ラッパーの6ix9ineが、2023年3月にフロリダ州のLAフィットネス内で発生した暴行事件を受け、同ジムを提訴したことが明らかになった。襲撃事件では、6ix9ineが浴室で3人の男により暴行を受け、顎、肋骨、背中などに重傷を負った。現在、同事件の加害者として3人が逮捕されているが、今回6ix9ineはジムに対し「セキュリティの不備」による過失を訴えている。
訴状によれば、LAフィットネスは顧客に対して十分な安全対策を提供していなかったと主張されている。また、従業員が適切なセキュリティ対応を学んでいなかったこと、事件発生後に警察への通報が遅れたことも問題視されている。この過失が原因で6ix9ineは暴行被害だけでなく、屈辱や医療費、収入の減少、生活の質の低下など、計り知れない損害を受けたとしている。訴訟では1億円以上の損害賠償を請求しているという。
事件後、6ix9ineは自身のInstagramでフォロワーにメッセージを投稿した。「2年間、警備なしで歩いてきた。これを宣伝するわけじゃないけど、隠れていたわけじゃないことを分かってほしい」と語り、「ガソリンスタンドやスーパーマーケット、レストランで何度も俺を見た人がいるだろう」とコメントしている。
また、襲撃について「卑怯だが、ストリートにはルールがない。俺をターゲットにする理由がないのに、勝手に首を突っ込んできたのは変だ」と述べた。さらに、「命が助かってよかった。ファンのみんなに感謝したい」とも付け加えた。Via