火曜日, 12月 2, 2025

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体験談「市販薬でも人は壊れる──Kodak Black、Juice WRLD、そしてブロン錠に沈んだA子さん」

  これは、友人A子さんが話してくれたブロン錠のことです。 壮絶な体験をしている彼女と同じような境遇にいる方に届けばいいなと思い執筆させて頂きます彼女は3年間、市販の咳止め薬「ブロン錠」を飲み続けていました。最終的には、1日に1瓶。 ブロン錠には「ジヒドロコデイン」が含まれていて、これはコデイン系の成分です。つまりれっきとしたオピオイド(麻薬性鎮痛薬の一種)なんです。 市販薬だから安全、というわけじゃなくて、作用も依存性も、“静かに進むオピオイド依存”そのものらしいのです。 そんな彼女が、今少しずつ元の自分を取り戻しつつあります。そのきっかけになったのが、「1ヶ月にたった1錠だけ減らすこと」と「記録すること」でした。 ⸻ 「私は、音がクリアに聴こえる気がしてた。でも、感情が死んでいった」 「最初は、眠れない日が続いてて。夜にブロンを飲むと、音楽がもっと深く響くような気がしたの」 そうA子さんは話してくれました。音楽が好きだった彼女にとって、“感覚が拡張された気がする”ブロン錠は、魅力的すぎる存在でした。 けれど、それは感情を麻痺させるための麻酔でもありました。気づけば、作りたい音楽も、書きたい詩も浮かばなくなっていたそうです。 ⸻ フェンタニルで捕まったKodak...

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