【今夜公開】FORCEドキュ——yzerrが語る「6人で作った奇跡」。あの2日間は、まだ終わっていない
最初の一言で、場の熱が戻ってきた。このFORCE FESTIVALの公式ドキュメンタリーが本日20:00に公開である。中心は主催のyzerr。彼が繰り返し語るのは「場所を作る」「6人でやり切った」「それでもお金はギリギリ」という現実である。夢だけではない。数字も汗も、言葉になっている。
yzerrの証言:
「いろんな人たちが関わってくれて、嬉しいなと思ったし、映像の仕切りとか、ビジュアル作る時があってくれて、嬉しいなと思ったし、いろんなスタッフが頑張ってくれてたから。ビジュアル作るところフライヤーとか映像の仕切りとか運営の制作エージェントとのやり取りから何から全部含めて関わってたのは6人しかいないわけ。1人何役なのってぐらいやってたから。この人数でこれを作れるってあり得ない。」
10秒でわかる、今日のポイント
- 20:00公開/主軸はyzerrのロングインタビュー
 - Magic City Tokyo——「みんなが乗り付ける“場所”を日本に」の構想
 - 実働6人でビジュアル・映像・運営折衝まで完走した事実である
 - チケットは(推計)約6億円、制作は(推計)8〜9億円で、満員でも回収は難しい構造
 - 来年も実施の意思表明。いま観ることが次への助走
 
「場所を作る」という話
「マジックシティを日本に持って行きたい」
yzerr
単発のイベントで終わらせない、という意思である。日常的に、人が理由を持って集まる。ここに行けば誰かに会える——その前提が音楽を続かせるのである。言葉の端々から“拠点”のイメージがにじむはずだ。
「6人」でやったという現実
「フライヤーも、映像の仕切りも、運営のやり取りも。全部合わせて6人」
yzerr
大手では見ないサイズ感である。意思決定が速く、動きも速い。だからこそ届いた景色があるのである。一方で、裏側には反省も山のように残ったという。完璧ではない。ゆえに次があるのではないだろうか。
お金の話、ざっくり言うと
- チケット売上(推計):3万円 × 約1万人 × 2日 = 約6億円
 - 総製作費(推計):8〜9億円
 - 差分(推計):2〜3億円の不足リスク
 
※いずれもインタビュー趣旨に基づく推計である。実績とは異なる場合がある。
「満員でも回収は難しい」は泣き言ではなく共有。数字を隠さないからこそ、応援の動線が見えるのだろう。正規チケット、正規の視聴、正規のコメント。その積み重ねが、次の景色を広げるていくのだ。
「来年へ」——約束というより宿題
「日本はもっと大きい市場になれる。来年は、もっとやばい景色を見せたい」
yzerr
「俺たちだけでは作れない」と言い切る姿勢が象徴的だ。主催も観客も業界も、同じ線上に立つ。その前提があるから、呼びかけは具体的になる。観る。広める。次へつなげる。これを有言実行したのが日本が誇るYzerrなのだ。
まずは観る(公式)
https://www.youtube.com/watch?v=VIDEO_ID
※一部の引用は聞き取りの難しい箇所を含むため、趣旨ベースの表記(要旨)。
編集後記
あの2日間の熱は、YZerrが作り上げた本当のHIPHOPの未来。映像になると静かに迫ってくる。派手さより、言葉の間や、6人という数字の軽さと重さ。観終えて最初にしたくなるのは、誰かに「観たか」と聞くことだと感じた。
