水曜日, 5月 14, 2025

ジョン・レジェンド、カニエの悲しい没落ぶりについて率直に語る

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John Legend(ジョン・レジェンド)がレジェンド歌手になる前、2000年代初頭Kanye West(カニエ・ウェスト、本名Ye)のバックシンガー兼キーボード奏者として活躍していたのはご存じだろうか?彼はカニエとの密接な関係のおかげで大ブレイクを果たし、今日に至っている。ジョン・レジェンドにとってカニエ・ウェストはキャリアにおける恩人的ポジションにいるのだ。ふたりは長年にわたり、仕事でもプライベートでも非常に親密な関係にあり、元妻のKim Kardashian(キム・カーダシアン)とChrissy Teigen(クリッシー・テイゲン)も同様であった。しかし、2016年にカニエが初めてドナルド・トランプを公に支持した頃から、二人の間に亀裂が生じ始めたという。そしてつい最近、カニエはジョンから反ユダヤ主義および反黒人主義の発言について公に批判された。

レジェンド歌手は、タイム誌とのインタビューでこう述べた。「当時のカニエはとても情熱的で、才能に恵まれていて、自分自身だけでなく周りの人たちのためにも大きな夢を抱いていた。彼は非常に楽観的で、創造性に溢れていた。…今自分らが目にしているような、反ユダヤ主義や反黒人主義への執着は、僕には全く見えなかったよ。彼の退廃を見るのは悲しい」また彼はウェストが変わり始めたのは2007年の、彼の母親Donda(ドンダ)の死後だと主張した。「彼の精神分析をする資格はないと思うんだけどさ、2007年に彼の母親が亡くなってから、明らかに変化があったんだ。彼の堕落はその時から始まって、最近になって加速しているようだ」

オスカー受賞シンガーは以前、ウェストの大統領選への出馬を拒否したことが原因で、二人の関係に亀裂が生じ始めたと明かしていた。「僕が言いたいのは、彼の大統領選への出馬を支持しなかったことで彼はとても腹を立てていたということだよ。それが僕たちの友情にひびが入った本当のきっかけだった。今後どうなるかは分からないけど、彼は僕が彼を支持せず、Joe Biden(ジョー・バイデン)を支持したことでとても腹を立てていた。彼がそれを乗り越えられるかどうかは彼次第だね」

2018年、カニエはジョンとのテキストメッセージのやり取りのスクリーンショットを公開している。その中でジョンは、カニエのトランプ氏への支持を「再考」するよう促していた。メッセージの一つには「君はあまりにも強力で影響力があり、彼の人格や信念を支持するには力がありすぎる…君を愛する人たちは今、裏切られたと感じている。なぜなら、トランプ氏の政策が、特に有色人種にどれほどの害をもたらしているかを知っているからだ」と書かれていた。「これを君のレガシーの一部にしてはいけないよ」それに対しカニエは「俺が選挙に出馬した時、ジョン・レジェンドとBig Sean(ビッグ・ショーン)は二人とも、民主党にあっさり利用されて、自分らの人生を変えた男を攻撃した。あれは売国奴みたいなもんだ。どっちも俺は好きじゃねぇ」とこぼしていた。

ご存知の通り、カニエさんの問題行動は年々悪化の一途を辿り、2021年初頭にはキムとの離婚に至った。それ以来、このラップ界の問題児はオンラインで激しいヘイトスピーチを繰り返し、当然ながら自身の評判は地に落ちてしまった。一か月前に「裏切り者リスト」たるものを作成し、発表していた同氏。その中に、ばっちりジョン・レジェンドとビッグ・ショーンの名前も挙がっていた。殿のご乱心はまだまだ続きそうだ…。

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