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ジョーイバッドアスが仕掛けた“本物のヒップホップ”―「Lonely At The Top」徹底解析

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遅れてこそ意味があるリリース戦略

皆さんはジョーイバッドアスは最新作「Lonely At The Top」をチェックしているだろうか?彼の戦略は時間をかけることの価値を証明しているように思う。急ごしらえのSNSバズではなく、クラシックなアルバム体験を求めるファンに応える形である。1リスナーとしてもこういった形である方が楽しみや期待が高くなる傾向があるように感じる。

初期の成功とその代償

デビュー作「1999」で90年代ブームバップを蘇らせたジョーイバッドアスは、一躍東海岸リバイバルの旗手となった。しかし、業界の巨大な仕組みに組み込まれると、その独自性が薄まるリスクを背負うことになった。

今年元日に公開した「The Ruler’s Back」で、彼は再び攻撃的な姿勢を示した。西海岸を挑発するような一節もあり、議論を呼んだが、ジョーイバッドアスにとっては自然体であった。その後の「Crash Dummy」では西海岸フローを取り込みつつ、ブルックリンのDNAを保ち、相手の土俵でも勝負できることを示した。

対立と共演の両立

ジョーイバッドアスは衝突を恐れないが、同時に仲間を大切にする。「STILL」ではAb-SoulやRapsodyと共演し、競争と協調を両立させた。敵意ではなく、ヒップホップ本来の“スパーリング”としてのバトルを提示している。

フリースタイルに見える本音

Red BullのフリースタイルではAb-Soul、Big Seanと共演。業界の立場が異なる3人の中で、ジョーイバッドアスは最も生き生きとしていた。余計なプレッシャーなく、純粋な言葉遊びに集中した結果、彼の飢えと自由さが際立った。

シングルが描く戦略

・「ABK (Anybody Killa)」は自らの存在証明

・「My Town」ではニューヨークのルーツを再確認

・「Dark Aura」ではレーベルへの不満を吐露し、独立精神を明確化

どの曲も「Lonely At The Top」への道筋を示すピースである。

まとめるとこのアルバムは“キング・オブ・ニューヨーク”を狙う宣言ではないのだろう。むしろ、アンダーグラウンドの敬意を維持しつつ、進化を続ける姿勢を示す作品である。ぜひ聞いてみていただきたい。

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