguapとは?

Lucie:最近ではニート東京をはじめ、さまざまなメディアに露出しているdominguapさんですが…、まずは改めて自己紹介、何者なのかをお聞かせ願えますでしょうか!

dominguap:Okayy. 主にTwitchで日本のヒップホップを取り扱って配信してるdominguapです。 みんなはdomingoとかDMGって呼んだりするけど、一応dominguapっていう名前で配信してます。

Lucie:よろしくお願い致します!それでは、ちょっとdominguapさんのバックグラウンド的な部分について触れたいのですが…、これまでどのような人生を経て現在に至ったのかを聞きたいです。

dominguap:まずは長野で生まれて、それから1歳から6歳まではブラジルにいたんだけど、6歳からはずっと日本にいるって感じだね。

Lucie:6歳からはずっと日本なんですね。現在は山梨にいらっしゃるんでしたっけ?

dominguap:そうそう。ちょくちょくブラジルには帰ったりしてたんだけど、最近は全然帰ってないな。

元々は長野にいたんだけど、小学校卒業するちょっと前くらいに両親が離婚してから山梨に来たんだ。中学からはお父さんと父方のおばあちゃんと、その弟がいる団地に住んでて。つい2、3年前かな。今いる一軒家に引っ越してきて現在に至るって感じだな。

Lucie:なるほど。そのような過程を経て今の配信で映ってるあの部屋にたどり着く訳ですね。

dominguapさんといえばラップされたり、ビートを作ったりすることも多いと思うのですが、これまで影響を受けてきたアーティストや、よく聴いてきた音楽についても聞かせてほしいです。

dominguap:影響を受けたアーティストか…。アーティストというよりかは海外の配信者に1番影響を受けてきたかな。Adin RossとかPlaque Boy Maxとかは昔からTwitchで配信よく見てたし。海外の音楽も配信から吸収してたって言っても過言ではないと思う。

聴いてた音楽は結構RnBじゃないけど、PARTYNEXTDOORとかDrakeとか…。結構大人しめなの聴いてたかも。

Lucie:今もそういう大人しめというか、ゆったりとしたバイブスが好きだったり?

dominguap:そうだねぇ。結構日常的に聴いてるね。

Lucie:それこそShowyRenzoさんとかNEED A FLEXさんとかが出ていらっしゃったSONGWARSの時に、MAGUIREさんがSexydrillの楽曲で参加してて。その時に「これ俺のバイブスだわ!」ってブチ上がってたことをすごい覚えてて(笑)。

dominguap:そうだねそうだね(笑)。

Lucie:普段アングラのサウンドを取り上げてるだけにすごい意外だったっていうか…。やっぱり根っこの部分ではRnB系統も好きなんですね。

dominguap:SexydrillとかはRnBのサンプリングとかが多いからね。やっぱり食らうものがあるよ。

配信を始めるに至った経緯

Lucie:そして、僕がdominguapさんを知るきっかけになったのは、BadtripsageさんとOrigamiさんのビーフを取り上げた動画でした。

日本のアングラシーンを扱う人を見たことが無かったし、しかもTwitch配信で日本のヒップホップシーンをレビューするというスタイルがとても新鮮に映ったんですよね。

dominguap:そうだね。確かにいなかったもんな。

Lucie:本当にdominguapさんくらいしかいなかったですね。

当時はリアクション系のYouTubeチャンネルが急増してた時で、ヒップホップ系のコンテンツを始めるなら“動画“という選択肢が無難だった感じがしたんですけど、あえて動画ではなく配信という形を選んだのは勇気のいる決断だったんじゃないですか?

dominguap:はいはい。いや、最初は動画撮ろうと思ってたんだけど、動画だとカメラに向かって1人で話してるっていう感じがどうしても抜けなくて。それに全然慣れなかったんだよね。

で、なんか違うなって思って配信を始めたんだ。配信だとリアルタイムでコメントが来るからさ、今自分を見てくれてる人がいるっていう認識だとすごいやり易くて。配信を切り抜いて動画にした方が効率も良いっていうのもあったから、Twitchで配信するっていう形を取ったんだ。

Lucie:なるほど。楽曲のリアクションや楽曲バトルなど、現在行なっている配信スタイルを取ろうと思ったきっかけなどはあったのでしょうか?

dominguap:まだ誰もコメントとかもしてない最初の頃によく1人で曲を作ってたんだけど、その時に誰かが「MIKADOのアルバムが出たよ」みたいなコメントをしてくれて。「じゃあ今度みんなで聴こう」って感じでリアクションのスタイルが始まったかな。

Lucie:なるほどなるほど。元々はビートメイカーがビートを作ってる過程を垂れ流す配信のようなスタイルから始まって、そこからリアクション系に移っていったという感じですね。

dominguap:そうそうそう。

アンダーグラウンドシーンに着目する理由

Lucie:最初のレビュー動画が出たのが2024年の8月くらいで…、それからまだ1年半くらいですよね。

dominguap:うん、それくらいかな確か。

Lucie:すごくないですか?それから今に至るまでの伸び具合というか(笑)。ビビりません?

dominguap:いやいや(笑)。実際まだまだだよ。

Lucie:いや、でもヒップホップ好きの友達とかと話してると、やっぱりdominguapさんの名前が絶対に出てくるし、「アングラシーン熱いよね」っていう話になるんですよ。盛り上がりすぎて、もはやアングラと呼んで良いのかなみたいな。

dominguapさんが取り上げるアーティストはアングラシーンのラッパーが中心じゃないですか。メインストリームではなく、アングラにフォーカスするようになった理由とかってあったりしますか?

dominguap:そうね。メインストリームはちょっと取り上げられたら結構目につくし、だからアングラって呼ばれる層ができてるってだけで。

でも、俺は誰も目を付けてない人の方がかっこいいっていうパターンが多い気がしてて。正直、メインストリームでも「あんまカッコよくないのになんでこんなに上がってるんだろう」って思う人もいるし….。全然アングラにいるやつの方がやべえよって思って、フォーカスするようになったかな。

MOB SONGWARSの衝撃、メインストリームへの挑戦状

Lucie:本当にカッコよさっていう尺度は知名度では測れないところありますよね…。アングラシーンの方々はヤバい人たちが多いですし。

そして、メインストリームっていうその大きな土台に大打撃を与えたのがやっぱり「MOB SONGWARS」ですよね!中でも、Worldwide Skippaさんの一撃が大きかった。どなたかが投稿してたツイートが爆伸びしてた記憶があって。

dominguap:ね、めちゃくちゃ伸びてた(笑)。

Lucie:いや本当にびっくりして。「売れている=正しい」みたいな空気が当時は蔓延してた気がしてて、そこであの一撃はとんでもない波紋を呼んだと思います。自分の企画によって世間に影響を与えた時の感覚はいかがでしたか?

dominguap:最初あの曲聴いた時は、まだKohjiyaをディスってることって分かってなくて。でも、その次の日にX見たら「え?すげえ言われてんじゃんSkippa」みたいな(笑)。

それまでもSkippaの曲ってDiscordのMOBサーバーのSelf Promoっていうところに送られてきた1曲しか聴いたことなかったんだけど、やっぱりカッコよかったからSONGWARSに呼んで。それでバッコーン伸びたから、全然予想外ではあったね。想像してなかった結果になった。

個人的にはめちゃくちゃ嬉しかったよ。Skippaはしっかりスキルがあるからさ。そういう人が上がってくのを見るとこっちまで嬉しくなるっていうか。うん、シンプルに嬉しかったね。

Lucie:そうですよね。もうSONGWARSの衝撃がデカすぎて…。

その余波も残っていたのか、去年のラップスターにはSONGWARSに出演していたラッパーの方々が、Xに投稿された応募動画を含めると確か4人程選ばれていましたよね。僕はもう勝手になんだろう…。「メインストリームの首元に刃先が届いてるなぁ」なんて感じてて。

dominguap:間違いないね。

Lucie:ただ、まだチャートの上位とかには届いてないじゃないですか。マジでヤバい音楽多いのに。でも、いずれメインストリームの首を掻き切る時代が来るって思いますか?

dominguap:実際、もうキテるとは思うんだけどね。

例えば、MIKADOとかはもうメインストリーム級のアーティストだと思うんだけど、彼はGloをやってたり。KaneeeとかMonyHorseとかもSexy Drillのビートを取り入れたりしてるし、サウンドだけで言ったらメインストリームに届いてると思う。

だから、首を掻っ攫う瞬間はそんなに遠くないんじゃないかな?

「音で魅せる」シーン

Lucie:先程名前が出たWorldwide SkippaさんやMIKADOさん、MonyHorseさんはリリック重視というか、ユーモアのある歌詞が特徴だと思います。そして、今のところ僕個人の感覚では、未だ日本語ラップのリスナーの大半はリリックの中身を重視していると感じています。

一方で、dominguapさんは「サウンドで魅せてくる」というか、音で聴いてて気持ちがいいアーティストの方々を積極的に取り上げていますよね。その点は意識してたりしますか?

dominguap:そうだね。もちろんリリックの中身は大事だと思ってるし、 ビートに対してのアプローチとかフローも大事だと思ってる。面白いこと言いつつ、めちゃくちゃ音に乗れるっていうのが一番良い。

けど、Soundcloudとかで曲を聴いてる時って歌詞が無いことも多いから、たまに何を言ってるのか分からない時あるじゃない?

Lucie:ありますねぇ。サンクラあるあるですね。

dominguap:そうなってくると「音でいかに聴かせるか」「その人のワールドに入り込ませるか」っていう部分が重要になってくると俺は思うんだよね。

Lucie:間違いないですね。いかに世界観をパッケージできるかが鍵になりますよね。

僕もこれまでにアーティストの方に話を聞いてきた中で「音で聴いてほしい」っていう声を多く耳にしてきたので、「音楽」を言葉通りに楽しんでほしいなとは思うのですが…。やっぱりヒップホップという音楽の性質上、メッセージ性というのは切り離せないじゃないですか。

音とメッセージ性のバランスっていう点で、dominguapさんはどんな感覚を持ったアーティストがこれから残っていくと思いますか?

dominguap:なるほどね…。バランスで言うと、俺は6:4だと思ってる。

Lucie:おお!結構具体的ですね!

dominguap:5:5が本当は1番良いんだろうけど、毎回カッコいいビートに求められた乗せ方をする人っていうのは、 結構ほんと少ないと思ってて。 だから、どっちかに偏りすぎるっていうのは良くないと思うけど…。ある程度いいバランスを保った状態が一番いいかな。それこそSkippaとかは歌詞面白いと思うし、ビートチョイスもいいから沢山のリスナーが付いてきてるんだと思うよ。

最終的に残るのはそうだな…、難しいね。共感性のあるラップをする人が残っていくんじゃないのかな。

Lucie:例えばですけど、それを今高いレベルでやってるなって思うラッパーの人ってどなたかあげられたりしますか?

dominguap:そうだな。完全に好みになるけど、Kk£inflo(クンチーケインフロー)かな。

Lucie:あ!「Fendi」の人ですね!アルバム『∅』やばかった…。

dominguap:そうそうそう。音がめちゃくちゃ良くて、リリックもサグい感じで、ちゃんと沖縄をレペゼンしてるって感じもして、めちゃくちゃカッコいいね。

Lucie:いや、あの人はマジでヤバいですね。ビートも乗り方もエグい。

DMG的フラットな視点

Lucie:ここからはちょっと配信のスタンスについてお伺いしたくて。

結構、dominguapさんはラッパーの方々と距離が近いじゃないですか。しかも配信の規模が大きくなっていくに伴って、多くのラッパーの方々と繋がる機会が増えてきていると思うんです。

ただ、距離が近くなればなる程、ちょっと気を遣ってしまったりとか、言えることが少なくなってきたりとかしちゃうんじゃないかな、なんて個人的には感じていたのですが…。その点はいかがですか?

dominguap:あーなるほどね。それ結構色んな人から言われたりするね。

実際、PAX0とかSkippaとか昔から知ってるし、ほぼ友達って言っていい距離感だと思うんだけど。だとしても「音楽を聴く上で俺の意見を求めるのであれば俺は絶対正直にしゃべるよ」っていうのは、2人にも直接会った時にも伝えてたんだよね。

正直に反応するのは大前提だから、配信とかでも取り上げた音楽が微妙だった時は飛ばすし。配信見てると分かると思うけど、結構鼻で笑って飛ばしちゃうみたいな時もあるんだよ(笑)。

Lucie:ありますよね(笑)。「なんだ、何が起こったんだ?」とか言って飛ばしてるの見たことあります(笑)。

dominguap:結構そういうことあるけど、やっぱ食らうやつは食らうし。色んな人から「曲聴いてください」って言われることも増えたけど、聴いたとして食らわなかったら食らわなかったなりの反応になっちゃう。

だから距離感が近いからといって特定の人に肩入れするとか、多めに取り上げようみたいなのは無いかな。ラッパーの人たちもそれは分かってくれてると思う。

Lucie:ラッパー側からしても、肩入れされるとか正直な感想を聞けないのは嫌でしょうしね。そのスタンスめちゃくちゃ良いと思います。

dominguap:そうそうそう。フラットな感じは意識的にというよりか、そもそもの俺の人格から来るものだと思うよ。

Lucie:なるほどなるほど。確かにdominguapさんの配信にはdominguapさんならではの和やかな独特の“らしさ”がありますよね。

その“らしさ”をご自身ではどのように捉えていますか?

dominguap:俺はずっと自然な感じかな。良い意味でも悪い意味でも自然な感じで配信してるから。それが勝手に配信の雰囲気を作り出してくれてるとは思ってるよ。

Lucie:本当に飾ってない感じがして、個人的には配信の雰囲気がすごく好きなんです。

しかも、1人でお話しするのめちゃくちゃ上手ですよね。コメントはリアルタイムで送られてくるけど、結局喋ってはくれないじゃないですか。そんな中でFXとか使いながらスムーズに配信してるの見てると「すげえな」なんて思って。

なんだろ、結構インドアで1人で何かをするのが好きだったり?

dominguap:いや、配信始める前はめっちゃOutsiiideだったよ。

Lucie:え!?そうなんですか!?

dominguap:そうそう。死ぬほど遊んでた。仕事してた時は、仕事終わったら友達と一緒に毎回どこかに出かけてたよ。

Lucie:へええ普通にパリピしてたんですね。だから、寄り戻しで今は配信してるみたいなところあるんですかね(笑)。

dominguap:そうだね(笑)。「一旦家にいるか」みたいな感じなのかな。

Lucie:結果1番活躍できる方向に進めてますもんね。天職だ!

IF「dominguapが配信を辞めてしまったら」

Lucie:少し極端な聞き方になってしまうのですが、もしdominguapさんが明日から活動を辞めたとしたら、日本のアングラヒップホップシーンってどうなっていくと思いますか?

dominguap:えええ(笑)。変わらないと思うけどな俺は。

Lucie:ええそんな訳ないじゃないですか(笑)。変わってないかなぁ。

dominguap:変わってないとは思うけど、ただ少なくとも視聴者側からしたら、新しい音楽を知る機会がちょっと減ると思うかな。

Lucie:いや、だいぶ減ってしまうと思います。配信だけじゃなくて、切り抜きもちゃんと食らったカッコいい人たちを動画としてあげてくれるじゃないですか。

dominguap:そうそう。基本的に配信で俺が食らってるところを切り抜きにするっていう感じだからね。

Lucie:そのおかげで僕はMADEINBEN10に出会えたので、マジで感謝ですね。

dominguap:そっかそっか(笑)。BEN10明日インタビューだから見に来てね。俺の今日のこの感じでインタビューするから(笑)。

Lucie:そうだ!そうでしたね!見に行きます!BEN10さんも今めちゃキテますもんね。

この流れでdominguapさんの一押しのラッパー、先ほど出たKk£infloさん以外で教えてほしいです。

dominguap:そうだな…。3人くらいあげてもいい?

Lucie:良いですね!お願いします!

dominguap:最近もう肩入れしてるって思われてもしょうがないけど、マジで忖度とか無しで、まずはh1rukaだね。

Lucie:いやあSONGWARSもラップスターもカッコよかったもん…。間違いないですね。

dominguap:あとは第1回目のSONGWARSに出てくれたD.Richie。彼はブラジル人なんだけど、めちゃくちゃカッコいいね。

あとはSonsiかなぁ。

Lucie:Sonsi良いですよねぇ。俺もう大好き。ファイナルステージの「ラップできてるのもおばあちゃんのおかげだよ」で毎回泣いてしまう(笑)。

過去にdominguapさんの「SonsiとValoやりたい」というツイートをお見受けしたことがあったのですが、それは叶いそうですか?結構楽しみにしてるのですが(笑)。

dominguap:「なんのゲームしてる?」とは聞かれたね(笑)。ワンチャンできるかもしれない。

これからの展望

Lucie:では「このまま行けばdominguapさんは日本のPlaque Boy Maxになる」なんて1年前から言われてたりしますよね。

これから先、dominguapさんはどのような存在を目指しているのか。将来像みたいなものがあればお聞かせください!

dominguap:近いもので言うと、MOBのパーティーを1回開きたいなって思ってて。

将来像というと海外に住んで、海外で日本人に向けてコンテンツを作るっていうことをやってみたいって思ってるね。それこそヒップホップだけじゃなくて海外のカルチャーとかも色々取り上げてみたいし。

ヒップホップ的なことで言えば、海外のラッパーと日本のラッパーをリンクアップするとか、プラグになれたら良いななんて思ってるよ。

Lucie:うわ!それめっちゃ熱いですね。それでコンピレーションアルバムとか作って欲しいです!

dominguap:そうそう、めっちゃ良くない?日本と世界を繋ぐ架け橋みたいな存在になれたら良いなって思うね。

現在絶賛開催中!「#JP_UNDERGROUND_SONGWARS」について

Lucie:現在「#JP_UNDERGROUND_SONGWARS」という企画を開催されていますよね。

この企画の優勝者には、なんとスラムリッチさんからミュージックビデオの撮影がプレゼントされるということですが、何がきっかけでスラムリッチさんと企画をやるという話になったのでしょうか?

dominguap:元々、前のSONGWARSの時に「1位の人にビデオをプレゼントするのはどうですか」っていう連絡が来てたんだけど、その時は色々段取りが間に合わなくて。今回やっと一緒にやろうっていう話になったんだ。

Lucie:Pxrge Trxxxperさん、X 1arkさんとか、Jahxnchoさんとかは最初あのチャンネルから出て来たと言っても過言ではないですからね。普通にクソ熱いなって思って。

どんな人達にエントリーして欲しいですか?

dominguap:なんだろうな。やっぱまだ知られてないプロデューサーだったり、ラッパーを視聴者からしたらいっぱい見つけられる良い機会になると思うから。だからこそ、色んな人に参加してもらいたいなって思ってるよ。

Lucie:スラムリッチと聞くと、やっぱり「サグい感じじゃないとダメなのかな」とか思う人もいるかもですけど、そんなの関係なく様々なスタイルの人に参加して欲しいってことですね!

dominguap:そうだね。俺たちが審査するし、悪い感じとかそんなのあんまり関係ないかな。みんな受け入れるよ。

全て受け入れてくれる場所「MOB」

Lucie:最後に、一言言っておきたいことがあればよろしくお願い致します!

dominguap:そうだな。自分の周りに自分が好きなジャンルの音楽を聴く人がいない人は、1回俺の配信に来て欲しいね。

で、どういうテイストが好きなのかを俺に教えてほしい。だから、気軽にみんな俺の配信に来てね。

Lucie:間違いない。カッコよければみんな受け入れてくれますからね!

長くなってしまいましたが、今回は沢山の質問に答えて頂きありがとうございました!今回の企画も楽しみにしています!

dominguap:Okayyy. ありがとー!

インタビューを終えて 〜飾らないパイオニアの姿〜

dominguapという人物は、配信の内外を問わず、どこまでも飾らない。素直でありながら、物腰は柔らかく、まずは全てを受け入れてくれる。そんな懐の深さを備えた人物だった。

アンダーグラウンドという“蠱毒の壺“には、野心をむき出しにしたハングリーなアーティストがひしめき合っている。よって、才能がせめぎ合う空間は刺激的である一方、容易には踏み込めない緊張感も漂っているのだ。

そんな中で、dominguapが放つ自然体なバイブスは、一種の中和剤のように機能し、過度な威圧も排他性も存在しない。だからこそ、新たな挑戦者が門戸を叩きやすい土壌が生まれているのだろう。

今回の対話を通じて見えてきたのは、彼が単なる配信者ではないという事実だ。まだ世に出ていない才能とシーンをつなぐ触媒のような役割を担っていると言っても過言ではない。

彼が築いてきた土台から、これからも新たな才能が芽吹き、やがてメインストリームへと羽ばたいていくのだろう。

資料提供:dominguap

 dominguap各種SNS:TwitchYouTubeInstagramXTikTok


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免責事項

本記事は、HIPHOPCsライターLucieがdominguap氏に対して行ったインタビューを基に構成・編集したものです。発言内容はインタビュー時点(2026年2月)のものであり、現在の状況とは異なる場合があります。記事中に登場するアーティスト名・楽曲名・企画名等の情報は、取材時点で公開されている情報に基づいています。

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