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Kai Cenat、Drakeの『Nokia』MVを酷評──“本来こうあるべきだった”と自ら演出を実演

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人気ストリーマーKai Cenat(カイ・セナット)が、Drake(ドレイク)の最新ミュージックビデオ『Nokia』に対し辛辣な批判を展開し、自身のTwitch配信にて「こうするべきだった」として独自の演出案を熱演してみせた。

ドレイクの『Nokia』は、彼の新作プロジェクト『$ome $exy $ongs 4 U』の中でも際立ってポップな楽曲であるが、KaiはこのMVに関して「面白みに欠ける」と率直に評価。「この曲には象徴的な演出なんて必要ない。ただ楽しくてキャッチーなんだから、もっとシンプルで体感的なビジュアルにするべきだった」と語り、まるで自身がMVの監督であるかのように、ローラースケートやアーケードを舞台にしたシーンを即興で演出した。

実際のMVは、ドレイクと長年タッグを組むTheo Skudraが監督を務め、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)との確執を強く意識させる描写が随所に散りばめられている。特に終盤、電柱の上に6羽のフクロウが佇むショットは、ケンドリックの名曲『Not Like Us』における“フクロウ(=DrakeのレーベルOVOの象徴)”との対比構造を思わせるものである。

さらに『Nokia』のMV内では、ケンドリックがSuper Bowlで披露したパフォーマンスやダンスを思わせる動きが挿入されており、ケンドリックとの因縁を暗に示す“ダブルミーニング”が構成の中核を担っている。また、ゲーム『Snake』へのオマージュも盛り込まれており、“周囲には裏切り者(スネーク)が多い”というドレイクの心情がにじみ出ているとも読み取れる。

このMV公開は、『Nokia』のチャート推移にも明確な影響を与えている。同楽曲は初登場で全米Billboard Hot 100の10位を記録後、いったんランク外に落ち込んだが、MV公開後には7位に再浮上。これは、2023年のヒット曲『First Person Shooter』以来となる、ドレイクにとって久々のチャート巻き返しの兆しである。

ただし、その座を奪い返すためには、現在6週連続で1位を独走しているKendrick LamarとSZAによる『Luther』という強敵を越える必要がある。ドレイクとケンドリックの間にある緊張感と比較構造が、ここでも如実に表れている。

Kai Cenatの指摘は、MVの技術や構成というよりも、「曲そのものの空気感をどう映像で表現すべきか?」というアートディレクションの核心を突く批評である。象徴主義的な演出とストレートな楽しさ、どちらを優先すべきか──この対比こそが、現代ヒップホップにおけるビジュアル表現の本質的な議論といえるのではないだろうか。

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