Lil Wayneを支持するNicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)。彼女が再びラップ界に波紋を広げている、とのこと。今回の標的は、ヒップホップ界の巨頭、Jay-Z(ジェイ・Z)である。
「Hovに借りがある」Nickiの突然の主張
Nicki Minajは自身のX(旧Twitter)で、Jay-Zが自分に1億〜2億ドルの支払い義務があると発言した。
投稿では「利子も溜まってる」と警告しつつも、「それでもTOP5には入ってる」と皮肉交じりの愛情も添えた。
「私たちはすでに約1〜2億ドルを計算済み。Jay-Z、 karma(業)の借金を清算しましょう。まだあんたは私のTOP5にいるけどね」
(Nicki Minaj, Xより)
ファン支援への想いも明かす
続く投稿では、この“返金”で一部のBarbz(ファン)を大学に通わせたいという意志を示した。
「Jay-Zが私に払うべきお金の一部を使って、私のBarbzを大学に行かせる。学費やローンの支払いに使います」
(Nicki Minaj, Xより)
Nickiは「#StudentOfTheGame」という独自の慈善活動も展開している。
Tidal売却をめぐる不満が背景に
この主張の背景には、Jay-Zが関わっていた音楽ストリーミングサービス「Tidal」の売却がある。
Jay-ZはTidalをNicki、J. Cole、Rihannaらと共同運営していたが、2021年にJack DorseyのSquareに約3億ドルで売却。
Nickiによると、彼女は本来「巨額の配当」を受け取る予定だったが、実際に提示されたのはたった100万ドルだったという。
この件に関しても、ファンの投稿にNickiは絵文字付きで反応しており、不満の声が高まり続けている。
楽曲でもJay-Zにチクリ?
さらにNickiは、Lil Wayneの楽曲「Banned From NO」のリミックスでもJay-Zに間接的な言及をしている。
「NFL、一部の連中をクビにしてから、あたしたちを呼ぶのね」
これは、Jay-ZがNFLとの関係性を活かし、Super Bowl LIXのハーフタイムショーにKendrick Lamarを選出した件に対する皮肉だと言われている。
NickiはLil Wayneを支持しており、Jay-Zの判断に納得していない様子がうかがえる。