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kZm『ADHD (feat. Benjazzy)』|レビュー&解説

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kZm『ADHD (feat. Benjazzy)』|レビュー&解説
読了時間: 約3分

Text by HIPHOPCs編集部

『ADHD (feat. Benjazzy)』は、タイトルが示すように集中と拡散を行き来するようなエネルギーを感じさせるヒップホップトラックだ。Benjazzyを迎えたこの新曲は、独特の緊張感と解放感が共存する一曲に仕上がっている。

『ADHD (feat. Benjazzy)』のビートは、重心の低いキックと弾むようなベースラインが土台を形成している印象を受ける。シンプルながらも耳に残るループ構成が、楽曲全体に独特のグルーヴを生み出しているようだ。上ネタにはどこかノスタルジックな響きを感じさせるサンプル的な音色が散りばめられ、現代的なサウンドデザインと融合しているように聴こえる。

ボーカル面では、ラッパーそれぞれの声質のコントラストが楽曲に奥行きを与えていると感じられる。フロウの緩急が巧みに使い分けられ、タイトルの「ADHD」を彷彿とさせるような、落ち着きと衝動が交互に現れる展開が印象的だ。Benjazzyのフィーチャリングパートでは、また異なるテクスチャーが加わり、楽曲のダイナミクスを押し広げているように聴こえる。

リリックの世界観としては、現代を生きる若者の内面を切り取ったような雰囲気が漂っている印象を受ける。注意散漫と過集中を行き来するような心理描写を連想させ、日常の焦燥感や自己との対話をテーマにしているようにも感じられる。ヒップホップというフォーマットで、こうした内省的なテーマを扱っている点に、アーティストとしての新たな一面を提示しているようだ。

この新曲は、夜のドライブで流せばビートが心地よく響き、一人の時間にイヤホンで聴けば言葉の一つひとつが染み込んでくるだろう。クラブ向けのバンガーとは異なるベクトルながら、聴き手の内側に語りかけてくるような熱量がある。ラッパーたちが見せるこの表現は、シーンにおいても注目すべきアプローチだと感じさせる一曲だ。

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※本記事はSpotifyで公開されている楽曲情報をもとに、HIPHOPCs編集部が独自の視点でレビューしたものです。楽曲の解釈は筆者の印象に基づいており、アーティストの公式見解ではありません。



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HIPHOP Cs編集部
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