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ケンドリックはSNS時代における第2のエミネムのなのか、二人のスタイルを考察してみた

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ケンドリックは令和のエミネム?

SNS時代に進化したディスと過去のビーフmpまとめてみました

ヒップホップの世界で避けて通れないのが「ビーフ(disや抗争)」という文化。
その中でも、“ディスを芸術に昇華させたラッパー”といえばやっぱりエミネムです。そして今、その魂を別の形で受け継いでいるのがケンドリック・ラマーだと思っています。

時代は変わり、SNSとYouTubeがすべてを拡散するようになりました。
でも、「言葉の力で殴る」というスタイルは今も残っていて、むしろ進化すらしてるんです。

昔のビーフは“CD”が武器だった

エミネムが全盛期だった90年代〜2000年代初頭は、SNSもYouTubeもなかった時代です。
ビーフの舞台は、主に「音源」でした。

エミネムはジャ・ルールと娘ヘイリーの件で激突し、「Doe Rae Me」「Hail Mary」で徹底的に叩きにいきましたし、マライア・キャリーが自分との関係を否定したことで「The Warning」で一気に反撃しています。

他にも、MGK(マシン・ガン・ケリー)には「Killshot」、ベンジーノには「Nail in the Coffin」、クリスティーナ・アギレラやウィル・スミス、テイラー・スウィフトまで、さまざまなセレブたちが彼の“リリックの餌食”になってきました。

当時はSNSがなかった分、CD1枚にかける執念とインパクトがとにかく強かったんですよね。

SNSの時代に突入、言葉が“リアルタイム爆弾”に

一方でケンドリック・ラマーが戦う現代は、SNSが完全に主戦場です。
ディスったらその場で世界中に拡散されるし、ファンもアンチも即座に反応する。

たとえば、ドレイクに対してケンドリックが放った「Like That」や「Euphoria」は、リリースされた瞬間にSNSトレンドを独占。映像がなくても、“言葉だけ”でインターネットを支配する力を持っていました。

これって、エミネムがかつてCDという武器で業界を揺るがしたのと同じ構造だと思うんです。
ただ違うのは、「爆発するまでに時間がかかるCD」と、「秒速で拡散されるSNS」っていう爆弾の起爆方式ですね。

エミネムのMGK(マシン・ガン・ケリー)への「Killshot」は既にSNSが発達していたので、より注目度が高かったのかな。と思ったり。。

2人に共通するのは、“怒りの源がパーソナル”なこと

エミネムがビーフを始める理由って、ほとんどが「私生活に踏み込まれた」とか「本気で怒ってる」ってケースです。
娘をディスられたら即反撃、恋愛を茶化されたら倍返し。とにかく感情がリアルなんです。

ケンドリックも同じで、ドレイクへのビーフでもただの煽り合いではなく、自分のルーツや表現に対する“本気のプライド”が見えます。

っていうより、“内側から湧き上がる感情を音に変えてる”ような感じ。これ、エミネムがやってきたことと本質的には近いと思います。

昔はCDとラジオ、今はSpotifyとX(旧Twitter)

面白いのは、発信メディアも大きく変わったってところです。

エミネムは、CDやラジオで「1発勝負」のディスを叩きつけてきました。
一方、ケンドリックはSpotifyやYouTubeで再生され、X(旧Twitter)やTikTokでバズり、AIで歌詞分析までされる時代に生きてます。

つまり、エミネムの時代は“完成された怒り”を届けるスタイル、
ケンドリックの時代は“怒りが広がっていく様子も含めて作品”になってるっていう違いですね。

エミネムの遺伝子は、ケンドリックが確実に受け継いでる

エミネムは、言葉をナイフのように使いこなして、数々のセレブやラッパーを撃ち抜いてきました。
そしてケンドリックは、そのスタイルをSNSと現代社会にフィットさせながら進化させています。

2人のビーフの中には、「ただ相手をけなす」以上のパーソナルな痛みや社会への疑問が込められていて、だからこそ聴く人の心を揺さぶるんだと思います。

ラップで本気の感情をぶつける。それを作品として残す。
ディスは、彼らにとっての“詩”であり“武器”であり、そして“自己表現”なんです。VIA

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