P ディディ(Diddy)ことショーン・コムズが性的人身売買および組織犯罪に関連する容疑で逮捕された事件に、さらに衝撃的な展開が浮上しています。新たな証言者として、男性の性的サービス提供者がグランド・ジュリー(大陪審)に登場し、ディディが関与する「フリーク・オフ」と呼ばれる性的パーティーに参加するよう指示を受けたと宣誓証言を行いました。これにより、P ディディに対する追加の容疑が今後起訴される可能性が高まっています。
新証言:男性性的サービス提供者が語る「フリーク・オフ」
今回の証言は、P ディディの性的パーティーに関するこれまでの噂を一段と強固なものにする内容です。TMZによる報道によれば、グランド・ジュリーでは、この男性性的サービス提供者が州境や国際的な移動を伴ってディディの指示に従ったかどうか、さらに性行為に対する対価として現金や電子送金が行われたかが問われました。これにより、州を越えた移送と性的搾取に関する連邦法違反の可能性が再び注目されています。
検察側は現在、さらに証人を集め、P ディディに対する「スーパースーディング・インダイトメント」(追加起訴状)の準備を進めているとされています。これまでに明らかになっている情報によれば、今回の証言者はディディ逮捕後に名乗り出た2人目の男性であり、彼が主張するパーティーの詳細が注目を集めています。
追加証拠:映像とプロファー協定
先週、別の男性性的サービス提供者も検察との協力に応じており、彼は「プロファー協定」に署名し、自己負罪のリスクなしに証拠を提供する立場を確保しています。この証人は、2023年5月にアトランタからマイアミに飛び、ある女性と性行為を行った際、P ディディがその行為を撮影していたと証言しています。映像が存在することで、検察の主張が証拠としてさらに強固なものとなり得ます。
プロファー協定によって、証人は自らの関与が罪に問われることなく、詳細な証拠を提供することができます。この証拠には、性的行為の記録やパーティーの運営手法に関するものが含まれているとされ、今後の裁判で大きな焦点となるでしょう。
強制か、合意か:両者の対立する主張
検察側は、これらの「フリーク・オフ」がディディの強制によるものであり、女性たちが薬物、暴力、脅迫、さらには恐喝によって性的行為に参加させられたと主張しています。また、男性性的サービス提供者が州や国を越えて移送され、性的行為に関与したともされています。これに対し、P ディディの弁護士であるマーク・アグニフィロは、すべての行為が合意の上で行われたものであり、p ディディに対する告発は根拠のないものだと強く反論しています。
アグニフィロは、「これらは合意した大人同士が行った行為です。我々はこの国で性行為を悪と捉えすぎてはなりません。もしそうであれば、人間の存在そのものがなくなってしまうでしょう」とニューヨーク・ポストに語り、p ディディの無実を強調しました。また、TMZに対してもディディは自らの裁判で証言する意欲を見せており、法廷で全てを明らかにすることを楽しみにしているとコメントしました。
次のステップ:ディディの今後と裁判の行方
P ディディは現在、3つの連邦罪に問われています。これらは、組織犯罪共謀罪、性的人身売買、そして売春を目的とした移送の罪です。裁判まで保釈なしで拘留されることが決定されており、今後の展開が大きく注目されています。
検察側がさらに証拠を積み上げ、P ディディに対する告発がどのように進展していくのかが焦点となります。一方、ディディ側は、合意のもとでの行為であるとし、無実を主張する姿勢を崩していません。彼自身が証言台に立つことで、この事件の真相が法廷でどのように明らかにされるのか、今後の裁判は多くの人々の注目を集めるでしょう。
現在、証拠の積み上げが進む中で、P ディディに対する新たな告発や起訴が行われるか、そして最終的にどのような結論が出されるのか、裁判の行方は予断を許しません。
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