現在再び炎上中のDrakeであるが、なんとT-PainがLollapaloozaでDrakeの楽曲「Rich Baby Daddy」を爆音で流したそうだ。
一見すれば何の変哲もない選曲だが、音楽ファンなら誰もが「えっ?」と二度見する展開である。つい最近まで、T-PainはDrakeを公然と煽っていたからだ。
「引退」発言を逆手に──T-Painの皮肉が発端
Drakeは2023年のインタビューで「蹴り出される前に自分で引退したい」と語っていた。
だがその後もシングルを連発し、評価は低迷。T-Painはそれを嗤い、「言ってたことと違うじゃん?」と公開コメントで皮肉った。
それが火種となり、Drakeとの間に不穏な空気が生まれた。
Chubbsが煽り返す──T-Pain「海外じゃ誰も知らん」
このバトルにDrake本人も応戦。さらに彼の右腕であるOVO Chubbsがフランス滞在中、T-PainをSNSで嘲笑。「誰もお前なんか知らねえよ」と世界中に向けて宣戦布告した形である。
だがT-Painはあえて再生──意地か、戦略か
そんな空気が冷めぬ中でのLollapalooza出演。T-Painは自身のセット中に、まさかの「Rich Baby Daddyを選曲。
これは一体どういう意図か?和解か、それとも話題作りか──だが確かなのは、T-Pain新曲への期待値が一気に上昇したということだ。
ノスタルジーと今が交差するT-Pain
当日、T-Painは自身の代表曲だけでなく、Michael Jackson「P.Y.T.」やFugees「Ready or Not」といった名曲のカバーも披露。
2000年代の記憶と現在の存在感、その両方で観客の心を掴んだ。
そして、彼のTwitchでの配信活動なども相まって、「過去の人」ではないと証明してみせた。
Drakeは今、PARTYNEXTDOORとの欧州ツアー中。
さらに謎の女性「Julia」探し、音楽評論家Anthony Fantanoとの口論再燃、そして新作アルバム「ICEMAN」の“出す出す詐欺”で話題を独占中である。
混乱こそが彼の武器なのだろう
T-PainとDrake、あの頃の敵が明日の盟友に?
Drakeがあれだけ叩かれた「Rich Baby Daddy」を、T-Painが公衆の面前で再生した意味は重い。
それはただのトラックではなく、過去の確執を利用したマーケティングであり、T-Pain新曲投入への布石でもある。
もしかすると近い将来、T-Pain × Drakeのコラボがすこーしの確率で待ち受けているのかもしれない