via @lamineyamal instagaram
2025年11月14日 | Ito Kotaro
Key Takeaways
- 18歳のサッカー選手ヤマルが、未発表のスニーカー「Superstar “Red”」を披露し、日本のスニーカーコミュニティに影響を与えている。
- Sp5derの人気が高まり、特にZ世代の若者がSNSを通じてこのブランドを求める現象が進展している。
- 日本には未展開のため、Sp5derコラボの希少性が高く、多くのファンが注目している。
- ヤマルの私服スタイルは、若者にとって模倣しやすいファッションアイコンとなっている。
- Sp5der × adidas Superstar “Red”は、トラップカルチャーと日本のスニーカー文化が交差する重要なアイテムとして期待されている。
日本のスニーカーヘッズが注目
18歳のサッカー界新星ラミーネ・ヤマルのSNS投稿が、日本のスニーカーコミュニティに衝撃を与えている。その足元に光っていたのは、アトランタ発のカリスマ、Young Thug(ヤング・サグ)が手がけるSp5der(スパイダー)とadidas Originals(アディダス・オリジナルス)による未発表コラボモデル「Superstar “Red”」である。
2026年春の正式リリースを前に、なぜこのタイミングで、なぜヤマルが着用したのか。そして、日本のスニーカーシーンにとってこの一足が持つ意味とは?
原宿から見る「Sp5der現象」の実態
日本上陸前から始まっていた「逆輸入ブーム」
2024年秋、原宿の某セレクトショップ店員はこう語る。「Sp5derのフーディーを探す若い客が急増した。まだ日本に正規店はないのに、みんなInstagramで見て欲しがる」
実際、メルカリでの「Sp5der」検索数は2024年に入って前年比280%増(編集部調査)。特に10代後半から20代前半のZ世代が、海外通販やリセールサイトを駆使して入手している実態が浮かび上がる。
この現象の背景には、TikTokでの#sp5derタグ動画の爆発的増加がある。日本のインフルエンサーたちが着用し始めたことで、「知る人ぞ知るブランド」から「次に来るストリートブランド」へと認識が変化した。
なぜ日本の若者がSp5derに惹かれるの
- アメリカントラップへの憧憬
- 日本のラップシーンでも「トラップ化」が進行
- BAD HOPやJP THE WAVYなど、アトランタサウンドに影響を受けたアーティストの台頭
- 「派手さ」への回帰
- ミニマルデザイン疲れからの反動
- Y2Kリバイバルと連動した「目立つファッション」への欲求
- 希少性という価値
- 日本未展開だからこその「持っている優越感」
- SNS映えする明確なブランドアイコン(スパイダーモチーフ)
などが理由だろう。
Superstar × 日本50年の歴史
日本独自の「Superstar文化」
adidas Superstarと日本の関係は、単なる「輸入スニーカー」の域を超えている。
1970年代後期:原宿のアメカジブームで初期導入 1980年代:B-BOY文化と共に上陸、代々木公園のブレイクダンサー必須アイテムに 2000年代:裏原宿ブランドとのコラボで再ブレイク(A BATHING APE、NEIGHBORHOOD等) 2010年代:きゃりーぱみゅぱみゅ、三代目 J SOUL BROTHERSなど、J-POPアーティストも着用
この歴史的蓄積があるからこそ、Sp5derコラボは日本において「新しい章の始まり」として受け止められる可能性が高い。
渋谷のスニーカーショップが予測する「争奪戦」
渋谷の老舗スニーカーショップ店長は語る。 「Superstarのコラボで、ここまで『音楽性』を前面に出したモデルは久しぶり。Travis Scottのナイキコラボ同様、音楽ファンとスニーカーヘッズの両方が狙うことになる。日本での入手困難度は相当高くなるはず」
実際、過去のデータを見ると:
- Fear of God × adidas:日本配分は全世界の約8%
- Yeezy最終モデル:東京の抽選倍率は平均120倍
- Bad Bunny × adidas:国内正規は3店舗のみ
Sp5derコラボも同様の「超限定配分」になると予想されるだろう。
デザイン分析:日本のストリートが評価するポイント
「キャンディ塗装」への郷愁
真っ赤な光沢仕上げは、日本の改造車文化における「キャンディ塗装」を想起させる。特に、90年代の走り屋文化や、現在のJDM(Japanese Domestic Market)カルチャーとの親和性が高い。
東京のカスタムペイントショップオーナーは、「この赤は、まさに俺たちがGT-Rに塗ってきたキャンディアップルレッド。車好きにも刺さるはず」とのこと。
ヤマル起用が日本市場に与えるインパクト
サッカー×ストリートの「第三の波」
日本において、サッカー選手のファッション影響力は独特の進化を遂げてきた。
第一の波(2002年):ベッカムヘアーとサルエルパンツ 第二の波(2010年代):本田圭佑のハイブランド志向、長友佑都のアスレジャー提案 第三の波(2025年〜):ヤマル世代による「ストリート回帰」
特に注目すべきは、ヤマルが「ユニフォーム姿」ではなく「私服姿」でSp5derを着用している点。これは日本の若者にとって「真似しやすいスタイル」として映る。
Jリーグ選手への波及効果
すでに複数のJ1選手が、移動時の私服でSp5der着用を始めているという情報もある(関係者談)。2026年のリリース時には、日本人選手の着用による「国内ブースト」も期待できる。
日本のスニーカーヘッズはどう動くべきか
予想されるリリース展開
2025年12月:ティザー開始、Confirmed アプリでの事前登録 2026年1月:海外先行リリース(アメリカ、ヨーロッパ) 2026年2月:アジア限定カラー発表の可能性 2026年3月:日本正規リリース
入手確率を上げる「3つの準備」
- SNRKSだけでなくConfirmedも準備
- アディダスコラボはConfirmed独占の可能性大
- 複数アカウントは規約違反なので注意
- 海外通販サイトのアカウント作成
- END.、SNS、SSENSEなど主要サイトを今から準備
- 決済用のPayPalアカウントも必須
- リセール相場の事前学習
- StockX、SNKRDUNKでの類似モデル相場をチェック
- 「適正価格」を見極める目を養う
結論:なぜこの一足が「2026年の最重要スニーカー」なのか
Sp5der × adidas Superstar “Red”は、単なるコラボスニーカーではない。
これは、アメリカのトラップカルチャーと日本のスニーカー愛が交差する地点であり、Young Thugという「時代の象徴」が日本のストリートに刻まれる瞬間でもある。
さらに重要なのは、このモデルが「音楽を履く」という新しい価値観を提示している点だ。Spotifyでトラップを聴き、TikTokでダンスを真似し、その延長線上でスニーカーを選ぶ——そんなZ世代の消費行動を完璧に捉えた一足と言えそうだ。
