カニエ・ウェスト(Kanye West)が、入院していたラッパー、リル・ウージー・ヴァート(Lil Uzi Vert)の健康状態について最新情報を伝えた。
報道によれば、4月21日(月)の午後、ニューヨーク・ロウアーマンハッタンにて「体調不良者」との通報があり、救急隊が出動。リル・ウージー・ヴァートは高級コンドミニアムから担架で運び出され、救急車に搬送された。交際相手であるJTも常にそばに付き添っていたという。
翌22日も詳細は明かされなかったが、その後、カニエ・ウェストがX(旧Twitter)上で「UZIは無事だ」とファンに向けて安心のメッセージを発信した。投稿には、プロデューサーのデジタル・ナス(Digital Nas)とのやり取りのスクリーンショットも添付されており、その中には「脱水症状と言われているが、もっと深い事情がありそうだ」「ヴァートの従兄弟が無事を確認した」とのメッセージが残されていた。
一方で、カニエ・ウェスト本人は、ナチズムや極右シンボルとの関連性で再び大きな論争を巻き起こしている。
TMZによると、ウェストは現在ロサンゼルスで「フーリガン・クワイア(Hooligan Choir)」のキャストオーディションを実施中であり、「アフリカ系アメリカ人男性」を募集しているという。オーディション会場は学校近くの倉庫で行われ、倉庫周辺には「スワスティカ(ナチスの鉤十字)」の着用に「抵抗のない人物」という要件も掲示されている。
さらに、倉庫の外壁にはスワスティカの落書きが確認され、向かい側の小学校からも目視できる状態になっていると伝えられている。周辺住民からは、ウェストの楽曲「Black Skinhead」や「Carnival」が繰り返し流れる騒音についても苦情が寄せられており、警察は過去2か月間で複数回の通報を受けていると明らかにした。
警察は現在、騒音問題とスワスティカの落書きについて正式に調査を進めているが、カニエ・ウェスト本人はこれらの件について未だコメントを出していない。
リル・ウージー・ヴァートの無事が確認された一方で、カニエ・ウェストの問題行動はさらに世間の注目を集めている状況であるようだ。