音楽業界の女王、ニッキー・ミナージュが再び波紋を広げています。今回、彼女がターゲットにしたのは、ラップ界の大御所JAY-Zと、音楽業界の重鎮スティーブ・スタウトです。9月21日（金）、ニッキーはX（旧Twitter）を通じて、二人に対する怒りを爆発させました。その内容は、特にTIDALの売却に関する不満や、音楽業界内での不透明な取引に焦点が当てられています。
TIDALとは ?
TIDAL（タイダル）は、音楽やポッドキャスト、ビデオのストリーミングサービスで、主に高音質の音楽や高解像度のミュージックビデオ、そして独占コンテンツを提供しています。ハイファイ音質に対応しており、Jay-Zなどの有名アーティストが関与しています。また、他のストリーミングサービスに比べ、アーティストへの収益分配がより公正であることを掲げています。
TIDAL売却問題｜ニッキーが受け取らなかった「口止め料」
ニッキーはまず、TIDAL売却後に起こった出来事について、驚くべき事実を明かしました。彼女は、TIDALの売却に伴い、彼女に100万ドルの「口止め料」が提示されたものの、それを拒否したと告白しました。
「TIDALが売却された時、利益がなかったって言われて、オファーは100万ドルだけだったの」と彼女は笑いを交えながら説明しました。さらに、「弁護士から24時間以内に署名しなければならないと言われたけど断ったわ。そんなお金いらなかった,神の恵みがあればね」と続け、ファンに向けた感謝の気持ちも表明しました。
ニッキーが語ったこの内容は、TIDALの売却に関する報道と対立しています。彼女は、TIDALの共同所有者たち（ビヨンセ、リアーナ、カニエ・ウェスト）が890万ドルを受け取ったという報道に対し、「なぜ私の写真が使われているの？」と皮肉を込めてコメント。彼女は、この出来事が音楽業界の陰謀であることを示唆しました。
スティーブ・スタウトを名指しで非難｜契約問題と過去の疑惑
さらにニッキーは、音楽業界の重鎮であるスティーブ・スタウトに対しても、容赦ない非難を展開しました。彼女は、スタウトが「ニッキーがTIDALの契約を結ばなかったために報酬が支払われなかった」と主張していることについて、「初めて聞いた話だ。全ては仮説に過ぎない」と疑問を投げかけました。
彼女は続けて、スティーブ・スタウトやその他の業界の人物が過去に関わった問題についても言及し、彼らが「R. Kellyのビデオ撮影での虐待疑惑」や「子供やティーンへの虐待」に関与していたのではないかと指摘。「私に対する陰謀を企てるのは、自分たちの問題を隠すためだ」と彼女は語り、業界内の「カルマが回る」ことを強調しました。
JAY-Zとの対立が再燃｜スーパーボウル問題と個人的恨み
ニッキー・ミナージュとJAY-Zの間に続く確執も、再び表面化しています。最近では、2025年のスーパーボウルハーフタイムショーで地元ニューオーリンズ出身のリル・ウェインではなく、ケンドリック・ラマーが選ばれたことについて、ニッキーは「JAY-Zの個人的な恨みが影響している」と示唆しています。彼女はこれを明確には言及していないものの、暗に「業界内の陰謀」として批判している様子です。
また、ニッキーはTIDALの共同所有者としての立場についても、「私は何も受け取っていない」と強調し、他のアーティストが売却で報酬を得ている一方で、自身が不当に扱われていると主張しました。
まとめ｜ニッキー・ミナージュの攻撃は止まらない
ニッキー・ミナージュは、音楽業界の大物たちに対して次々と攻撃を続けており、その激しさは日に日に増しています。彼女はTIDALの売却を巡る金銭問題や、スーパーボウルの選出問題を引き合いに出しながら、音楽業界内での不透明な取引や陰謀を暴露し続けています。特にJAY-Zやスティーブ・スタウトに対する批判は過激さを増しており、彼女の怒りは収まりそうにありません。この一連の発言は、ニッキーの今後のキャリアや、音楽業界内での立ち位置にも大きな影響を与えることでしょう。
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