土曜日, 1月 10, 2026

Lancey FouxがEsDeeKidにディスを飛ばし警告する

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Via @lancey/@esdeekid on Instagram

2026年が幕を開け、数々のラッパーが今年のハイライトを飾るべく制作に勤しんでいる今日この頃。アンダーグラウンドでは新たなビーフの種火が静かに燻り始めているようだ。

というのも、“アンダーグラウンドサウンドの父“との呼び声も高いLancey Fouxが、正体不明の新鋭のラッパーEsDeeKidに鋭いメッセージを投げかけたと話題になっているのだ。

新シングル「Eagle Eye」

2025年12月31日、Lancey Fouxは新シングル「Eagle Eye」を自身のX(旧Twitter)にて公開。楽曲の中で、彼は自身が抱えるレーベルとの問題に紐付け、EsDeeKidを想起させるラインを披露した。

「このゲームは罠だった、何回も彼らに伝えようとしてきたさ、なのに3000万ドル(約47億円)だって?/あいつらはサインしたがってる、クソ、今の有り様を見てみろよ/あいつらは詐欺師と契約したがってる、ああ、時間を巻き戻せるならそうしたいよ/俺たちは地元ではスターだったのに、今じゃメインストリームの金の話ばかりだ」

そして、以下のように続ける。

「YouTubeを回すために身銭を切ったけど、遅かった/信用してたヤツが俺を裏切ったけど、俺の兄弟のためだったから名前は出さない/彼の名前は言わないよ、それはギャングスタがすることじゃない、わかるだろ?」

サムネイルにはMichael Jacksonの写真が使用され、楽曲の最後では彼のスピーチが引用されている。

「長年にわたって、黒人アーティストは完全に利用されてきました。今こそ、誰かがこの信じ難い不公平を終わらせなければいけないのです。」

3000万ドルの真意

この「3000万ドル」というラインは、先月にEsDeeKidがCapitol Recordsと大型レーベル契約を結んだという噂が拡散されたことに起因する。

しかし、この噂を裏付ける確かな情報は存在せず、Capitol Recordsの公式アーティストページにもEsDeeKidの名前は確認できなかった。現時点では、ネット上での噂に尾ひれが付き、一人歩きしているという可能性が高そうだ。

ディスというより警鐘?レーベルは才能を潰すのか

今回のリリックから読み取れることは、Lanceyがレーベルとの間に何らかの問題を抱えているが仲間のために沈黙を選んでいること、そして巨額の契約金に釣られてレーベルと契約しようとする期待の新人への失望である。

よって、単なるディスというより「同じ轍を踏むな」という警鐘に近いメッセージと捉えた方が自然(EsDeeKidがどのように受け取るかは別問題だが)なのかもしれない。

実際、EsDeeKidのレーベル契約の噂については、リスナー側もLancey Fouxと同様の不安を抱いている様子。掲示板のRedditを見てみると懐疑的な意見が散見される。

この噂が議題となっているスレッドでは「ということは、3000万ドルの借金をレーベルに負ったことになる。契約金はローンみたいなものだからな」「彼のキャリアに持続性は無い」「3000万ドルは高すぎる」など、レーベルが将来的にEsDeeKidのキャリアを潰してしまうのでは無いかという不安の声が相次いだ。

「Lanceyは自分のキャリアを犠牲にして、若手の成長を気にかけている」という意見もあり、彼がメインストリームで爆発的な成功を収めていない現状も、こうした発言に重みを与えている。

レーベル契約の闇を知っている彼だからこそ、才能ある新人の芽が摘まれることを真に恐れているのかもしれない。

EsDeeKidはLanceyの意見に対し、どのように返答するのだろうか。

一方、EsDeeKidの大躍進は止まらない

突如としてUKヒップホップのシーンに現れ、話題を掻っ攫っているEsDeeKid。常に自身の顔を隠す彼の素性は謎に包まれている。

そんな彼について、ネット上では目元が似ているという理由で「彼の正体はTimothée Chalametなのではないか」という憶測が拡散されていた。

そして先日、彼は衝撃的なミュージックビデオを公開することでその憶測に対する返答を提示。なんと、楽曲「4 raws」にTimothéeが参加したリミックスを公開したのだ。

これによりEsDeeKidとTimothéeは別人であることが明らかになったわけだが…。そんなことよりもデマを利用したこのマーケティング戦術は本当に脱帽モノである。

急激に認知度を高めたEsDeeKidだが、その分、次の一手への期待値も跳ね上がっている。Lanceyやリスナーが抱く不安が杞憂に終わるのか、それとも現実となるのか。2026年、EsDeeKidの動向から目が離せそうにない状況だ。

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