重要なポイント
- Kendrick Lamarは厳格な姿勢を持つが、実際にはファン、特に幼いファンへの愛情を大切にするアーティストである。
- 彼はオーストラリアのライブで9歳のファンKalinaの誕生日を祝った。
- ライブ中、KendrickはKalinaにバースデイソングを歌い、サイン入りのキャップをプレゼントした。
- これまでにもKendrickはライブ中に幼いファンを祝福した経験がある。
- 彼のファンへの愛情は、彼にとって大きな原動力となっている。
普段はストイックな姿勢を貫き、時には他のラッパーを敵に回すことも厭わないKendrick Lamar。その厳格なバイブスに、どこか近寄りがたい印象を抱く人も少なくないだろう。
しかし実際の彼は、自身のファン、とりわけ幼いファンにとっての「最高の瞬間」を届けることを何よりも大切にする、愛情深いアーティストなのだ。
ライブ中に9歳のファンを祝福
12月3日、オーストラリアのキャンベラで開催された『Split Milk Festival』に出演したKendrickは、ライブの途中でパフォーマンスを中断。その理由は、観客席にいた9歳のファン、Kalina Fowlerの誕生日を祝うためだった。
KalinaがABC Newsに語ったところによれば、彼女は客席から「今日は私の誕生日なの!」と叫び続けていたらしい。すると、Kendrickはその声に気づき、パフォーマンスを止め、彼女へと目線を送ったのだという。
「本当に人生で1番楽しい時間だった。これが人生初のコンサートだったの。」
祖父の肩に乗っていたKalinaを見つけたKendrickは彼女を指差し、名前を確認。観客と共にバースデイソングを歌い上げ、さらにサイン入りのpgLangのキャップをプレゼントした。
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その際、彼は以下のように述べている。
「彼女は最初からファンだったけど、今や“超”がつく程の大ファンだ!」
この一言にKalinaは全身で喜びを表現し、その目には思わず涙を浮かべていた。
彼女の祖父Robert Palmによれば、KendrickはKalinaのライブ中の様子に少なからず驚いていたようだ。
「多分、Kendrickは少しびっくりしていたよ。9歳の女の子がリリックを歌っていたんだからね。彼女は一言一句逃さず歌詞を覚えているんだ。」
この日のライブはKalinaの誕生日史上、間違いなく最高の1日になったはずだ。そしてサイン入りのキャップは、彼女にとって生涯の宝物となるだろう。というのも、彼女は次のように語っているからだ。
「みんなはキャップをひどく欲しがったわ。中にはお金で買おうとする人もいた。でも私は『このキャップには値段なんて付けられない。一生手放さないし、誰にも触らせない』って言ったの。」
過去にも同様の出来事が
実はKendrickがライブ中に幼いファンを祝福したのは、今回が初めてではない。
今月幕を閉じ、大成功を収めたKendrickとSZAによる『Grand National Tour』の最中にも、印象的な場面があった。
ライブ中、Kendrickは全曲をラップしていた12歳のファンLewis(あるいはLouis、Luis)を見つけると彼にマイクを渡し、名前を確認した後、観衆に向かってこう呼びかけた。
「今すぐLewisに盛大な歓声を送ってくれ!」
Kendrickにとって、純粋な情熱で声援を送ってくれる幼いファンの存在は、我々が想像する以上に大きな原動力となっているのかもしれない。 Via
