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Lil Wayneがグラミーに選ばれなかった理由──『Tha Carter VI』

via @Lil Wayne instagram 2026年のGrammy Awardsが終わった。 その夜、Lil Wayneは短く一言だけ言った。「Congrats to the nominees...

Jay-Z無敵説を考察!DJ Akademiksらの問題提起について

ここ最近ニュースでよく目にするエプスタイン文書。エプスタイン文書とは、米国の富豪Jeffrey Epstein(ジェフリー・エプスタインー未成年者への性的虐待で起訴、拘留中に死亡)に関する捜査・裁判・証言・通報などの関連資料をまとめて公開したものである。 その文書と、ヒップホップ界の大物たちの過去が再検証される流れが強まっている。先日、DJ Akademiks(DJアカデミクス)がライブ配信で行ったJay-Z(ジェイ・Z)に関する発言が波紋を呼んだ。彼はヒップホップ界の超大御所を「断罪」したわけではないが、なぜ疑問そのものが語られないのかという点に強い違和感を示していた。本稿では、 他のアーティスト(R. Kelly、Dr. Dre)との比較 エプスタイン関連文書の正しい読み方を通してこの問題に迫ってみようと思う。 DJアカデミクスの問い ここでhnhh誌の記事を簡単に訳したものを紹介する。 「誰も話したがらないことが一つあると思う。それは、音楽メディアやカルチャー評論家、ポッドキャスターたちの姿勢が非常に偽善的だということだ」と彼は語った。「ジェイ・Zを即座に擁護する必要はない。人々は疑問を持っているし、もし知っている、あるいは当時その場にいたなら、その疑問を明確にする手助けをするべきだ。いくつか質問がある。ジェイ・Zは未成年だったFoxy Brown(フォクシー・ブラウン)と関係を持ったのか? そこに我々が見落としている何かがあるのか?未成年だったAaliyah(アリーヤ)と関係を持ったのか?Beyonce(ビヨンセ)と出会った時はどうだったのか……」 さらに彼はこう続けた。「どうしてこういう話し合いができないんだ?あの時代のアーティストたちについては、話題にしたくない“守る側のグループ”がいるように感じる。もし今の時代のアーティストだったら、間違いなくもっと厳しく検証されていただろうな」 DJアカデミクスのジェイ・Zに関する最新の発言は、司法省がジェフリー・エプスタイン事件に関連する数百万点の文書を公開した数日後に出たものだ。これらの文書には、ロック・ネイション創設者であるジェイ・Zの名前も、他の数えきれないほどの著名人とともに含まれていた。 ただし、この件についてメディアの扱い方を批判しているのはアカデミクスだけではない。文書公開の直後、筆者も愛聴しているラジオホストCharlamagne Tha God(シャラメイン・ザ・ゴッド)は自身の番組『The Breakfast...

優勝者にはMV制作のプレゼント!?配信者dominguapが新たな楽曲バトルの企画を始動させる

全国のラッパーたちに朗報だ。 数々の原石を発掘し、登竜門的存在としてシーンに名を刻んできた配信者dominguapが、新たな新人発掘企画を始動させた。 新人発掘企画「#JP_UNDERGROUND_SONGWARS」始動! アンダーグラウンドヒップホップアーティストを発掘している配信者・dominguapが、1月25日より優勝賞品付きの新人発掘企画を始動させた。 その名も「 #JP_UNDERGROUND_SONGWARS 」 。 https://youtube.com/shorts/0F91HbSb1JQ?si=1sDZBjTL0ZbAGrqL 見事優勝を手にしたアーティストにはPxrge TrxxxperやX 1ark、Jahxncho、Sh1tなど、名だたるアーティストたちを世に解き放ってきたSlumhoodstarによるミュージックビデオ制作が贈られる。 さらに、完成したビデオはSlumhoodstarの公式チャンネルにて公開予定となっており、キャリアを大きく前進させる絶好の機会と言えるだろう。 本企画では複数のビートが用意されているため、参加ラッパーは自身のスタイルに最適なビートを選択可能となっている。裏を返せば、自らの強みを確実に理解し、それを最大限に引き出せなければ、この熾烈な“蠱毒“を戦い抜くことはできないということだ。 プロデューサーの募集期間は既にスタート! なお、プロデューサーの募集は既にスタートしている。 募集期間は1月25日(日)から2月14日(土)23時59分までの約3週間。募集しているビートのジャンルはGlo、Rage、Jerk、Pluggの4種で、いずれも現在のアングラシーンを象徴するアツいジャンルだ。 プロデュース面に自信のあるビートメイカーにとっても存在感を占める絶好の機会となること請け合いだ。 ラッパー募集は2月16日(月)から開始 ラッパー募集期間は2月16日(月)から3月13日(金)の23時59分まで。ラッパーたちは自身の応募動画をX(旧Twitter)やTiktokにて「#JP_UNDERGROUND_SONGWARS」のハッシュタグを付けて投稿する必要がある。 「我こそは」と参加を希望するラッパーおよびプロデューサーは、以下のリンクよりdominguapのDiscordコミュニティに参加し、募集要項をチェックしよう。 https://discord.gg/SMPJzmZj5C シーンの次世代を担うアーティストが生まれる瞬間を見逃すな。  その他の関連記事 【速報】BETアワード2025受賞結果まとめ!ケンドリック無双&SZAやDoechiiが話題に 【深掘り解説】Polo GとYZERRの共演は序章か?FORCE MAGAZINEが描く世界戦略を徹底分析 Wack...

NLE Choppaが新曲「KO」でNBA YoungBoyに痛烈ディス——2PacとMJへのオマージュを重ねた“道徳”論争

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要点から

Key Takeaways

  • NLE Choppaは新曲「KO」でNBA YoungBoyを直接批判し、影響力の倫理について提起した。
  • 曲は2Pacやマイケル・ジャクソンをオマージュし、ディスの伝統とポップ文化を融合させている。
  • リリックはNLEの過去作との整合性に疑問を投げかける一方で、若者への影響を批判する。
  • 2人の間には2022年からの未清算な歴史があり、今回の「KO」で対立が再燃した。
  • 「KO」はノスタルジーを攻撃に転化し、今日的なメッセージが込められた作品である。

メンフィス出身のNLE Choppa(=NLE The Great)が新曲「KO」でNBA YoungBoyを名指しで批判した。ビートは2Pac「Hit ’Em Up」と同系統のサンプル使い、映像では『Smooth Criminal』『Thriller』を想起させる装いと演出を導入。歌詞では「若者を毒している」とYBの影響力に道徳的異議を唱えつつ、自身の過去作との“整合性”を問うブーメラン批判も招いた。ディスの伝統、ポップ・アイコンの引用、アルゴリズム時代の“ロールモデル”観を一つの作品で接続した点が本作の核である。 

何が起きたのか

10月30日(JST)、NLE Choppaが「KO」をリリースした。冒頭からNBA YoungBoy(YB)を名指しし、若年層への悪影響を指摘するラインを連打。映像は2Pacとマイケル・ジャクソン(MJ)への明確なオマージュで構成され、ヒップホップのディス伝統 × ポップ史の記号を“戦術”として組み合わせている。

ビジュアル設計——2PacとMJが同時に立ち上がる理由
• 2Pac文脈:代表的ディス曲「Hit ’Em Up」のサンプル系統を踏襲。NLEは衣装でもPac像を再演し、“正面衝突の美学”を視覚化した。 
• MJ文脈:『Smooth Criminal』風のスーツ、『Thriller』の小ネタが随所に挿入され、悪(スリラー的怪物)と正義(スムースな処刑人)という倫理の二項対立をMV全体で寓話化している。 

リリックの核心——“影響力の責任”を突く

本作の矢はライムの巧拙だけでなく、影響力(インフルエンス)の倫理に向く。NLEはYBのメッセージが若者に与える負の効果を直球で批判する一方、SNSでは「“Slut Me Out”の彼がそれを言うのは矛盾では?」という反発も噴出。正しい主張 × 語り手への不信(Right message, wrong messenger)という、現代的なディベート構図が可視化した。 

背景——NLE vs YBの“未清算”史

両者の火種は2022年のYB「Know Like I Know」周辺まで遡る。キング・ヴォンを巡る発言/文脈から緊張が高まり、その後“本気のビーフではない”と和らいだ空気もあったが、今回の「KO」で休戦ラインは再び消えた。時系列で見ると、休止→復帰→名指し再燃という“復帰の狼煙”としてのディスである。 

文化的読み解き——ディスは“道徳”を測る秤になったのか

90年代のディスはテリトリー/リスペクト/技術の問答が中心だった。2020年代後半のディスは、そこに「倫理」や「コンテンツ・責任」が重なる。アルゴリズムで巨大化した“キャラ”と“カルマ(模倣と拡散)”をめぐり、アーティスト同士が教育的役割(Role Model)を互いに要求し始めている——本作はその潮目を象徴する。MVのMJ引用は、“ショーとしての悪”と“演者の責任”を二重露光する装置として機能している。

受け止めと波紋

リアクションは二極化。支持派は“YB批判の論旨”を評価し、懐疑派はNLEの過去曲との整合性を突く。YBサイドの周辺反応も拾われ、ディスの第二ラウンド(返答/スルー/皮肉)への関心が拡大中だ。プラットフォーム横断のトラフィック(Spotify/YouTube/Instagram)とEC連動(「KO」関連グッズ)までの導線設計も目立つ。 

本作の位置づけ——“オマージュ×攻撃性”ハイブリッドの到達点

「KO」はノスタルジー(2Pac/MJ)を“攻撃の演出”に転化しつつ、メッセージの攻撃対象を“人物”から“影響力の倫理”へとスライドさせた点で今日的である。直接的な罵倒に終始せず、誰が語るかまで含めた“語りの正当性”を作品内に仕込んだところが、単なる煽り合いを超えるポイントである。

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編集注:本稿は“速報”ではなく、ディス曲の文化的位置づけを主眼に再構成している。翻訳の置換や引用に依存せず、映像記号・系譜・倫理論点の分析を加えた“二次創作性の高いレビュー/解説”。

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