ケンドリック・ラマーが2025年のグラミー賞で大暴れ!
代表曲「Not Like Us」がソング・オブ・ザ・イヤーを受賞し、見事5冠を達成しました!
今年、ケンドリックは7つのノミネーションを獲得し、グラミーに挑みました。プレミア・セレモニーでは「Not Like Us」で最優秀ミュージックビデオ賞、最優秀ラップソング賞、最優秀ラップパフォーマンス賞を受賞。この時点でもかなりの快挙ですが、ソング・オブ・ザ・イヤーとレコード・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされていたことで、「さすがにここまでは無理では?」という声もありました。なぜなら、ライバルにはテイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンター、チャーリーXCXといったポップ界の超大物が勢ぞろいしていたからです。
ですが、そんな予想を覆し、ケンドリックは堂々とレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞。さらにその数分後にはソング・オブ・ザ・イヤーまでも獲得し、観客を熱狂させました! これで彼の通算グラミー受賞数は22個に到達。ヒップホップの歴史に刻まれる、まさに伝説の夜となりました。
授賞式のスピーチでは、プロデューサーのMustardと盟友Dave Freeとともに登場し、「Not Like Us」のMVでCrip Walkを披露したホイットニーにもリスペクトを表しました。
一方、この曲のディス対象であるドレイクは、現在オーストラリアに滞在中。タイミング的には絶妙だったのかもしれません。しかし注目すべきなのは、「Not Like Us」がドレイクによる訴訟問題を抱えながらも、5冠を達成したという事実です。ドレイクは現在UMG(ユニバーサル・ミュージック・グループ)を相手に、名誉毀損で訴訟中ですが、そんな状況でもこの曲が圧倒的な評価を受けたのは、それだけ世間に与えたインパクトが計り知れないという証拠でしょう。
ヒップホップがここまでグラミーで支配的になったのは前代未聞のことです。今回の受賞結果を見ても、ケンドリック・ラマーが史上最高のラッパーの一人であることに、異論はないのではないでしょうか。。VIA