アルバム『ICEMAN』を制作中と明言
遂にだ。Drakeが新作アルバム『ICEMAN』の制作を明かした。
舞台は英国バーミンガムのライブ会場。満員の観客を前に、Drakeはこう語った。「今、アルバム『ICEMAN』を作ってる。話すことは山ほどある。」
これは、Kendrick Lamarとの激しいビーフ以降、初のソロプロジェクトとなる。
注目が集まるのも当然である。
先行シングル「What Did I Miss」が全米2位デビュー
先日リリースされたリードシングル「What Did I Miss」は、Billboard Hot 100で初登場2位を記録。
Drakeの商業力は依然として健在である。
彼はこのヒットに対して、さらなる意欲を見せた。
「1位のサプレッサー(消音器)をつけたんだ。すぐにでも奪いにいくよ。曲が変わればルールも変わる。」
この発言には、音楽チャートを”制圧する”という自信が滲んでいる。
Pusha Tは冷淡な反応──「自分向けじゃない」
しかし、すべてのリスナーがこの新曲を歓迎しているわけではない。
かつてのライバルPusha Tは、この曲について「No. Just not for me.(いや、自分には合わない)」とバッサリ。
それ以上は語ろうとしなかった。
過去の抗争に対するPusha Tの立場
Pusha Tは以前、**「もはや語るべきことは何もない」**と語っていた。
カナダでの公演を無事に終えた自身の体験に触れながら、こうコメントしている。
「本気でやった。あれはダンスじゃない。だからもう、何かをぼかして言うつもりは一切ない。」
Drakeとの過去の因縁を完全に清算したという姿勢が見て取れる。
「訴訟」という行動に対する批判
さらにPushaは、DrakeがKendrick Lamarとの件でUMGを訴えたとされる行動についても皮肉を込めてこう述べた。
「ラップを越えてるよ。訴訟?もう評価できないね。アートとしての重みが消えてしまう。」
この発言は、法的手段に頼ることがヒップホップの本質を損なうという強い批判を含んでいる。
『ICEMAN』はDrakeの分岐点となるか
『ICEMAN』は、Kendrick Lamarとの衝突を経たDrakeが何を語るかに注目が集まる作品である。
今後のリリース動向と、チャートでの動きに注目していきたい。VIA