水曜日, 4月 2, 2025
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DJマスタード、ケンドリック・ラマーの新作『GNX』での言及に驚きを示す

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DJマスタードの経歴は目を見張るものがある。

一躍注目を浴びたのは、YGの「My Nigga」や「Who Do You Love?」Tygaの「Rack City」などのヒット曲をプロデュースしたことによるものである。1番の功績はケンドリック・ラマーとのコラボレーションで初のナンバーワンシングル「Not Like Us」を獲得なのかもしれない。

Toglenn, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons
LOS ANGELES – MARCH 14: DJ Mustard arrives for the 2019 iHeartRadio Music Awards on March 14, 2019 in Los Angeles, California. (Photo by Glenn Francis/Pacific Pro Digital Photography)

この楽曲は、2024年を代表する名曲であり、史上最高のディストラックのひとつとして語り継がれるだろう。マスタードはケンドリックの「Pop Out」ショーに出演し、「Not Like Us」のミュージックビデオにもカメオ出演している。ケンドリックの内輪に深く関わる人物として知られる彼だが、11月22日に突如リリースされた新作アルバム『GNX』には驚きを隠せなかったという。

マスタードはBillboardのインタビューで、このリリースについて次のように語っている。

「俺にとっても他のみんなと同じくサプライズだった。来年の年明けか、スーパーボウルのタイミングで出るんじゃないかって思ってたんだ」

彼がアルバムリリースを知ったのは、ケンドリックが発表直前に投稿したスニペット動画を見たときだったそうだ。ジムにいるときにその動画を見たマスタードは、多くのファンと同じように、「アルバムはもうすぐ来る」と考えたという。しかし、実際にはその1時間後にリリースされた。

「感謝祭かと思ってたよ。みんなが家で集まってるタイミングで出すのかなって。そしたら10分後にはアルバムが出てたんだ」と振り返った。

TV Off」の共同プロデューサーとしての貢献

マスタードはケンドリックの計画について事前に知らされていなかったが、『GNX』で重要な役割を果たしている。アルバムのハイライト曲として挙げられている「TV Off」の共同プロデュースを担当しており、トラック制作に携わった。マスタード自身も、この楽曲のインストゥルメンタルがアルバムに収録されることは知っていたが、完成版を聴いたのはリリース後のことだった。「どう思ったかって?正直に言うと興奮したよ。ビートで自分の個性を出すのは得意だと思ってるけど、完成形を聴いたら想像以上だった」と彼は語る。

「TV Off」の制作には、他にも数多くの才能あるプロデューサーが参加している。ジャック・アントノフ、サウンウェイヴ、カマシ・ワシントン、ショーン・モンバーガーなどの名がクレジットされており、彼らとの共同作業の中で、マスタードは自身の音楽性をさらに引き出したという。

Not Like Us」とのつながり

マスタードは「TV Off」を、ケンドリックとのコラボ曲「Not Like Us」の自然な後継曲だと見なしている。どちらの楽曲も西海岸らしいフレーバーを持っており、「TV Off」のビートの一部は、マスタードが別々のタイミングで制作したものを組み合わせて完成させたものだという。ケンドリックはそのビートにすぐ反応を示し、楽曲制作が進んだ。

ケンドリックのクリエイティブな才能について、マスタードは「彼は史上最高のラッパーだ」と称賛を惜しまない。また、「ケンドリックが俺に新しいプロデューサータグを与えてくれたかもしれない」とも語り、今後の楽曲制作にも期待を寄せている。

結論

マスタードは『GNX』のサプライズリリースに驚きながらも、ケンドリック・ラマーとのコラボレーションが自身のキャリアにおいて大きな意味を持つことを改めて実感したという。『GNX』は、西海岸ラップの進化を象徴するアルバムであり、ケンドリックとマスタードのパートナーシップが今後どのように発展するのか注目される。Via

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