またもやKodak Black(コダック・ブラック)がやらかしました。今度はDJ Khaled(DJキャレド)に対して「F*ck DJ Khaled」とストレートな暴言をライブ配信で吐いて、ファンの間で大騒動になってい流ようで。配信を見ていたN3onも「えっ、?」みたいな顔で固まってしまうほどの衝撃発言。
でも実は、この発言の背景にはもっと深い話があるんじゃないかと思います。最近のヒップホップシーンを見ていると、単純な「ビーフ勃発」という訳じゃなさそうです。
NBA YoungBoyとの微妙な関係性
まず気になるのが、DJ KhaledがNBA YoungBoyの新作アルバムをプッシュしたタイミングです。Kodakは最近、インスタライブで「YBのアルバムはゴミ」って痛烈に批判してましたし、「あのアルバムは全然良くない」とまで言い切ってました。これってかなり珍しいことで、普通ラッパー同士って表立って作品をディスることはあまりない気がします。
しかもYoungBoy側も黙ってません。Kodakの元カノのMellow Rackzとコラボ曲を作るっていう、なんとも言えない間接的な嫌がらせみたいなことをしています。これを偶然って言うのはちょっと無理があるでしょう。明らかに意図的な動きだと思います。
レーベル運営のストレスと孤独感
さらに深刻なのが、Kodak自身のレーベル「Sniper Gang」での問題です。新しく契約したアーティストたちに対して「もう誰も契約したくない」って愚痴をこぼしてるのを見ると、相当なストレスを抱えてるのが分かります。
レーベルを運営するって、音楽作るのとは全然違うスキルが必要ですし、人間関係の管理も複雑になります。特にKodakみたいに直情的な性格の人には向いてないのかもしれません。「俺は音楽をやりたいだけなのに、なんでこんなビジネスの面倒まで見なきゃいけないんだ」って気持ちになってそうです。
薬物依存という見過ごせない要素
ここで避けて通れないのが、Kodakの薬物使用歴の問題です。特にパーコセット(オピオイド系の強力な鎮痛剤)への依存は、彼の行動パターンや感情のコントロールに大きな影響を与えてきました。
オピオイド依存って、単純にハイになるだけじゃなくて、感情の起伏が激しくなったり、判断力が鈍ったりします。リハビリ施設に何度も入退院を繰り返してるのも、この薬物がいかに手強い相手かを物語っています。
今回のキャレドへの暴言も、もしかしたら薬物の影響で感情のブレーキが効かなくなった結果なのかもしれません。SNSやライブ配信って、思ったことをすぐに発信できちゃうので、依存症の人にとっては危険な環境とも言えます。
業界の”政治”に疲れ果てた男
DJ Khaledって、ヒップホップ界では「コネクター」的な存在ですよね。いろんなアーティストをまとめて大きなプロジェクトを作るのが得意で、業界の政治的な部分もうまく立ち回る人です。でもKodakにとっては、そういう「政治的な動き」自体がストレスなのかもしれません。
「なんでYoungBoyのアルバムをプッシュするんだ?俺のことはどうなんだ?」みたいな嫉妬や孤独感もありそうです。特に薬物依存で精神的に不安定な時期だと、そういう感情が爆発しやすくなります。
ファンとの距離感の変化
最近のKodakを見ていると、ファンとの関係も微妙に変わってきている気がします。昔はもっと愛されキャラだったのに、今は「また何かやらかした」って呆れられることが多くなりました。
でも考えてみると、これってSNS時代の宿命かもしれません。アーティストのリアルすぎる部分が見えちゃうので、理想化された「アーティスト像」とのギャップに戸惑うファンも多いはずです。
今後の展開を予想してみる
DJ Khaledがこの発言にどう反応するかが注目ポイントですね。Khaledって基本的にポジティブなイメージを大切にする人なので、直接的な反撃はしてこないと思います。むしろ「愛で返す」みたいなスタンスを取りそう。
でもそれがKodakにとってはさらにイラつく要因になるかもしれません。「上から目線で許してやる」みたいな態度に見えちゃう可能性があります。
人間らしすぎるアーティスト
結局のところ、Kodak Blackって「人間らしすぎる」アーティストなんだと思います。薬物依存の問題、ビジネス面でのストレス、人間関係の複雑さ。普通の人が抱える悩みを、そのまま世界に向けて発信しちゃう人です。
それが魅力でもあり、同時にリスクでもある。今回のキャレド発言も、きっと彼なりの複雑な事情があってのことでしょう。ただの「炎上狙い」じゃなくて、本当に心の中にあるモヤモヤが爆発した結果だと思います。
今後も彼の動向から目が離せませんが、願わくば音楽に集中できる環境を見つけて、また素晴らしい作品を作ってほしい。