トランプ氏、ディディの恩赦に「事実次第で検討する」と発言
先日Ito記者が取り上げていた通りアメリカ大統領のドナルド・トランプ氏が、現在裁判中のラッパー/実業家ディディ(Diddy)について、
「状況次第では恩赦も検討する」と発言しました。
ホワイトハウスでの記者会見中、ディディの恩赦について尋ねられたトランプ氏はこう答えています。
「誰からも正式な要望は来ていないけれど、そういう話が出てるのは知っている。まずは状況を見て判断する」とのこと。
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キャシーやキッド・カディも証言、注目の裁判
ディディは2024年9月に逮捕され、現在は性的人身売買や組織的犯罪行為の容疑で起訴されています。
その裁判には、元交際相手のキャシー(Cassie)、アーティストのキッド・カディ(Kid Cudi)、ドーン・リチャード(Dawn Richard)など、
過去の関係者たちも証言に登場しており、注目度は日に日に高まっています。
トランプとディディの関係は「過去のもの」?
かつては良好な関係だったというトランプ氏とディディ。
しかし「政治活動を始めてから、ディディは批判的になった」とトランプ氏は語っています。
「彼は私のことを昔は気に入ってた。でも政治に出てから関係が悪化したらしい」とコメント。
ただし、「私をどう思っているかは関係なく、不当に扱われているならその点は考慮する」とも語りました。
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50 Cent「ディディがトランプを悪く言ったなら、許すべきじゃない」
このトランプ氏の発言に即座に反応したのが50 Centです。
彼は自身のInstagramでトランプの発言映像を投稿し、こんなコメントを添えました。
「ディディは昔トランプに対してひどいことを言ってた。それは許されるもんじゃない。
俺はトランプに直接この件を伝えるつもりだ」と発言。
タグには自身のブランド@50centaction @bransoncognac @lecheminduroiをつけ、メッセージ性の強い投稿となっていましたが、現在は削除されている模様。
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ヒップホップと政治の関係が再び注目に
ドナルド・トランプ氏はこれまでにもリル・ウェインやコダック・ブラックを恩赦した実績があります。
今回のディディに関する発言も、ヒップホップシーンと政治の距離を再び世間に問い直す話題になりそうです。
今後、50 Centのような影響力あるアーティストたちがどう動くのか、注目していきたいと思います。