ヒップホップ界の象徴であり、世界的な影響力を持つアーティスト、ジェイ・Z (Jay-Z) が再び法廷での争いに巻き込まれているようだ。
今回の訴訟は、31歳のライミア・サタースウェイト (Rymir Satterthwaite) 氏によるもので、彼は自身がジェイ・Zの「非嫡出子 (illegitimate son)」であると主張している。この訴訟はライミア氏の亡き母ワンダ (Wanda) 氏と、後見人であるリリー・コーリー博士 (Dr. Lillie Coley) も原告に名を連ねている。
ライミア氏の主張によれば、ジェイ・Zは過去に行われた親子関係テストの際に不正行為を行い、その結果、原告側の法的権利が侵害されたという。具体的には、不正に裁判記録を封印されたこと、不当な制裁を受けたこと、さらには法的手続きが妨害されたことが訴えの中心となっている。
この訴訟についてライミア氏は「これまで30年以上にわたり、この問題が解決されるのを待ち続けてきた」とコメントしており、ジェイ・Zの責任を追及する姿勢を明確にしているようだ。
さらなる法的トラブル：過去の暴行疑惑も浮上
親子関係を巡る争いに加え、ジェイ・Z (Jay-Z) は別の法的問題にも直面している。最近、ある女性がディディ (Diddy) 主催の2000年のパーティでジェイ・Zから性的暴行を受けたと主張し、以前の訴訟を修正して彼を告発した。この女性は当時13歳だったと述べている。ジェイ・Zもディディもこの告発を否定しているが、依然この事件の詳細は注目の的となっている。
さらに、この訴訟を担当する弁護士トニー・バズビー (Tony Buzbee) 氏は、ジェイ・Zの経営するエンターテインメント会社「ロック・ネイション (Roc Nation)」に対しても新たな訴訟を提起した。バズビー氏は同社が「州法の複数の規定を違反した」と主張しており、具体的には「弁護士資格のない者が法律行為を行うこと（バラトリー）や、公務員を装う行為」が含まれていると述べた。
さらにバズビー氏は声明の中で「被告側の行為は行き過ぎており、不法であるだけでなく、証拠が記録されている。我々は当局と連携し、すべての関与者が法律の下で厳正に裁かれるよう努める」と述べている。
今後の注目点
ジェイ・Z (Jay-Z) はこれまで数々の成功を収めてきた一方で、今回の訴訟のように度々法的な問題に直面してきた。彼のイメージに与える影響や、これらの訴訟がどのように展開していくのかは、音楽業界やファンにとっても見逃せないトピックだ。親子関係の真実や、性的暴行疑惑に対するジェイ・Zの対応がどのように進むか、今後の動向に注目が集まっている。 Via
