ピノキオに逃げるドレイク…その狙いは?
ホットな話題ですが、先日ドレイクは、ライブストリームで“ピノキオ”から逃げる演出を取り入れ、『Iceman』シリーズ第2話として公開しましたよね。
このシーンは、ドレイク自身が仕掛けた演出ですが、多くの視聴者からは「痛々しい」と厳しい声が上がっているのです。ピノキオというキャラクターが意味するものに注目した視聴者も多く、「嘘つき=ケンドリック ラマー」への皮肉では?といった見方もチラホラ。
ただし、童話の深いストーリーを理解せず使ってしまったことで、逆にドレイク自身が“嘘の世界に生きる男”と見られてしまう皮肉な結果になっているようです。
“おとぎ話の40歳”と言われたコンセプトとは?
ピノキオをあらゆる場面で使うドレイクの姿に、「おとぎ話の40歳男」という皮肉も飛び交っています。
ファンの中でも、「アルバムのコンセプトが迷走している」「過去に築いたイメージを崩している」といった意見が目立ちます。
注目を集めるための仕掛けとしての演出かもしれませんが、それが本当にアーティストとしての価値につながっているのか、疑問視されているのが現状です。
セントラル・シーとの新曲「Which One」も酷評?
ドレイクとセントラル・シーがコラボした新曲「Which One」は、『Iceman』のセカンドシングルとしてリリースされましたが、これも評価は芳しくありません。
特に批判が集中しているのは、ドレイクのUKアクセントの使い方です。「わざとらしい」「文化の盗用」といった声が上がっており、かえって不自然さが際立ってしまった印象です。
アルバム制作が“数字狙い”に見えてしまう理由
ドレイクは今や音楽を「表現」ではなく「計算」で作っているように見えるとのこと。
たとえば、シングルの再生回数や反応を見て、アルバムに入れるかどうかを決めているといった話が出ています。
こうした姿勢に対して、「魂が感じられない」「音楽が死んでいる」という表現で落胆するリスナーも。かつての革新性や深みのある作品づくりとは一線を画すスタンスに、ファンからも厳しい視線が向けられています。
ヒップホップ全体への影響も無視できない
この一連の流れは、ドレイク個人の話にとどまりません。
一部のリスナーは「ヒップホップの知性や創造性そのものを壊してしまう」とまで言及し、業界全体に悪影響があると警鐘を鳴らしています。
ドレイクの姿勢が“チャート至上主義”を助長しているのは確かであり、それがアーティストにとって本当に良いのか、今一度考えるタイミングなのかもしれません。
今のドレイクに何が起きているのか?
『Iceman』エピソード2と「Which One」は、話題にはなったものの、内容への評価は賛否というより「否」に傾いている印象です。
かつてのドレイクとは違う、何かズレた方向に進んでしまっている…そんな空気を多くの人が感じているのではないでしょうか。VIA