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【速報】Travis Scott × Fragment × Air Jordan 1 Low OG:再燃する市場、これはスニーカーか、それとも「資産」

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トラヴィスファンもしくはスニーカー好きなら誰もがザワつく、あのトリプルコラボがまたやって来るらしい。そう、Travis Scott(トラヴィス・スコット)と藤原ヒロシのFragment(フラグメント)、そしてJordan Brandである。今度の舞台は「Air Jordan 1 Low OG」。海外のウワサじゃ、どうやら2025年の11月に出るそうだ。定価は$155らしいが、まあ、その値段で買える人はほとんどいないだろう。発売日に「おめでとう!」と通知が来たら、それはもう宝くじに当たったようなもんである。これはスニーカーの話であり、同時にお金の話でもあるのだ。 前作の人気サイズは40万円程もしくはそれ以上であったが今回はレベルが違いそうだ。

なぜ今作は「前作超え」のポテンシャルを秘めているのか


前作が築いた高い相場は、今作の価格を占う上での「最低保証ライン」に過ぎないかもしれない。いくつかの要因を分析すると、今作が前作の市場価値をさらに上回り、新たな記録を打ち立てる可能性は十分にあるだろう

なぜ“Low OG”なのか

AJ1 Low OGは、1985年に端を発する AJ1 の系譜の中でも、コラボのキャンバスとして柔軟である。履き口の低さはライフスタイル文脈と親和性が高く、ヒップホップからスケート、ラグジュアリーまで横断可能なのである。


Travis Scott と Fragment のトリプルネームは2021年の High/Low で即完売を記録し、リセール市場でも長期的なプレミアを維持した。三者の接続には“話題性”だけではなく継続性があり、今回の一足は物語の第2章として受け止めるのが妥当である。

このデザインに転売ヤーが群がる要因を考えてみよう。

第一に、「物語の深化」による希少価値の増幅である。


2021年の前作は、それ自体が衝撃的なコラボレーションであった。しかし、今回のリリースは単発のイベントではない。2019年の”Mocha”、2021年のトリプルコラボ、そして2025年の今作へと続く、これは連続した物語の「第2章」である。コレクターの世界では、シリーズ化されたプロダクトは、その歴史が深まるほどに個々の価値、そしてコレクション全体の価値が高まる傾向にある。「あの伝説のコラボが、数年の時を経て再び」というストーリーは、単なる新作という以上の付加価値を生み、人々の所有欲を前作以上に刺激するのである。

第二に、「スニーカー投資」市場の成熟と拡大である。


2021年当時と比較して、スニーカーを「資産」として取引する二次流通市場は、参加者と流動性の両面で著しく拡大した。鑑定付きプラットフォームの信頼性が向上し、より多くの一般層が「スニーカー投資」に参入している。これは、市場に流入する資金の総量が当時よりも格段に大きいことを意味する。市場が拡大したことで、同じ希少性を持つプロダクトであっても、より高い価格を支える購買力が存在する。いわば、スニーカーを受け止める「市場の器」そのものが大きくなっているのである。

第三に、無視できない「円安」という追い風である。


前述の通り、2021年よりも大幅に進行した円安は、海外のバイヤーにとって日本のスニーカー市場を「割安」な狩り場に変えた。仮に国内の二次流通価格が40万円だったとしても、1ドル150円で換算すれば約$2,667ドル。世界中の富裕なコレクターにとって、この歴史的な一足がその価格で手に入るなら、決して高くはない。この強力な海外からの購買圧力が「価格の下限」を押し上げ、国内の売り手が強気な価格設定を維持することを可能にする。結果として、国内市場全体の価格水準が、前作の時よりも一段高いレベルで形成される可能性が極めて高い

デザインに込められた「意味」

なぜこの一足が、これほどまでに市場を熱狂させるのか。その理由は、デザインの細部にまで張り巡らされた「意味」の総体にある。まず、Travis Scottコラボレーションの象徴として完全に定着した「リバーススウッシュ(反転スウッシュ)」。このディテール一つが、スニーカーに唯一無二のアイデンティティを与えている。

そこに、藤原ヒロシが手掛けるFragmentのシグネチャーカラーであるブルーが、完璧な配分で組み合わされる。さらに、ヒール部分にはCactus Jack、Fragment、そしてWingsという三者のロゴが並列で刻印される。これは、このプロダクトが正統なコラボレーションであることを示す、揺るぎない証明書として機能する。ヴィンテージ感を演出するミッドソールに至るまで、すべての要素がコレクターの知識と感性に訴えかける設計なのである。

入手戦略と潜在的リスク

この希少な一足を正規価格で手に入れるための道は、極めて険しい。「SNKRS」アプリや一部の正規取扱店で行われる抽選販売が主戦場となるが、その当選確率は非常に低いのが現実である。

一方で、二次市場での購入には看過できないリスクが伴う。

•   偽造品の存在:高額で取引されるがゆえに、極めて精巧な偽造品が後を絶たない。専門的な知識なくして真贋を見極めることは困難であり、安易な取引は大きな損失に繋がりかねない。
•   価格変動:市場の熱狂は常に変動する。発売直後の高騰から一転、価格が調整される局面も考えられる。高値での購入は、投資として見た場合にリスクを伴う行為である。

カルチャーが生んだ現代の資産

Travis Scott × Fragment × Air Jordan 1 Low OGのリリースは、単なるファッションニュースではない。それは、カルチャーが経済的価値を生み出すプロセスを可視化する、現代的なイベントである。正規価格での入手は幸運の証であり、同時に資産形成の機会ともなり得る。

しかし、その熱狂に安易に乗じるのではなく、背景にある構造とリスクを冷静に理解することが求められる。11月、我々はこの一足を通して、スニーカーカルチャーの現在地を再び目の当たりにすることになるであろう。

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