「Dr.dre ヘッドホン」と聞いて、真っ先に“Beats by Dr. Dre”を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。beatsはドレのプロデュースした製品だと知っていましたか?街中でもたまに見かけますが、友人は背景を知らなかったそうで意外だったのをよく覚えています
このヘッドホンは、音楽プロデューサーとして世界的に有名なDr. Dre(ドクター・ドレー)がプロデュースし、2008年に発売開始されて以来、瞬く間に世界の定番アイテムとなりましたね。
Beatsヘッドホンの特徴は「重低音重視の迫力サウンド」と、スタイリッシュなデザイン。
ヒップホップだけでなく、ポップスやダンス、R&Bなどあらゆるジャンルの音楽を“ライブ感たっぷり”に楽しめる仕様です。
AppleがBeatsを買収したことで、iPhoneユーザーやプロのDTMerにも“モニター用”や“制作現場”の新定番として普及しています。
Dr. Dre本人が使った伝説のミキシングコンソールが超高額で落札
そんな「Dr.dre ヘッドホン」の生みの親としても知られるDr. Dreですが、
今回また新たな形で“現場のリアル”が注目を集めています。
彼が実際にN.W.A.、エミネム、ケンドリック・ラマーらとの制作現場で使ってきたSSL 4000 G+ミキシングコンソールが、
アメリカのオークションで約2,500万円(165,000ドル)という驚きの価格で落札されたのです。
この金額は、ヒップホップ系の機材オークションとしては史上最高額。
(RZAの伝説的ドラムマシン“Enter the Wu-Tang”使用機が過去に約1,050万円で落札されたのを大きく上回る記録です)
購入者のRyan Zurrer氏は「このDr. Dreのサウンドを支えたコンソールを仲間とシェアしたい」とコメント。
現在はグラミーミュージアムで展示中ですが、今後はニューヨークのヒップホップ・ミュージアムで一般公開予定とのこと。
ヒップホップ現場アイテムの価値が急上昇
今回のオークションは他にも西海岸ヒップホップのレアアイテムが揃い、
スヌープ・ドッグの直筆リリックやDJ Yellaのゴールドディスク、Xzibitの映画台本など、
ファン垂涎のコレクターズアイテムが目白押しでした。
さらにKid Cudiの激レアコレクション(ファレルの特注ペンダント、Ben Baller×村上隆チェーン、ヴィンテージTシャツなど)も出品され、
総売上は約1億3千万円(857,439ドル)と大盛況。
DTM・音楽制作視点からの考察
「Dr.dre ヘッドホン」も含めて、現場で本当に使われていたアイテムがここまで価値を持つのは、
“本物の音・本物の体験”が詰まっているからこそ。
DTMや音楽制作を志す人にとって、こうした逸品やストーリーは“モチベーションの源”であり、
自分のサウンドや機材選びに新しい視点を与えてくれるんだと思います。