以前、刑務所から毎月お便り代わりに元気そうな写真をお届けしていると報じたが、Fetty Wap（フェティ・ワップ）の釈放が早まったとの朗報が入ってきた！
2021年10月28日、ニューヨーク市クイーンズ区で開催されたローリング・ラウド・ミュージック・フェスティバル中に逮捕され、後に規制薬物の流通および所持に関する共謀罪で有罪を認めた。2010年代のヒップホップカルチャーを代表するアーティストの一人として知られるフェティだが、麻薬密売で有罪判決を受けたことで、彼の軌跡は大きく変わった。この判決により6年の懲役刑が言い渡され、彼のキャリアは深刻な休止状態に陥ってしまったのだ。
だがしかし。34歳のこの「トラップ唱法」アーティストに新たな希望の光が差し込んだという。Us Weekly誌によると、フェティ・ワップの釈放は2026年12月8日に前倒しされたそうだ。これは、彼が来年のホリデーシーズン直前に家族と再会できることを意味する。当初は2027年3月に予定されていたが、1月8日に若干の調整が加えられ、その上更に11月14日（金）に、彼の釈放日がさらに前倒しされ、今度は2026年12月8日に釈放ることとなったそうだ。そう、刑期は1か月短縮されたことになる。裁判所は釈放日が再び変更された理由を明らかにしていないが、このニュースはヒップホップ界を沸かせているようだ。ファンや支持者たちは、彼の復帰を待ち望んでいるのだ。
フェティの妹のDivinity Maxwell-Butts（ディヴィニティ・マクスウェル＝バッツ）氏は、SNS等で彼の責任と、彼の犯した罪が非暴力的であることを繰り返し強調してきた。「彼は自分の行動に責任を持ち、非暴力的な犯罪で刑期のかなりの部分を服役した」と彼女は綴り、二度目のチャンスの大切さを強調したという。恩赦を求めるハッシュタグキャンペーン、彼の刑務所からの写真を含む彼女の精力的な行動は、多くの人々の支持を反映し、そして功を奏したようだ。
ちなみに子供が6人いるフェティは、2021年8月に4歳になる娘Lauren（ローレン）ちゃんを亡くしている。現在彼は、ミネソタ州にある低警備施設FCIサンドストーンで服役中だ。釈放後は、5年間の保護観察期間に入る。この数年の試練を乗り越えた先、彼は何を見るのだろうか。来年末には、あの耳に残る歌声が聴けそうだ。
