金曜日, 4月 25, 2025

Lil Durk、保釈金2億円超の条件提出、連邦殺人教唆事件の審理が進行中―イスラムを通じて受刑者とつながる。

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現在、殺人教唆の容疑で連邦裁判中のラッパーLil Durk(リル・ダーク)が、拘留中にイスラム教を通じて他の受刑者たちと心を通わせているという。

そんな中、彼の裁判に新たな進展があった。

アメリカ・ロサンゼルスの連邦裁判所が、彼の保釈条件を見直すための公聴会を5月8日に実施すると発表したのだ。

これは、彼の弁護チームが申し立てた「拘束状態の再検討」に対する正式な対応で、再び自由の可能性が開かれた形となる。

保釈に向けた新たなプランとは?

Lil Durk側は、今回の公聴会に向けて新しい保釈プランを用意している。かなり本気の内容だ:

  • 90万ドル相当の不動産を担保に提供
  • Alamo Records(彼のレーベル)から100万ドルの現金保証
  • ビジネスパートナーからの15万ドルの追加支援
  • 24時間体制の民間セキュリティ
  • GPSなどを使った厳重な監視体制

弁護側は「これだけ揃っていれば、逃亡や再犯のリスクはかなり下がる」と主張している。

容疑の内容と背景

Durkは2024年10月に逮捕され、ライバルラッパーQuando Rondo(クァンド・ロンド)を標的にした殺人計画を支援した疑いがかけられている。

この事件は、2022年にロサンゼルスで起こった銃撃事件で、Rondoの従兄弟Lul Pabが命を落とした件に関わるとされており、背景には2020年のKing Vonの死があるという。

だが、Durkと弁護チームは一貫して容疑を否定しており、検察側が証拠として挙げたもの(楽曲の歌詞やファンによる映像作品)に対しても「信頼性が低い」と反論している。

たとえば「Wonderful Wayne & Jackie Boy」という曲の中のバースが問題視されたが、それは事件の7ヶ月も前に録音されたものであり、全く関連がないというのが彼らの主張だ。

SNS上でのファン考察や映像も証拠として提出されたが、これも「事実ではなく推測に過ぎない」と切り捨てている。

チャンスはまだある

実はLil Durk、昨年12月に保釈が一度却下されている。そのとき裁判所は「地域社会に危険が及ぶ可能性がある」と判断していた。

とはいえ、今回のように保釈条件を再び検討してもらえる機会が与えられたのは大きな進展だ。

32歳の彼にとって、これは“再スタート”のための一歩かもしれない。

5月8日の公聴会で、裁判所がどう判断を下すのかに注目が集まっている。

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