水曜日, 4月 2, 2025
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バッド・バニー、トランプ集会で侮辱されカマラ・ハリスへの支持を表明

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プエルトリコのスーパースター、バッド・バニー(ベニート・アントニオ・マルティネス・オカシオ)がカマラ・ハリスを支持する姿勢を見せた。インスタグラムでハリスのビデオを再投稿し、多くのファンにメッセージを伝えたが、その背景には意外なタイミングが影響している。というのも、先週末、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたドナルド・トランプの集会で、コメディアンのトニー・ヒンチクリフがプエルトリコを侮辱する発言を行ったのである。ヒンチクリフはプエルトリコを「ゴミの浮かぶ島」と揶揄し、これに対し多くのプエルトリコ人やファンが反発。そんな中、バッド・バニーはカマラ・ハリスのプエルトリコに対するスタンスに共感を示すかのように投稿したのだ。

ハリスのビデオでは、彼女がプエルトリコについて語り、特に2017年のハリケーン・マリアの際のトランプ政権の対応を強く批判している。ハリスはプエルトリコの人々が直面した苦難に対し、米国政府がどれほど支援を怠ってきたかを指摘し、多くのプエルトリコ人の共感を集めている。バッド・バニーのビデオ投稿も、この問題に対する彼自身の姿勢を象徴するものとして注目されている。

バッド・バニーが本当に注力するもの、それはプエルトリコの未来

しかし、ここで重要なのは、バッド・バニーがアメリカ大統領選よりもさらに深刻に捉えているのはプエルトリコの政治状況だという点だ。この1本のハリスのビデオが彼の支持の表明であるかもしれないが、それ以上に彼はプエルトリコの二大政党間の対立や、長年続く植民地状態に強く関心を寄せている。実際、最近の彼の投稿や声明では、現状維持派と州昇格支持派の対立を超えて、進歩的な候補者を支持するよう訴えている。プエルトリコは長年、米国によって経済的にも政治的にも不平等な扱いを受けてきたが、バッド・バニーはこれを変えたいと願っているのだ。

彼がインスタグラムでハリスのビデオを投稿したのは、その支持を示すだけでなく、彼女の政策がプエルトリコの問題にどう向き合うのかという疑問を投げかける意図もあると考えられる。実際、彼がインスタグラムのストーリーで何度もハリスの顔にズームインする様子は、多くの人に強い印象を与えたが、その真意は慎重に読み取る必要があるだろう。

プエルトリコの未来に希望を

バッド・バニーの行動には一貫して「プエルトリコのために」というメッセージが込められている。アメリカ本土にいるプエルトリコ出身の人々も、この姿勢に共感している。侮辱的な発言や偏見に対抗しつつ、彼は故郷の人々のために声を上げ続けているのだ。

また、バッド・バニーはケンダル・ジェンナーとの関係も注目されているが、現在彼が最も注力しているのは、彼自身の音楽とプエルトリコの未来であることは間違いない。彼が2024年を通じて行っている活動も、そうした信念を示すものだ。選挙まで残りわずかとなった今、彼の行動はファンや支持者にとっても大きな意味を持っている。プエルトリコの未来が気になる方は、この機会にぜひ関心を寄せていただきたい。Via

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