金曜日, 6月 13, 2025

ラッパーたちの愛車に見える「暴走とリアル」ブガッティから戦車まで

ホーム » コラム » ラッパーたちの愛車に見える「暴走とリアル」ブガッティから戦車まで

ラッパーと車。この2つの関係は、昔からずっと魅力的だ。

筆者もそうだが、ラップを聴きながら“この人って何乗ってんだろ?”って調べたことがある人、少なくないと思う。だが最近、そのガレージだけじゃなく、リスクや報いの影もちらつくようになってきた。

まず語らずにいられない、ブガッティ・シロンの異常さ

ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+。

時速490km。もう“車”というより、空に浮かびそうな数字だ。

  • 8.0L W16 クアッドターボ
  • 馬力1600
  • 価格はゆうに4億円以上

この車を持ってる人間は、地位も金も“やり切った人”だろうと思ってしまう。

実際、リル・ウェイン、トラヴィス・スコット、Birdmanなど、ブガッティに到達したラッパーたちは、もはや別次元にいる存在だ。

けど最近、スピードよりも“意味”が問われている気がする

スピードを極めた先に何がある?

ド派手なカスタムの奥にあるのは、ただの見せびらかしじゃないか?

そんな自問に答えるように、ラッパーたちはそれぞれの表現で自分の車を選んでいる。

狂気を感じる愛車たち(でも目が離せない)

  • 50 Centのロケットカーは、見るたびに「これ合法なのか?」と心配になる。
  • リル・ウージー・ヴァートの戦闘用ベントレーには、機関銃が装備されてる(らしい)。
  • チーフ・キーフは、アニメの“スクービー・ドゥー”を完全再現したランボルギーニで街を走る。ある意味天才。
  • ドレイクの青いコンセプトカーは、20フィート級の“走るアート”。金もセンスも振り切れてる。

筆者が思うに、これらの車って全部、「曲を出す代わりにガレージで作品作ってハマってる」感じに近いのでは。


ラッパーたちが落ちた闇もまた、車に映っている

成功と紙一重で“暴走”があることも事実。

以下は、逮捕されたラッパーと彼らの愛車、そしてその背景である。

  • Big Lurch:血まみれのメルセデスC55。PCP中毒で終身刑。
  • GlockNine:ブラックのレンジローバー。殺人未遂で懲役7年。
  • Honeycomb Brazy:マセラティ+ロールス。銃器所持で実刑。
  • Tory Lanez:フェラーリ、マクラーレンなど高級車だらけ。銃撃事件で10年。
  • NBA YoungBoy:カモ柄ウラカンから戦車まで。銃器で2年弱の刑。
  • Lil Durk:推定6000万ドルの車群。殺人請負の容疑で収監中。
  • Diddy:4台以上のマイバッハを含むコレクション。訴訟と収監中。

筆者としては、こうした“車に宿ったカルマ”にゾクッとすると同時に、「彼らはなぜそこまで突っ走ったのか」を考えてしまう。

でも、そんな中で“静かにカッコいい”ラッパーたちもいる

ここで一旦、派手さじゃない“リアルな成功”を感じさせる車たちを紹介したい。

ラッパー車種モデル年価格(USD)
ケンドリック・ラマーメルセデス Gクラス2018年$123,600
ジョイナー・ルーカスSherp Pro XT(軍用バギー)2019年$124,995
メソッドマンメルセデス SL 55 AMG2003年$125,000
XXXTentacionBMW i82016年$140,700
バスタ・ライムスランボルギーニ・ムルシエラゴ2006年$150,000
アイス・キューブベントレー フライングスパー2017年$189,000
キッド・カディメルセデス SLS AMG2011年$189,600
チャイルディッシュ・ガンビーノダッジ バイパー ACR2017年$198,500
ロジックアウディ R82020年$198,850

驚くほどバランスが取れていて、それぞれの個性もちゃんと見える。

ラッパーによるのだろうが信念を感じる車選びがあるのだろう。

VIA

VIA

コメントを残す

Latest

ARTICLES