HIPHOP界の因縁が再燃している。
現在進行中のディディ(Diddy)の性加害および人身売買裁判をめぐり、50 Centまたも痛烈な皮肉をSNS上で繰り返し投下しているのだ。
ディディを告発する新たな訴訟がニューヨーク州で提起され、その中で被害を訴える女性が、彼の“局部”に関する衝撃的な描写を明らかにした。「大きなTootsie Rollのようだった」という表現や、「イッティ・ビッティ・ディディ(とても小さなディディ)」と形容されるなど、その記述内容はネット上でも大きな話題を呼んでいる。
これに対して、50 Centは黙っていなかった。自身のInstagramでこの記述のスクリーンショットを引用し、「Tootsie Roll、左へ、右へ、前へ、後ろへ、そして今すぐスライド(笑)だから端っこで自慰してるんだろ!」と、楽曲の歌詞をもじった投稿を行った。
Tootsie Rollは元々アメリカのチョコレートキャンディの名前ですが、スラングとして使われる場合、主に男性器を指す婉曲表現(とくに小さくて太め)
今回の記事でも使われているように、「Tootsie Roll」は 短くて太いペ◯スを連想させる比喩として使われることがあるのだ。形や色がキャンディと似ていることからである
カシーの証言にも即反応
この裁判の渦中で、ディディの元恋人カシー(Cassie)が法廷で証言を行った。彼女は、自身のマネージャーとされていたジェームズ・クルーズが実際には「片手を縛られたような状態」で、すべての決定にディディの承認が必要だったと主張している。
50 Centはこの証言を取り上げ、「クルーズが証言台に立ったら、ディディは電気椅子行きかもな」とコメントし、さらに裁判の展開を煽った。
尿プレイ疑惑にも皮肉で応戦
ディディが性的嗜好として“尿プレイ”を好んでいたという告発も、50 Centの攻撃対象となっている。裁判初日、検察側の証人として登場した男性性労働者は、「ディディに命じられてカシーに排尿した」と証言。
検察官エミリー・ジョンソンは、カシーが「ディディに命じられて男性の排尿を口に受け、窒息しそうだった」と述べたことを明かしている。
これに対し、50 Centは小便をしている少年の彫像の画像をInstagramに投稿し、「ディディが言ったんだよな──口にってな(笑)」という皮肉たっぷりのキャプションを添えた。
ディディと彼の弁護団は、これらの告発に対してこれまで通り全面的に否定しているが、新たな訴訟や証言が続く中、世間の注目はますます高まっている。
50 Centによる“煽り芸”が今後も続くのか、そして裁判がどのような結末を迎えるのか。HIPHOPシーンにおけるこの騒動は、まだまだ終わりが見えないように感じる