最近フェンタニルで世間を賑わせているKodak Blackですが、、唐突に自身のInstagramストーリー上でNBA YoungBoyを名指しで批判。最近取り上げたサウスですがどちらも、まったく違う種類のストリートサウスです。
Kodak Blackはフロリダ州ポンパノビーチ出身で、移民文化が色濃い海沿いの南部で、音楽はメロウで気だるい感じです。
一方、NBA YoungBoyはルイジアナ州バトンルージュ出身で、内陸の土着的な黒人文化に根ざしたラッパーです。感情をむき出しにしたリリックや哀しさのあるメロディが特徴ですよね
そして今回Kodackの対象となったのは、YoungBoyの最新アルバム『Make America Slime Again(MASA)』。
「あのアルバム、マジでゴミ。YoungBoyの音楽は好きだけど、今回のは無理」
この発言が投稿されるや否や、SNSでは「Kodak vs YB」が急浮上。
ファンの間で再びビーフ再燃の空気が広がっています。
コラボからビーフへ。二人の関係はどこで壊れたのか?
KodakとYBの関係は、2017年の「Water」や「Chosen One」などの共演で一気に近づきました。
当時は“若きストリートスター同士”の象徴的なタッグとして、多くのファンに歓迎されていましたよね。
しかし2018年、Quando Rondo(YBの仲間)がKodakのSniper Gangグッズを燃やす動画が投稿され関係が悪化。
さらに2019年には、YBがKodakの元恋人と交際し、火種は一気に深まりました。
刑務所からSNSへ、すれ違い続けた2020年代
Kodakが46か月の刑を受けて服役中だった2020年、彼はYBが「警察に協力した」と非難。
この発言に対し、YoungBoyはInstagramライブで反論し、完全に関係は冷え込みました。
その後、2023年には一度FaceTimeでのやりとりが公開され、「和解した」と話題になりましたが、今回の発言を見る限り、その和解は表面的なものだったようです。
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なぜ“MASA”が引き金になったのか?
YoungBoyの新作『Make America Slime Again』は、愛国心とストリートの誇りをテーマにしたコンセプト作。
しかしKodakはこれに対し「内容が薄い」「音楽として成り立っていない」と評価。
かつてYBの音楽を「好きだ」と語っていた本人からのこの発言は、まさに“核心的な拒絶”とも言えるものでした。
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Trump恩赦コンビに何が起きたのか?
実はKodak BlackとNBA YoungBoyは、どちらもトランプ元大統領から恩赦を受けた“数少ないラッパー”としても知られています。
政治的にもリンクしていた二人がここまで衝突するのは異例。
業界では今後、再び大型ビーフに発展する可能性も指摘されているそうです。